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あかつき桃の特徴や値段、旬の時期について、元反社の私がまとめます

あかつき桃は、現在私が育てている桃の品種の1つです。

今回は、あかつき桃をもっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、「あかつき」の特徴や値段、旬の時期について、元反社で、現在は桃農家の私がまとめていきます。

「あかつき」とは

「あかつき」は、桃の代表的な品種である「白鳳」と「白桃」とを交配させた品種で、神奈川県平塚市にあった果樹試験場で1952年から育成が行われ、1979年に品種登録されました。

現在では「白鳳」や「川中島白桃」と並ぶ桃の主要品種の1つとなっています。

「あかつき」の特徴

果実の重さは250~300gほどで、果肉が締まっていてややかための日持ちの良い桃です。

果皮の地色は白ですが、日光が当たった部分は明るい紅色に染まります。

果肉は白っぽい淡いクリーム色で少し紅色が混じっていて、甘味が強くて酸味とのバランスが良く、果汁を豊富に含んでいます。

また、「あかつき」は無袋栽培が可能です。

「あかつき」の主要な産地

「あかつき」の主要な産地は、次の通りです。

1位:福島県 813ヘクタール 51%
2位:長野県 268ヘクタール 17%
3位:山梨県 181ヘクタール 11%
4位:山形県 116ヘクタール 7%
5位:香川県  67ヘクタール 4%

農林水産省統計

美味しい「あかつき」の見分け方

「あかつき」は色づきの良い品種ですので、全体的に果皮が紅色に染まったものがおすすめです。

果皮の一部に緑がかった部分が残っているものは、まだ完全に熟しきっていません。

また、割れ目の縫合線の左右が対称でバランスがとれた形のものがおすすめです。

「あかつき」の食べ方

普通に皮をむいてくし形にカットしてそのまま食べるのが一般的ですが、コンポートにしたりジャムにすることもできます。

また、桃のタルトなどデザートのレシピとしても美味しく食べることができます。

「あかつき」の保存方法

キッチンペーパーや新聞紙などで包んで乾燥を防ぎ、直射日光の当たらない涼しい場所で保存してください。

果肉がかたいものは、この状態で1~2日ほどおくとや柔らかくなり美味しくなります。

長期保存の場合は、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙などに包んで保存用ポリ袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

「あかつき」の値段

「あかつき」の値段は、大きさやランク、購入場所によって値段にはばらつきがあります。

相場は次の通りです。

・産地近くの直売所でSサイズで200~300円程度
・市場に流通しているS~Mサイズで300~400円程度
・箱入りの贈答用で400~600円程度
・最高級クラスにで1玉700円以上

「あかつき」の旬の時期

「あかつき」の旬の時期は、一般的に7月下旬~8月末です。

「あかつき」の主要な産地は福島、長野、山梨の順で、7月中旬頃から山梨産が出始めて、8月に入ってから福島産が出回ります。

ぜひ、あかつき桃を食べてみて!

福島を代表する桃の品種「あかつき」は、果肉が締まっていて、甘味も絶妙。

お口の中がさっぱりするような爽やかな美味しさのある桃です。

夏頃に出回るので、見かけた際にはぜひ食べてみてください!

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