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RSR22 day1健忘録

2022年8月、817日ぶりに野外音楽フェスへ。
このイベントへ参加するのはすごく葛藤があったけど
自分の今までの頑張りへの褒美とこれから先の活力として行くことを決心した。

朝5時に集合。やれ眠れなかっただの、ネイルの色説明や、行くまでの道順などを話しつつ石狩へ。わたしはフェス行く道では必ずコンビニでイチゴジャムパンを買って食べる。もう何年も前からだ。このとき以外ジャムパンを買って食べることはない。なんとなくのフェスに向かうジンクスのようなもの。817日ぶりのジャムパンは安っぽい味がした。Creepy Nuts、SUPER BEAVER、クリープハイプと、出演アーティストの音を車内でかけまくる。スマホの充電を気にしつつ。

道中2回程トイレ休憩を挟み、知ってる道が近づくにつれ自分の鼓動も早くなるのがわかる。
他の車の荷物具合や乗り込んでいる人の服装をチラチラ気にして会場へ。

さすがに会場は規模も小さくなっているが賑わいや期待感はいつも通り。久しぶりのフェスとあってどうすれば良いのか戸惑いつつも荷物運び。今年のリストバンドは水色の爽やかなイラスト。あんまり好みではないがこれを付けているという事実だけで嬉しいのだ。

今年は運営が最初のチケット販売を出し渋り落選続きだった。最後のさいごで取れたチケットは6枚。うちテントサイト付きは売れたが3枚は売れず。1人あたり6万のチケットとなった。ただみんなで「3年ぶんのチケット代と思えば…」「金額より思い出だよ」と何とかこの金額を肯定し受け入れようとするわたしたちの姿はかなり必死で面白かったはずだ。

石狩では昨日から雨が降ったり止んだりを繰り返し会場が所々水溜り・泥沼になっていた。自分たちのテントサイトに着くまでにわたしの靴は必死に耐えていたものの、テントサイト【カニ】9-1に着いたときにちょうど死んだのであった。会場に着いて約2時間弱の出来事である。

すぐにテント設置に取りかかる。去年、6月とプレキャンプをしたかいがあった。要領良くテキパキと1時間強で出来上がる。色々な準備を済ませいざ、ビールへ!
例年よりもカップが小さくなっている…値段は一緒なのに…
コロナによる影響なのか少し寂しさも感じながら乾杯。
この一杯目の瞬間が最高で最高。

テントでひと息ついたところでご飯を食べる。わたしはハシャギ過ぎたのとフイッシュ&チップによる大量の油にて不調・熱中症気味に。グッズ販売に出掛ける二人を見送り昼寝。→熱中症悪化。さっそく頭痛薬に頼ることとなる。持ってきた8錠のイブだけが頼り。
ついでに友達も頭が痛いと言い出し2錠渡す。来年からは箱で持っていこうと決めた時であった。

いよいよ13時半よりSUPER BEAVERのステージが始まる。「後ろの方でいいよね」なんて言ってたがサンステに入るといつものようにグングン前へ。右側画面5列目くらいから鑑賞。久しぶりのサンステで音楽が鳴った瞬間、涙腺が崩壊しそうになる。ぶーやんの声が予想以上にキレイで感動してしまった。この数週間の色々が走馬灯のように頭の中に流れる。本当に来て良かった、後悔ない。と心の中で反芻する。美しい日から始まり観客の手拍子がより涙を誘う。突破口・予感・アイラヴユー・名前を呼ぶよと、耳馴染みのあるセトリが流れる。歌いだしでウルっとしてしまった人としての歌詞にグッとくる。東京、最後は青い春でテンションをあげてくれた。あーー!はじまったよ!RSR!!

そのままクリープハイプをサンステで。いつも通り世界観はボソボソ喋ってMC聞き取れなかったけど、ナイトオン・ザ・プラネットをしてくれたときはドキドキした。

小さなステージへ長岡亮介の顔を観に行く。チラッと観たら満足しちゃって冷たいコーラを注文。うめぇーー!
OAUを後ろの方で芝生に座りつつ鑑賞。そこで3年ぶりに会う友達と合流。OAUをBGMにしながら3年間の空白期間報告会。

あっという間に18時。熱中症や眠さもあったりテンション上げっぱなしだったりしたためややグッタリとテントで休憩。スマホをイジりゴロゴロしている中遠くでYOASOBIが聞こえる。TwitterではYOASOBIが素敵だとかikura可愛すぎるだとか絶賛の声が流れる。えっ?これって行かなきゃじゃない?足早にサンステへ。全然知らない曲2曲続いた時は来るんじゃなかったと後悔したが怪物のイントロで我慢していた分弾けまくった。サンステの中に入れずほぼ画面でしか見れない距離だったけどそれでもYOASOBIが大好きになった。

日も落ちていよいよ今回のメインCreepy Nutsへ。少し早めに向かうも1つ前のずっと真夜中でいいのに。が予想以上に混んでいる。それもそのはず。わたしたちと同じ考えの人たちがわんさかいるんだもの。本当ならば最前列を狙うはずだったが、あまりの人の密度があることで怯んでしまった。
はじめてRSRで見たCreepy Nutsはrainbowの小さい箱でいちばん後ろの方。聖徳太子ラップをしてたR-指定が格好よく見えた。JOINALIVEで最前列で見たCreepy Nutsはまだまだ観客は少なくて。でも松永が跳ねたりまわったり煽ったり格好よくてずっと観てた。
今じゃ前に行くのも怖いくらい人が詰めている。やっと肉眼で見えるくらいの位置で待機。

21時。最初から板の上の魔物。この曲をするとは思わずぶち上がるだけ。次によふかしのうた。合法的トビ方ノススメ。松永が煽りまくってスマホで動画撮っていた姿が印象的。2way nice guy、生業、パッと咲いて散って灰に、と新曲名曲と続く。Bad OrangeはMVが公開されてから何度も聞いてたから思わず口ずさんでしまう。MC後にかつて天才だった俺たちへ。堕天もリリースしたばかりだったから慌てて曲覚えて、松永のストーリーで他フェスのタオルまわしの予習済み。この2ヶ月間車内でかかっていたのびしろ。もう大声で歌いたい!声出したい気持ちが最高潮に。最後に幾多りらをゲストに呼んでばかまじめ。
あぁ…楽しかった…凄かった…。余韻がすげーー。これだけで来た甲斐があった。

すっかりCreepy Nutsに魂を抜かれてしまったので放心状態でテントへ戻る。おにぎりと豚汁をお腹に入れてダラダラと寝る準備をして就寝。
夜になっても暑さは変わらず寝苦しいが疲労もありスマホ画面を見つつ寝落ちする。
来て良かった…来て良かったと改めて噛みしめる。少しの罪悪感をかき消すために。