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【解説記事】プラチナ1到達記念 命削り0真竜のすべて

みなさん、どうも初めまして。ジンと申します。
皆さんマスターデュエルやってますか?

私も時間の合間を縫ってちょこちょこプレイしておりまして、とうとうプラチナ1に到達することができました。

今回は、そんな私の真竜デッキの解説、回し方、各種デッキへの印象等をまとめていきたいと思います。くっそ長いのですが、どうぞご覧ください。

皆様、どうか最後までご覧ください。

デッキレシピ

モンスター×8
インスペクト・ボーダー×2
真竜導師マジェスティM×2
真竜戦士イグニスH×1
真竜拳士ダイナマイトK×3

魔法×18
テラ・フォーミング×1
命削りの宝札×3
強欲で謙虚な壺×3
ライトニング・ストーム×2
真帝王領域×2
ドラゴニックD×1
次元の裂け目×2
真竜の継承×1
真竜凰の使徒×3

罠×14
神の宣告×3
王宮の勅命×1
スキルドレイン×2
虚無空間×1
帝王の溶撃×3
真竜皇の復活×2
真竜の黙示録×2

1.真竜デッキとは?強みについて

真竜デッキとはアドバンス召喚が主体のデッキです。

真竜モンスターは「自分フィールドの永続魔法、永続罠をリリースして表側表示でアドバンス召喚できる」という特徴があります。つまり、下級モンスターを必要とせず、簡単にリリース素材を獲得することができます。

真竜デッキの強みについては以下があります。

・攻撃力2000オーバーのモンスターたちによる高い継戦能力
・真竜魔法罠の高い除去能力
・各種制圧魔法罠との相性の良さ
・特殊召喚を必要としないことから強力なドローカードの採用

ざっとまとめるとこんな感じです。
一言で言うと「相手にのみ影響のある永続魔法罠で制圧しながら高打点で殴り続けるメタビートデッキ」です。詳しいことについては、カード解説で紹介します。


2.真竜デッキの歴史

ちょっとだけ昔話をさせてください。興味のない方は飛ばしても構いません。

第9期、2017年に発売されたパック「マキシマム・クライシス」で登場した当時から、そのデッキパワーは非常に高く、かつ出張性能もあったため、環境の第一戦で活躍してきました。

同時期に登場したカードとして「十二獣」があります。当時は「十二獣真竜」というデッキが大流行していました。初動はそこそこだが継戦能力が高い真竜と、初動が強いがドランシアが死ぬと継戦能力に乏しい十二獣の相性は抜群で、圧倒的なパワーで環境を蹂躙していきました。

今回私が使う「0真竜」も、「十二獣真竜」ほどのデッキパワーはなかったものの、第二線級クラスのパワーは有していて、当時流行っていた他のデッキとも十分に渡り合えるほどでした。

その結果、真竜は禁止カード2枚、制限カード3枚という、とてつもない規制を喰らいました。

実は規制が緩和された現在も禁止カードと制限カードがそれぞれ1枚ずつ存在します。それだけデッキパワーは時代の進んだ現代遊戯王に決して負けないデッキになっております。

ちなみに、現在も禁止カードに指定されている真竜モンスターは、ポッと出てきて、激強耐性を得ながら、カードを破壊し尽くすクソぶっ壊れカードなので、2度と帰ってこないでしょう。むしろ、出張されてみんな使うから帰ってこないでくれ。


3.各種カード解説、採用理由

レシピの上から順に解説してもいいのですが、真竜というデッキ自体がわからない人もいると思いますので、真竜と言うデッキの動きに沿って、解説していきます。

3-1.真竜魔法

真竜魔法カードは「真竜の継承」と「真竜凰の使徒」です。

真竜魔法は1つの固有効果と2つの共通効果を持っています。

まず共通効果から

②自分メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。 

②の効果は自分のメインフェイズにカードの効果でアドバンス召喚する効果。召喚権を消費せずアドバンス召喚できるカードであり、冥帝従騎エイドスのように実質召喚権を増やすことができます。

③の効果は、墓地へ送られると相手の魔法罠を1枚割ることができます。表裏の指定がないため、厄介な永続魔法、フィールド魔法を割ることも、怪しい伏せカードも除去することができます。
真竜は永続魔法罠をリリースするため、リリース素材にすれば③の効果を簡単に発動することができます。

固有効果はどちらもドローソースとなっています。
・真竜凰の使徒
使徒は墓地のカード3枚を戻して1ドローできるという簡易的な貪欲な壺。真竜は1枚で爆アドを取るというよりも、少しずつアドを取っていき、継戦能力で勝負するデッキです。その継戦能力の中心にあるのがこいつであり、リソースを常に回復しながら戦うことができます。使徒は必ず1枚デッキにないと、リソースを回復することができなくなるため、3枚採用することで、墓地に戻すカードに余裕を持たせています。2枚だと必ず1枚は墓地の使徒を戻さねばならなくなります。

・真竜の継承
継承はフィールドから墓地へ送られた真竜カードの種類だけドローします。序盤ではあまり活きづらいカードのため1枚採用になってはいますが、2枚でも良いとは思います。
基本的には1ドローが基本です。現在禁止カードと制限カードの真竜が3積みできた頃は、尋常じゃない数の真竜カードがフィールドから墓地に行っていたので、3ドローも余裕だったのですが、今は1ドローできればよし。と言った感じです。


3-2.真竜罠

真竜罠カードは「真竜皇の復活」「真竜の黙示録」です。

真竜魔法と同様に真竜罠も固有効果が1つ、共通効果が2つあります。

②相手メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。 

②の効果は相手メインフェイズに真竜をアドバンス召喚できる効果。③の効果はフィールドから墓地へ送られるとフィールドのモンスターを破壊できる効果を持っています。
②の効果は相手ターンに発動する効果のため、メインフェイズであれば発動条件の無いスペルスピード2の誘発即時効果、いわゆる「フリーチェーンのクイックエフェクト」というやつです。
この効果で、真竜魔法か真竜罠を素材にアドバンス召喚すれば、リリースした魔法罠の効果で相手のカードを除去することができます。
つまり、実質的に「フリーチェーンの除去カード」であり、ここが真竜の大きな強みになります。
盤面に真竜罠、手札に真竜モンスターを構えることによって、相手モンスターをいつでも除去することができます。

この真竜罠をいかに早く構えるかが真竜デッキを回すコツになります。

固有効果は戦闘系が揃っています。
・真竜皇の復活
墓地から真竜モンスターを守備表示で蘇生します。後に解説しますが、真竜モンスターはアドバンス召喚しなければただのバニラですので、そこまでこのカードが刺さることは少ないです。ただ、攻撃力2000オーバーのモンスターが蘇ってくるのは例えバニラでも強いです。特に閃刀機相手のような持久力勝負になるデッキ相手には非常に重宝します。

・真竜の黙示録
表側の真竜カードを1枚破壊し、相手のモンスターの攻守を永続的に半分にします。真竜は平均的に攻撃力は高いですが、それでも耐性持ちの3000打点などを立てられるとどうしても除去に困ります。そんな問題をすべて解決するのがこのカードです。
また、真竜カードを破壊するため、真竜魔法罠を対象にすれば、真竜魔法罠の除去効果を起動することもできます。またダメージステップでも発動できるため、確実に相手の攻守を半分にできます。
ちなみに、現在の裁定では真竜魔法罠の③の除去効果はダメステでも発動可能であるとなっています。覚えておくと便利です。

真竜罠はそれぞれ2枚採用ですが、枠が余れば黙示録は3枚でも良いと思います。


3-3.真竜モンスター

真竜モンスターは「真竜導師マジェスティM(メイデン)」、「真竜戦士イグニスH(ヒート)」、「真竜拳士ダイナマイトK(ナックル)」です。
アドバンス召喚された真竜モンスターはすべて相手の魔法、罠、モンスターの効果をトリガーとして発動します。そして、これらはそれぞれ別のものをサーチします。

Mは真竜モンスターをサーチ、
Hは真竜魔法をサーチorそのまま発動
Kは真竜罠をサーチorそのまま発動

基本的に真竜カードの重要性は罠≧モンスター>魔法です。とりあえず真竜罠と真竜モンスターさえ引き込めれば相手の除去ができるため、これらを確実に確保する必要があります。その結果、採用枚数をKを3枚、Hを1枚、Mを2枚としています。

とりあえずKを出しておけば間違いはないです。MとKを両方並べることができれば、好きなモンスターをサーチし、それを真竜罠によって出すことができるので、盤面をどんどん並べることができます。


3-4.制圧系魔法罠

相手の行動を縛る制圧系永続魔法罠です。基本、自分に影響の少ないものを選び、自分は好き勝手に動けるが、相手はほぼ動けないという状況を作りながら粘り勝ちするというのがこのデッキの勝ち筋になります。


モンスター無効系

・スキルドレイン
言わずと知れた、フィールドのモンスターの効果を無効にするカード。無効効果はチェーンブロックを組まないのでアクセスコードトーカーのようなチェーン不可の耐性を持つカードも無効にできる。一応、こちらにも影響があり、真竜のサーチ効果を使うことができません。リソース管理には要注意。

・帝王の溶撃
知らない人も多いのでは?簡単に言うと自分のEXデッキが0枚、かつアドバンス召喚したモンスターが自分フィールドにいる場合、アドバンス召喚したモンスター以外にスキルドレインをかけます。完全に相手にのみ影響のあるカードであり、自分はモンスター効果を発動し放題だが、相手は無効にされるというイジメができます。
自分のエンドフェイズにアドバンス召喚したモンスターがいないと自壊してしまいますが、相手ターンに真竜モンスターが除去されても、自分のエンドフェイズまではしっかりと無効効果を維持してくれる偉すぎるカード。
ちなみにレアリティは「N」。

・インスペクト・ボーダー
先の2枚は、手札や墓地で発動する効果、リリースして発動する効果は無効にできないという弱点を持っています。しかしこいつは別。出すだけで全てのモンスター効果を無効にするガチすぎる制圧モンスター。通常召喚していい性能じゃない。ただし、リンク1を有するテーマや、融合、儀式テーマには動きを許すので注意。またこちらも相手と同じ制約を食らいます。


特殊召喚封じ

・真帝王領域
自分のEXデッキが0枚、かつ自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターがいるとき、相手のエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する行為を封じます。エルドリッチや儀式以外はこの1枚で完全に動きを止めることができます。エルドリッチとドライトロンが環境に多いため、刺さらないこともありますがそれでも多くのデッキを「詰み」に追い込む凶悪カード。
また、アドバンス召喚したモンスターの攻撃時、攻撃力を800上げるという効果を持っています。戦闘が重要な真竜において800打点上昇はめちゃくちゃ大きく、Kが青眼に勝つことができるようになります。
「命削り0真竜」の「0」は「EXデッキ0枚」の意味。これと溶撃を採用するためにEXデッキを0にしています。

・虚無空間
ただただ特殊召喚を封じるだけのカード。エクストラとか関係なく全ての特殊召喚を封じます。一見、アドバンス召喚主体の真竜には影響がないように見えますざ、フィールドからカードが墓地に送られると自壊するため、こいつを維持しようと思うと、リリースも通常魔法も使えません。よって、超時間稼ぎ、または最後の詰めの一手に使うのが基本です。


墓地封じ

・次元の裂け目
モンスターの墓地送りを封じ、除外します。意外と刺さるデッキは多い。ただ鉄獣や転生炎獣のような墓地効果をふんだんに使うデッキには強い。また、エルドリッチのリソースを枯らすことができるのも強い。ドライトロンの蘇生効果も潰すことができ、困るデッキは結構多かった印象でした。ちなみにレアリティは「R」


魔法無効

・王宮の勅命
魔法拒絶カード。魔法カードが重要なテーマは非常に多く、刺さらないデッキはほぼありません。それだけでなく、サンダーボルト、ライトニングストーム、羽根箒のような全体除去系魔法も一律で無効にできるため、盤面が一気に硬くなります。「刺さらないデッキはほぼない」と言ましたが、これは自分にも当てはまり、ドローソース、領域、裂け目、全てが使えなくなります。真竜モンスターがちゃんと立っているのを確認してから「詰めの一手」として使うのが吉。

3-5.ドローソース

・命削りの宝札
そのターンの特殊召喚と相手へのダメージを放棄し、手札が3枚になるようにドローします。手札がこれ1枚の状況で発動すれば3枚ドローができるという爆アドカード。
ターン終了時にに手札を全て捨てなければならないので、先行で8枚のカード(後攻なら9枚)をどれだけ使えるかがカギ。
8枚のカードが
・モンスター1、魔法罠7
・モンスター2、真竜魔法1、魔法罠6
とできるだけなるようにデッキを構築します。そのため、このデッキはモンスターが8枚しかいないという非常にアンバランスな構築になっているのです。
なお、相手へ与えるダメージが0になる効果は、発動後の処理のため、先頭を行なって相手にダメージを与えた後のメインフェイズ2でも使うことができます。覚えておいた方が良いです。
このデッキのキーとなるカードであり、このカードがあるから、真竜は強いとも言える。命削りを最大限活用できるようにデッキ構築とプレイングを磨けるかが、真竜デッキ勝利のコツです。

・強欲で謙虚な壺
さきほど

8枚のカードが
・モンスター1、魔法罠7
・モンスター2、真竜魔法1、魔法罠6
とできるだけなるように

と言いましたが、そう簡単にはうまくいきません。モンスター2枚あるのに真竜魔法がなかったり、制圧系魔法罠が全然なかったりと、完璧な手札が最初から来るなどあまりないのが現実です。それを解決するのがこのカード。デッキトップを3枚めくり、その中から好きなカードを1枚手札に加えられます。今、自分に足りないカードを補充することができるカードであり、単体の使い勝手は命削りを遥かに超えます。
マジでこいつで引いた1枚で救われたことが山ほどあります。

3-6.その他

・ドラゴニックD(ダイヤグラム)
制限指定のフィールド魔法効果は3つ。

①真竜の攻守300アップ
②真竜のターン1の戦闘破壊耐性
③手札かフィールドのカードを1枚破壊して、真竜カードをサーチ。

盛りすぎか。なんでこいつが戻ってこれたのか僕も分かってません。D下では、Mが2600、Hが2700、Kが2800という大事な攻撃力ラインに匹敵することができ、戦闘破壊にも耐性を得られるので盤面の維持が非常に容易になります。
また、サーチ効果のカード1枚破壊はフィールドのカードを破壊できるため、真竜魔法罠を一度発動orセットしてからDで破壊すれば、除去効果も起動できるし、真竜の継承のドローカードが1枚増えます。
制限カードなのも頷けるぶっ壊れカードですが、ただこのデッキには真帝王領域というもうひとつのぶっ壊れカードがあるため、どちらを残すか非常に悩ましいです。

・テラフォーミング
真帝王領域か、ドラゴニックDをサーチできます。その場に合わせて選択すると良いです。すでに真竜カードが十分なら領域を、そうでないならDをサーチすると良いと思います。

・神の宣告
言わずと知れた最強妨害罠。厄介なモンスターの特殊召喚、相手の起点になる魔法カード、融合、儀式、サンダーボルト、羽根箒、ライトニングストーム、困ったことがあれば神様に相談しましょう。
特にこのデッキは羽根箒、ライトニングストームによる魔法罠全破壊が一番厄介なのでそこを的確に潰すことができるのは本当に強い。サーチすることはできないので1枚先行で構えられると盤面の安定度が跳ね上がります。

・ライトニングストーム
後攻用の捲り札。これ1枚でモンスター、魔法罠の好きな方を全て破壊できるのが強い。先行の時に引いてしまうと、ほぼ紙切れになるのが厄介。

4.主要なデッキに対する印象

私がプラチナ1に到達するまでに当たった主要デッキに対してどれだけ戦えるかを書いていきます。星の数は1〜5で行ける度合いを示しています。

4-1.エルドリッチ⭐︎⭐︎⭐︎

完全五分の印象ですね。無効の制圧魔法罠自体は喰らいづらいのですが、エルドリッチ自体の打点を超えられないのが少しきついです。ただ次元の裂け目+真竜罠の除去を構えられるとエルドリッチが戻ってこれないので、リソース勝ちができます。
ちなみにエルドリッチはインスペクト・ボーダーになすすべがありません。

4-2.ドライトロン⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

ほぼ全ての制圧がぶっ刺さるので、先行取れればほぼ勝ちです。後攻だとしてもアルデク、パーデク程度なら踏み越えられます。アルデク、パーデクの無効効果は「カードの発動」を無効にするため、真竜罠の除去効果を無効にすることができません。よって、かんたんに処理できます。
ただ、それ以上来られるときついです。僕が当たった時は深淵とか出されて、マジで詰みでした。
基本的には、真竜側有利と言って良いと思います。

4-3.鉄獣戦線、LL鉄獣、十二鉄獣⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

あんまり当たらなかったし、当たっても全部先行だったのでエアプ回答しかできないのですが、十分真竜側が行けるマッチアップだと思います。全ての制圧が刺さる上に、アポロウーサがほぼ効かないのがあまりに大きいですね。アルミラージで除去を避けられ、双龍と抗戦、ドランシアで除去られ続け、こちらのリソースが切れれば負けてしまいますが、大体は踏み越えていけると思います。

4-4.電脳界⭐︎⭐︎

鉄獣と同じく先行取れれば勝ちですが、仙々のせいで真竜魔法罠が起動しないのがあまりにもしんどいです。VFD1体なら楽勝で捲れます。2体出されたらライストをシャイニングドローするしかないです。

4-5.プランキッズ⭐︎

最悪です。リリースして発動のため溶撃、スキルドレインは全て避けられて、対象に取って真竜罠で除去しようともリリースで逃げられる。そのままハウスバトラー出されてさよならバイバイ。
後攻は言わずもがな、先行取っても、ハウスバトラーで捲られると言う最悪のマッチアップです。
基本的に真竜側ガン不利と思っていいです。

4-6.青眼⭐︎⭐︎

打点が足りない。制圧しっかりしても、亜白龍は飛んでくるので、3000打点が簡単に出てくるのがしんどいです。溶撃、領域、黙示録をどれだけちゃんと構えられるかがキモですね。特に黙示録は生命線なので、できればリリースしたくないです。打点を下げれるなら、自分のモンスターを犠牲にするのも厭いません。

4-7.シャドール⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

あんま会わなかったけど、ミドラーシュがほぼ効かないので、そこまで苦しくはないです。ただ向こうのリソースが無限大なので、裂け目等を貼れてないとリソース負けします。とはいえ制圧はそこそこ刺さる印象です。領域、K、ボーダーの布陣でも相手は詰みます。

4-8.閃刀機⭐︎⭐︎⭐︎

まさしく五分って感じの相性ですね。勅命を晴れたなら余裕で勝ちを狙えるけれど、それ以外だとバーナー、アンカーあたりに苦しめられます。特にバーナーの2枚除去がめちゃくちゃキツい。勅命が貼れなかったなら、溶撃でカガリのサルベージ、シズクのサーチを的確に封じていき、あいてに閃刀術式を握らせないことが大事です。

4-9.幻影騎士団⭐︎⭐︎⭐︎

先攻を取った方の勝ちという完全コイントスマッチアップです。こちらの制圧カードが全て相手にぶっ刺さるため、先攻取れればこちらの勝ち。しかし、こちらはロンゴミアントを処理する術を持ってないので、先攻取られればこちらの負け。という若干しょうもない対面です。表が出ることを祈ってください。

とりあえずざっと思いついたやつだけ書きました。「このデッキ相手はどうか?」というのがあれば聞いてください。
真竜がきつい相手は2種類
・リリースして発動するモンスター効果が多い
・EXを使わずに打点の高いモンスターを出せる
です。この2つのどちらかを満たしているなら大体しんどいですね。

5.デッキ構築の更なる応用

自分はこのデッキでプラチナ1まで行きましたが、このデッキのさらなるカスタムの幅を最後に示していきたいと思います。

5-1.エクストラ0か否か

「0真竜」というのは、真竜登場当初から存在していて、その強みは領域と溶撃を採用できるという点にあります。数ある制圧カードの中で真竜側にデメリットが一切ないカードはこの2枚を除いてありません。さらにこの2枚もEX封じ、相手だけスキルドレインと制圧力が高く、自分にデメリット無しで相手の動きをここまで阻害できるのはEXを0にする大きなメリットと言えます。

しかし、エクストラを採用するメリットもあります。真竜デッキはデッキパワーこそ高いのですが、それは魔法罠の強さに依存します。パワーの高いモンスターを出すことができません。そこをエクストラに頼ると言う手段もあります。

今回は不採用でしたが、ダースメタトロンというカードは、強固な耐性と、エクストラのモンスターをなんでも好きに出せると言う強力な効果を持っています。エクストラを使うなら是非採用したいところです。

また、エクストラを使わないのに採用すると言う点から、ドラグマと混ぜたり、金満で謙虚な壺等を採用することのも良いと思います。

除去性能や戦闘能力は上がる一方、制圧力は幾分落ちてしまうので、その辺りを他の制圧カードを採用することで補っていきたいですね。


5-2.命を削るか削らないかそれが問題だ

このデッキのアドの源泉であり、構築難易度を引き上げている要因でもあるカード。
命削りがあるかないかで真竜側の初手1ターン目の安定性が大きく高まります。
真竜側にデメリットが無いため、一見めちゃくちゃ強そうに見えますが、先ほど解説したとおり、これを入れているせいでデッキに入れられないカードが存在します。

それがモンスターの手札誘発です。

うららやGといった、強力な手札誘発を採用することができません。特にGは決まった瞬間相手の動きを止め、動くならば命削り以上のドローができるまさに夢のようなドローソースです。
そのため、命削りの代わりにGを採用するというのも一つの考えではあると思います。

>追記
よくよく考えれば、増殖するGは自身の効果によって能動的に手札から捨てられるため、別に命削り採用していても、特に問題なくGを採用できることに気がつきました。なぜこんな簡単なことを6年間気づかなかったのか、自分でも不思議です。
ただ、それ以外のうららやわらし、クロウ、ヴェーラー等の手札誘発は採用することができません。命削りの代わりにこれらのカードを採用するのはもちろんありです。そもそも、デッキの枠的に入るか少し微妙です。

その場合、いわゆる「後攻特化」と言った形にする方が強く、どちらかというと先行で制圧するよりも、後攻で相手のソリティアを捲り、リソースを使い切った相手を薙ぎ倒すのが強いと思います。


6.終わりに

ここまでの長文を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
真竜は私が登場からずっと使ってきたデッキであり、プラチナ1に到達できてとても嬉しいです。

真竜というデッキの強さは環境にいるパワーカードに依存します。

具体的には真竜罠で処理できるかどうかというのが非常に問題で、それが処理できるモンスターならば真竜は強く、できないなら弱いということです。

具体的な話をすると、現在のマスターデュエルの2021年4月環境よりも少しだけ前の2020年10月以前の環境では「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」というバカ強いカードが存在していました。

こいつに真竜はなす術がなく、当時は「適当な魔法罠で相手の無効効果を釣りながら、こちらの『帝王の烈旋』を通してリリース素材にする、または黙示録で戦闘破壊を狙う」と半ば強引な手法を取っていました。

こういうモンスターがいる環境だと、真竜は正直きついです。

ただ、現環境にはそこまで強力な耐性を持った敵が居ません。アルデク、VFDしかりですね。一番きついのはロンゴミアントですが、ロンゴミアントはモンスターの特性上、そんな簡単に出てくるやつでも無いので、その前を封じれば良いということでなんとかなってます。

つまり今の環境、かなり真竜に追い風な環境だと思います。

ぜひ、皆さんも真竜デッキ組んでみてはいかがでしょうか?何かありましたらぜひ、コメントか、DMで質問してください。

感想のコメントもお待ちしています。よろしくお願いします。

ではではまたまた。

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