【1クール1週目/DAY1】【自宅で刺絡鍼法】中耳炎・喘息治療【前編】
鍼灸院への通院を中断
ここに記事にしたが…、
(前編)
(後編)
鍼灸院に通うのはやめた。理由は以下の4点だ。
①痛すぎて怖い
「パルス鍼」とよばれる、鍼の電氣ショックが突然強くなる事案が2回も発生した。すぐそばに鍼灸師が居てくれないのも不安だ。安心して通い続けられない。
②治療中に咳を我慢できる自信がない
私は喘息を持っているので、冷気に触れるとタイミングで咳が出る。呼吸器内科医には「あー、寒冷刺激で咳が出るタイプね。沖縄に移住するしかないね」と一蹴されたこともある。そんな、予測不可能な咳を堪えなければ、治療に専念できないとは、ハードルが高すぎる。
③お金がかかりすぎる
鍼は保険診療を適用されないから、鍼灸師が言うがままに通っていたら数ヶ月で何十万というお金がかかる。料金は相場通りだろうが初診料は別途かかるし、週に3回となると安くはない。さらに、駐車料金もかさむ。家計には優しくない。
④時間がかかりすぎる
鍼灸院までの道が幹線道路のため、渋滞を免れることは不可避である。また、鍼灸院では鍼灸師が一人で取り仕切ていて、同時刻に複数の患者を掛け持ちしている。つまり、どうしても待ち時間が発生する。本当なら1時間で終わるところ、1時間40分もかかった。これに往復の通院時間を計算すると、3時間弱だ。そこまで時間をかけたくない。
パルス鍼より刺絡を
パルス鍼は効果が高いが、私には、合わない。何より、つくよみさん👩という後ろ盾があったので、意固地にならず、正直に断れてよかった。つくよみさんは鍼灸師だそう。自分のフォロワーに鍼灸師がいるとは。いろんな職業の人がいるもんだ。こうやってnoteを続けることで、異業種の人と触れ合えるのは、まことに貴重である。私のために、こんな記事を書いてくださった(感無量)。
鍼灸のなかでも種類が色々あるらしく、今回教わったのは「刺絡(しらく)」という鍼灸である。調べたところ、刺絡とは、症状に合わせてツボに鍼を打ち、気血の流れを良くすることで症状緩和を目指す」とのこと。
針を自分で刺すってことだ。必要な道具を楽天で買う。買ったのはこちら。
こんなものを買って自宅で、しかも自分一人でできるのだろうか?不器用な人世界選手権連続覇者の私には自信がなかった。しかし、昭和の頑固オヤジのような「怖いけど面倒見のいい」つくよみさんがいれば、きっとどうにかなるだろう(失礼)。そもそも、私のようなどこの馬の骨とも分からん人間にこのような厚意はもったいない、豚に真珠だということくらいは、火を見るよりも明らかである。
つくよみさんよりアドバイス
👩「元子は副交感神経が過剰に働いているようだ」
むむむ。つくよみさんはなぜそんなことが、noteのやりとりだけで分かるのか。霊視か。
👩「井穴は胆経、三焦経、呼吸に関するところから肺経を選択」
井穴って何?イアナ?もはや何を言っているのか理解不能である。(あとでダクってみたら、セイケツって読むらしい)
👩「初めにお腹のツボを確認しなさい(詳細略)」
言われた通り、仰向けになってツボを探る。みぞおちの正確な場所を知らなかったのでダクる。
👩「痛氣持ち悪くない?」
ツボは何箇所か確認したが、どこも不快である。うん、痛氣持ち悪い。ところで、「痛氣持ちいい」とはよく聞くが、「痛氣持ち悪い」って表現、新しい。
👩「用意した針は5段階調整か。1.6mmくらい出るのか」
これの確認ができなかった。なぜなら、説明書通りに針を本体にセットして、プッシュボタンを押しても、針が出てこないのだ。ここで一旦、つくよみさんに質問をとばして返事を待つ。
👩「私の言う手順でセットしてみて(詳細略)」
返事が返ってきた。説明書と確かに違う手順だ。なら、新しい針をセットしてみよう。ここからが地味に手順が必要で、頭から湯氣が出る。
刺す指の関節に針金を巻く。消毒用エタノールをコットンに吹きかける。消毒用エタノールが染み込んだら、そのコットンで親指を拭く。さあ、親指の井穴に、刺してみよう。ドキドキ。
刺絡スタート
シュダッ!
めでたく針は出た。思ったより痛くなく、深く刺さらない。浅く、確実に刺す、という感じだった。親指からはじわっと、血が出ている。しかし、説明書のように「球状」の血は出てこない。控えめに、たらーっと出てくるのみである。
👩「体が冷えているのねえ」
おっしゃるとおり、本当に冷えている。教わったとおり、温めることにする。洗面器に43度くらいの、熱めのお湯を張る。手をつけて、3分くらい待ってみた。
それからさっきと同じ手順で、今度は薬指に刺してみる。(つづく)