メディアプランナーの重要性と、その役割
メディアプランナーは必要なのか?
メディアプランナーという言葉を聞けば、その役割がある程度イメージがつくと思いますが、自社(広告主)にメディアプランナーという職種はありますか?
経営戦略や事業戦略、CMOなど、会社の運命を大きく左右する戦略家は必ず存在します。
CMOやマーケ責任者がその役割を果たすべきかと思いますが、このレイヤーはメディアのことだけでなく、管轄の範囲が広いため、メディア戦略も自身で立案することは難しいのではないでしょうか?
実際、デジタル界隈はトレンドの動きも早くそれについていくのも難しいです。
そのため、この領域は広告代理店にお願いする会社は多いと感じていますが、投資金額が大きい領域をいきなり外部にお任せするのはリスクがあるのではないでしょうか?
広告代理店が機能しない、ではなく、マーケティング投資の大方針は自社でまずは作るべきです。
それがおのずと広告代理店に依頼する際のブリーフの質に大きく左右します。
*ブリーフの質に関しては、別の記事で公開予定です
メディアプランナーの役割とは?
メディアプランナーはメディア投資の設計家です。
1億円の広告予算がある際、どういった予算配分で、どういったタイミングで投資していくことで、目標を達成させることができるのか?ということを描きます。
どういった広告フォーマットで、そこに流すCreativeまでディレクションできると、それは最強のメディアプランナーです。
一見、そんなに難しくないように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、絶妙に難しいです。
その一番の大きな理由は、特にデジタル領域で経験を積むと、運用におけるスキルが増していきます。
そうすると、自分の専門領域に閉じやすく、且つ、議論がHowになりやすく、戦略の視点が抜けます。
運用エキスパートはもちろん重要ですが、メディアプランナーはメディアプランに特化した経験を積まないと難しいと思います。
メディアプランナーは様々なメディア領域の知見・経験を持っているジェネラリストのような存在です。
プランした後は、PDCAの舵取り役にもなります。
TVCMはどう考えてプランニングするのか?
OOHの役割は?
検索広告をどこまで拡張させるべきか?
Retargetingの配信設計は?
CVポイントはどう設計するか?
オフライン広告と、オンライン広告の最適な予算配分は?
などなど、考えることは多岐に渡ります。
メディアプランナーの中でも、それぞれの個性が出て、そのプランニングを見ると面白いものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?