ジャンプカットの意外な極意とは?(サンプルありで徹底解説)
いきなりですが、今回のタイトル。
ジャンプカットと聞いて何かわかりますでしょうか?
週刊少年ジャンプで過激な表現をして漫画の一部が掲載されないこと?
映画「シザーハンズ」みたいな床屋さん?
正解は、動画編集の手法の1つです。
ジャンプカットとは、映像の連続性を無視してカットとカットをつなぎ合わせ、時間やアクションが急に飛んだような印象を与える編集手法のこと
これテレビや映画ではあまり使われない手法らしいのですが、
YouTubeではかなり使われます。
僕がよくみるマコなり社長の動画ではかなりこの手法が使われています。
言葉と言葉の合間をつめて編集されているのがわかりますでしょうか?
(なぜこの動画をチョイスした!?というツッコミはなしで)
今回はこの「ジャンプカット」をスムーズに仕上げる意外なコツをお教えしたいと思います。
はじめに結論からお伝えすると、
しゃべらないこと
なんです。
?
スムーズにしゃべっているように見せるコツが「しゃべらない」ってどういうこと??となったでしょ?
でも、これが極意なんです。
文字で説明をするよりも、実例を見てもらった方がわかりやすいと思いますので、まずは編集した結果のこちらの動画をご覧下さい。
冒頭の30秒くらいで比較できると思いますが……
この記事を見終わった後で是非最後まで見て頂ければなお嬉しいです(^_^;
先ほどの動画の冒頭30秒を、自分が話している動画ファイルの無編集状態がこちらです。
(こちらはサブチャンネルに限定公開しているので、チャンネルページからは見に行けないようにしました)
見て頂くとわかるのですが、この30秒のために、実は1分くらいかけて話して?ます。しかも、話しているときと話していない時が明確で、下を向いている時間が長いのがわかりますでしょうか。
察しのいい方はお気づきかもしれませんが、下にはメモが書かれたiPadがあって、それをチラチラ見ながら話してます。
で、先ほど書いた「しゃべらないこと」というのは、編集後で切られたところを僕が何も声を出していないことを指してるんです。ご覧の通り、とにかくしゃべらない時は全くしゃべらないように意識的にやってます。
これには2つメリットがあります。
1つめのメリット 編集がキレイにできる
まずは仕上げがキレイになります。
動画撮影に慣れていない方だと、言葉は詰まるんだけど何か話さないと…と焦って、途中で「あー」「えーっと」みたいなことを言ってなんとか沈黙しないように取り繕うんですが、そういう音が入っているとつながりがスムーズになりにくいです。
2つめのメリット 編集が早くできる
こちらは全員に言えることではないのですが、音の波形が見える動画編集ソフトを使ってると、どこをカットしたらいいかが一目でわかります。
先ほどのサンプル動画の場合、自分が使っているPremiere Pro CCだと波形はこのようになってます。
下側が音の波形なのですが、話しているところとそうでないところがはっきりとわかりますよね。
なので、全部を一生懸命聞かなくても、ざくっといらない部分を削ることができるんです。
で、最後に通しで聞いてみて、ちょっと違和感があるところだけをさらに丁寧につなぎ直せば、作業時間はかなり減らせると思います。
いかがだったでしょうか。
今回は部屋で話す動画などで使えるジャンプカットのコツをお伝えしましたが、モトブログだとこうもスムーズにいきません。
今回の記事が好評だった場合は、モトブログ編という記事も書いてみようと思いますので、「スキ」やコメントをいただけると幸いです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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