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配信で苦情が多いのは音

音に対しての文句は本当に多い

本業の会社にスタジオができてからもうすぐ1年が経ちます。
1年間、様々な配信を行う中で様々なやらかし=失敗をして、メンバー全体で経験を積んできましたが、映像の乱れ(スイッチングミス等)があってもそんなに言われることはないのに比べて、音についてはちょっと何か違和感があると、社内配信の場合、すぐに文句が飛んできます。

YouTubeチャンネルの動画を作るときにも音は大事という認識はあったのですが、編集動画の場合は撮影後の編集でどうにか調整できることもあり、「とりあえず音が録れていれば後でがんばる」という気持ちで撮影していたのですが、ライブ配信の場合は後でどうにもできないので日々課題が降りかかっています。

文句の内容と対策

音量

まず、真っ先に言われるのは音量です。
「音が小さい」「音が大きい」などなど言われるのですが、これについては正直追いかけようがない問題で、視聴者さん1人1人の環境がわからないため、こちら側の原因なのか視聴環境が原因なのかがわかりません。
少なくとも配信側としては、演者が複数名いる時のマイクや演者の声とBGM、動画との音量のバランスを整える以外に頑張れることはありませんが、これも実はなかなか難しいです。
というのも、配信前にマイクテストとして演者さんに声を出してもらうのですが、マイクを使って話すことに慣れていないとなかなか本番と同じ音量を出してくれないからです。
また、同じ人が本番中にずっと話していたも、内容によって音量が変わったりすることもあります。ハンドマイクなどを使う場合は、マイクを口から離すことで音量が大きく変わることもあります。
ラウドネスやコンプレッサーなどを使って音量がなるべく一定になるような調整を覚え始めてはいますが、結局は本番に頑張ってミキサーのフェーダーを触ってもらうしかないのかもなぁと思ってます。

雑音

雑音に関しては、イヤホンで視聴している方から言われることが多いです。
このため、スピーカーで流すよりもより細かい音が聞こえるからかもしれませんが、業務中の社内発信の場合に言われることが多いです。
当スタジオで発生している(とばらしていいのか悩みますが…)ノイズは、ホワイトノイズと電波ノイズの2つで、少しでもノイズを抑えられるよう、ミキサーの調整で日々努力しています。
主な原因としては、スタジオで準備しているマイクがほぼワイヤレスとなっていることかもと思っているので、ワイヤードのマイクを今後準備していきたいなぁと考えています。
また、使用するマイクによっては反響音も気になります。
ハンドマイクとピンマイクだとほぼ発生しませんが、バウンダリーマイクを使うと反響音がかなり気になります。

スタジオにあるマイクたち
1番右がバウンダリーマイク

これは天井が反響している影響だと思いますので、天井に反響を抑えるような施工をしたいなぁと思いつつ、やるとなるとかなり費用がかかるので稟議を通すのが厳しいかもしれません。
バウンダリーマイクを使いたいシチュエーションとしては、演者さんが入れ替わることが多く、ハンドマイクに慣れていない時に決まった場所に座れば音が拾える状況を作りたい時です。
このため、ショットガンマイクなどを使用すれば要件は満たせるかもなぁと考え、導入を計画中です。

今後も日々改善

まだまだ経験値も少ないので、いろいろと新しい知識を仕入れてはトライ&エラーを繰り返していますが、少しずつ文句を言われることも減りつつあるのかなぁと感じておりますので、なるべくゼロに近づけられるよう、今後もスタジオメンバー全員で試行錯誤を繰り返して、定期的に音の改善ポイントをお伝えしていきます。

そんな私が運営に携わっているスタジオはこちらです。

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