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Girflet House ブログ・アーカイブ<3>  ガーフレット寮のロケーション

*以下の記事は過去ブログから転載し、編集を加えています


2015.04.29 Wednesday リアル・ガーフレット寮


 2015年3月末に、英国に取材にいってきました!

 ガーフレット寮の内装は、お友達の作家、入江敦彦さんが撮影して下さった写真を参考に作画しておりました。(入江さん、ありがとうございますー!)

 このたび、入江さんに案内していただいて、そのフェントンハウスにも行ってきました~!

 ガーフレット寮は建物全体の外観と構造はフェントンハウスとは違うため、内部であっちとこっちをくっつけたり、または別の建物と組み合わせたりしています。

 リアル・フェントンハウス内部の全体像は、これまで写真から想像していたため、実際に訪れてみて、わあ!ほんとうはこんなだったのね!とか、ああっ!ここにもこんな素敵な場所が!などと、とてもとても、もりあがりました。

 ここは、いつものチェスコーナー(*´∇`*)
 まるでガーフレット寮の寮生か先生のようにうつっている黒いコートの人は入江さんです。なんというちょうどいい位置に!

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 他にもいろいろな写真を、Facebookのアルバムにアップしています。

ロンドン→グリニッジ→ブレナム宮殿→フェントンハウス……と順番に並んでいますが、フェントンの写真への近道は、こちら です。


2014.04.19 Saturday  第13話  校舎と門


 ガーフレット寮の羊たち第・13話、描き終わっております。
 5月2日発売の月刊プリンセス6月号に掲載です!
どうぞよろしくお願いいたします。

 現在は第14話のストーリー作りに入っています。
 第14話の掲載は、7月5日発売の月刊プリンセス8月号。
 いつもの3ヶ月ローテではなく、一ヶ月早まって2ヶ月後の掲載ですので、こちらもよろしくお願いします。


 第13話はグッドウッド主役回です。
 彼が入学して2学年に進級するまでのお話。
 新入り時のレスターベリー@13歳も登場しますよ。

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 予告代わりにチラリ。
 これはグッドウッドとピアース。
 手前の柵の部分はオクスフォードで撮影した写真を参考に描き、奥の建物は、イートン校の校舎を参考に描いて、合成してあります。
 柵部分は私が描き、校舎は背景アシさんが描いてくれました。


2014.03.06 Thursday 第8話  クルックドハウス


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 「ガーフレット寮の羊たち」第8話の扉絵です。
 背景の建物がかなり歪んでいることにお気づきと思います。
 これはクルックド(まがった)・ハウスと呼ばれる建物で、築400年の間に、
どんどんゆがみ続けているそうなのです。

 この絵は100年ほど昔の写真をもとに描いたものですが、現在ではなんと、
この絵よりももっと傾いちゃっております。

こんなかんじで 
http://flickriver.com/photos/ladytracy/2820543664/

現在はティールームとして営業中。


 昔は Market Cross House (マーケットクロスハウス)と、壁に描かれていたようで、その写真が残っています。

 マーケット・クロスは、そこに市(マーケット)が立つ印。
なぜクロスなのかというと、商売人が噓をつかない、ごまかしをしないということを、十字架に誓うため……ということだそうです。

 ちなみにこの扉絵、ツイッターで、仲良しの山田圭子先生と会話しているうちにこんなものが生まれましたw ↓

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  発端は、Twitterで山田圭子先生が、久しぶりに現代服を描くのが楽しい~
…とつぶやかれ、わたしが「わたしもミニスカとか描きたくなった」とリプライ。

 それに対してヤマケイ先生が
「着せてくださいよ・・・・・羊っ子、よりどりみどりや無いですか」
……とリプライを

 そんで出来上がったのがコレなのですが、Twitterで、違和感なさすぎとのお声をいただきました。とくにシャンディ。


2014.02.06 Thursday  第12話 アーリントン邸


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 ガーフレット寮の羊たち・第12話。
 今回、アーリントン家がふたたび登場しています。
 そこへやってきたレスターベリーが……という、このシーン。

 実はこの背景の資料写真は、読者のMさんが提供して下さいました!
 Mさんは、いろいろな国を訪れ、素晴らしい写真をたくさん撮っていらっしゃる方で、ブログにも素敵な写真がいっぱいです。
http://cestopis.exblog.jp/

 2巻刊行時、色紙プレゼント企画を行った際に、「アーネストのお家のモデルになったお屋敷はミドルソープで、エドガーのお家のモデルはカッスル・ハワードですね。どちらもたくさん写真を撮っているので、よかったら使ってください」と、おっしゃって下さったのです。

 わたしが撮影してきた写真は、当時のアナログ一眼レフでとったもの。
 腕もたいしたことない上、銀塩写真をスキャンした画像は、どうしてもぼけてしまうため、背景を描くスタッフさんは、ほんとに大変です。

 Mさんのお写真はデジカメ撮影、そして腕がすばらしい!ので、わたしも背景スタッフさんも、大喜びです。登場人物たちも喜んでいるに違いありません。

 ガーフレット寮の内装写真は、作家の入江敦彦さんにご提供いただいたものですし、ほんとうに色々な方が、ガーフレット寮の羊たちをささえてくださっていて、感謝の気持ちをどう表現しようかと困るほどです。

 Mさん、ほんとうにありがとうございます!

ガーフレット寮の羊たち」全6巻 デジタル版が発売中です
「ガーフレット寮の羊たち」うすい本も デジタル版が配信中です

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もとなおこ



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