手は汚れちゃうけど塩茹でより断然こっち 枝豆ペペロンチーノ
夏の美味しいもの vol.2
今年も枝豆の美味しい季節が巡ってきました。
露地ものが出回りはじめ、お値段も手頃になってきた(これ重要)ので今年はじめての枝豆です。
今では1年中手に入る枝豆ですが、やはり旬の枝豆は栄養価も高く、旨味成分たっぷりでおいしい。
シンプルに塩茹でも美味しいけれど、ひと手間加えて枝豆のペペロンチーノがおすすめです。
枝豆ペペロンチーノの作り方
① 塩をふって揉み込むようにこすり合わせ、水洗いします。
(うぶ毛が取れて仕上がりがきれいになります。省略可)
② さやの両端をキッチンバサミなどで切り落とします。
(このひと手間で中の豆に味がつきやすくなります。)
③ 塩を揉み込む(枝豆250gから300gに小さじ1くらい)
④ フライパンにニンニク、種を取った赤唐辛子、
オリーブオイルを入れて加熱。
⑤ 香りが立ってきたら、弱めの中火にし枝豆を入れて炒める。
枝豆の色が鮮やかになってきたら、水50ccほど入れて蓋をして2分程蒸し焼き。蓋を開けて水分を飛ばす。
⑥ 器に盛り、お好みで塩を追加する。
赤唐辛子の代わりに粗挽きのブラックペッパーもおすすめです。
枝豆について
枝豆が大豆と同一のものであることをご存知でしたか?
大豆を未成熟の状態で若取りしたものが枝豆です。
名前の由来はその名のとおり、未成熟の大豆を枝付きのまま茹でて食べたことから枝豆と呼ばれるようになったそうです。
大豆の歴史は古く、日本書紀や古事記に栽培の記録がみられることから、日本へは縄文後期または弥生時代に伝来したとされています。
枝豆として食べられるようになったのがいつ頃なのかは定かではないものの、江戸時代中期になると、文献に「夏にえだまめ売りの姿がみられた」などと書かれた記述がありその頃には枝豆を食べる習慣があったと考えられています。
6月中旬から9月頃までが旬の時期とされています。
枝豆の選び方
さやに張りがありきれいな緑色でうぶ毛に覆われているものが新鮮です。
時々緑色のネットに入っている物を見かけますが、さやの色がわかりにくいので要注意。
さやが黄色っぽくなっていたり、茶色がかってきているものは鮮度が落ちているので避けて下さい。
枝付きの方が鮮度の低下を防ぐことが出来ているので、外す手間はかかりますが、枝についたままの枝豆がおすすめです。
枝豆の保存方法
枝豆は収穫後どんどん糖分が減り味が落ちていくので、購入後すぐに調理して食べる。
直ぐに食べない時は固茹でにしておく。
生で保存する場合はできるだけ低温で保存してし乾燥に気をつける。
枝豆の栄養
前述のとおり、枝豆は畑のお肉と言われる大豆と野菜の両方の栄養素を持ったなかなかの優れもの野菜です。
良質なタンパク質に富んでおり、大豆になると含まれなくなる、ビタミンAやビタミンCを含んでいるのが特徴です。その他ビタミンB類も多く含まれています。
特にビタミンB1は米やパンなどの炭水化物、肉、魚といったエネルギー源を代謝しします。
そうめんなどの冷たい麺類やアイスクリームなど、喉ごしが良く冷たい物を食べる機会の多い夏場は、胃腸の働きが低下しやすくなりがちです。枝豆に含まれているビタミンB1の摂取により疲労回復効果が期待できます。
まさに夏にうってつけの食べ物です。
血圧の上昇や浮腫を抑える作用のあると言われるカリウムや、
造血作用のある葉酸が豊富に含まれているので、妊娠中の方が手軽の食べれるものとしてもおすすめです。
また、最新の愛媛大学の研究結果によると妊娠中に積極的に大豆製品を摂取したグループの赤ちゃんが5歳になった時の情緒や問題行動を調べたんところ、摂取の少ないグループよりも社交性があり、落ち着きがないなどの問題行動が見られない。との結果が出たそうです。
さらに枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンは、ビタミン類と共にアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くします。
枝豆と聞いて、一緒にビールも思い浮かべる方も多いと思いますが、お酒のおつまみにも最適です。
枝豆ペペロンチーノ、食べるときに手がベタベタ、唇がテカテカになりますが美味しいので是非ビールのお供に作ってみて下さいね〜。
今日も美味しいものをいただいて、良き一日となりますように。
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