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初の冬雨キャンプで痛感した死なないための10箇条

こんばんはミナカミです。週末のために生きています。
本日、氷雨キャンプから生還しました。本来は今週末、山間部では大雪の予報だったのですが、大変ありがたいことにみぞれで終わりました。積雪なし凍結なしというマイカー勢には最高の(?)結末です。スタッドレスは履いていたものの、積雪したらどうやって帰ろうかとマジで夢の中で悩んでいたくらいでした。

ですが初の真冬のずっと雨(下手したら雪)キャンプ、要所に即死フラグがばらまかれており、適当に出かけたら確実に風邪をひく難所続きでした。幸い風邪もひかず元気に帰宅できたものの、色々と学ぶところが多かったためこれまた備忘録的に記しておきたいと思います。★が失敗したなー、次はこうしようと感じたこと、☆は準備していてよかったことです。
もちろん賢明なみなさまはもっとちゃんとしたメディアで情報を仕入れると思いますが、怠け者で志の低い私の体験談がほんの少しでも参考になると幸いです。

なお、こちらは荷物少なめソロキャンパー向けの記事ですので、ファミリーの方々には全く役に立ちませんすみません。

☆タープを張る前に急いでテントを立ててしまえ

よく、荷物の置き場や屋根を確保するためにタープを先に立てるという記事を見かけますが、それは荷物と人数の多いグループorファミリー向けです。
タープを立てていいのはサイトに車が乗り入れできないなど絶対的理由があるときだけで、ソロでかつ車が乗り入れできるなら、速攻テントを立てたほうが濡れずに済みます。
だってタープのペグ位置決めてる間にテント立つもん。。。!

★銀マットはダブルトリプル上等

グランドシートも、サーマレストのマットもあるし。。。と侮っていたのですがこれが甘かった。おしりから冷えすぎて、急遽、インナーシェラフがわりのエマージェンシーシートを敷くことになりました。
今回はテントを立てたのがウッドデッキだったのでまだマシだったはず、これが本当に大地であればこの装備では凍えていたと思います。
銀マット!銀マットはあればあっただけなんか役に立つので、ぜひとも多めに買って車に積んでおくことをお勧めします。窓の形に合わせて切り抜けば車中泊用の目隠しシートとしても使えるよ!

★下半身の防寒を侮るな

今回、某メーカーの機能性インナー上下とワークマンの防寒ボトムと登山用のウール靴下を2枚重ねで履いていたんですが、まーこれでも寒いのなんの!
寝るときは(ダウンシェラフの場合)そこまで厚着でなくてもいいのですが、そうでない時間は分厚ければ分厚いほど良いですね。天候上焚き火ができなかったこともあり、防寒の重要性をさらに痛感することになりました。来月はもう1枚足していきます。

★ダウンは決してケチってはいけない

冬のアウトドアにおいては、内側から順に、
機能性インナー(ヒートテックではなくアウトドアブランドのもの)→メリノウールのセーター(ユニクロ)→800FPのインナーダウン→フリース→★厚手のダウン★→防水アウター
を着ているのですが、今回★厚手のダウン★が実はタウンユースで使い物にならないことが判明しました。
ダメだーもう1枚いいアウター用ダウン買おうーーーーーー!!!
とテントの中で無言で叫んだこと数知れず。いや、むしろアウターよりインナーかミドルレイヤーの追加が良いのか。。。

★カイロは熱さより持続時間(寝るとき)

今回、通常より最高温度が高いカイロを貼りまくっていたのですが、
寝るとき熱いのに持続時間やや短めで切れたらクッソ寒い
です。
就寝中はただでさえ寝袋の中が温度高めになるので、カイロは穏やかな温かさがおすすめです。とりあえず暑かった。まさか、真冬のキャンプで南国に旅する夢を見るとは思いませんでした。

☆アルコールストーブは命綱

氷点下でガス缶が沈黙した体験談をよく見るため、今回それを危惧して、固形燃料とアルコールストーブもサブに持ち込みました。
夜はまだCB缶のガスバーナー(SOTO ST-310)が生きていたのですが、翌朝は完全に使えなくなっていたので、アルコールストーブが大活躍しました。燃料用アルコールが50mlもあれば、スープ用のお湯を沸かし昨夜の残りごはんを温め、さらにコーヒー用のお湯を沸かしてもお釣りがきます。アルコールストーブがなかったら凍ったごはんを噛みしめる羽目になっていたかもしれず、今回の影の功労者と言えるでしょう。
アルコールストーブ、ただのウルトラライトギアにしておくには勿体なさすぎます。

おなじくエバニューのチタン製アルコールストーブも愛用していますが、蓋がなく途中で火が消せないのでこちらも併用することをおすすめ。軽さと火力と燃費の悪さと浪漫はチタン製のほうが圧倒的に高いです。

★非喫煙者でも、ライターもってこ

上記と絡んで、CBガス系の着火道具はなかなかリスキーです。アナログですがマッチかライターがあると安心だなーと思いました。

☆車なら寝袋もう1枚もってこ☆☆☆

積載に余裕があったので2枚持ち込んで、冬用シェラフの中に春秋用シェラフを突っ込んで寝てみました。いやー多分今回の私の金星はこれです。まったく寒くなくぬくぬくで眠れました。1枚だけだと多分寒かった。
後述どおり、どちらもマミータイプだったのがよかった気がします。

★バラクラバ、逆から読んでもバラクラバ

地面すれすれに寝ているとですね、顔が……顔から冷気が入ってくるんですよ。そのため顔まわりを絞れるマミータイプの寝袋がおすすめですが、やりすぎると呼吸ができなくなるし自分の吐く息で寝袋の中から結露する。
そこでオススメなのが(自分がほしかったのが)バラクラバ。いわゆる目出し帽ってやつで、顔面をすっぽり覆う防寒具です。テント外で装着すると不審者ですが就寝時にはかなりお役立ちアイテムではないかと。
モンベルのメリノウールのバラクラバが結構安かったので、わりと真剣に購入を検討しています。


★眼鏡ユーザー!今こそコンタクトだ!

眼鏡が曇ってなにも見えなーーーーーーーい!!!DEATH!!!!!
裸眼でお手洗いに行くときのあの心許ない感じ、同じ眼鏡ユーザーであればお分かりいただけると思います。。。
コンタクトにできる方はぜひ、コンタクトも持っていきましょう……

そんなこんなで勉強だけして帰ってきたようなキャンプでしたが、実際はかなり楽しめました。雨だからこそ、持ち込むギアを最低限にして設営と撤収を最速にするなど、色々と工夫の余地があり、今後に活かせるヒントをたくさん得られたと思います。

なお暖房器具についての言及がひとつもないのは、なんと暖房器具を持っていないからです。。。
受付時にスタッフに「あー、暖房器具ないんですよ」と伝えたときの「こいつ正気か」という表情を忘れることができません。

大丈夫です、来週中国から届くはずです!!!がんばってAmazon!!!

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