自分がADHDと悩んでいるあなたへ
みなさんはADHDと聞いてどんな人を想像しますか?
多動で落ち着きがなく、そそっかしい人でしょうか?
それともぼーっとしていて集中力がない人でしょうか?
おそらく、ADHDをよく知らない人ほとんどの人は1枚目の画像の人のイメージを持っていると思います。私自身も障がいの勉強を少ししていましたが、その通りでした。
しかし、世の中にはADHDといっても主に3種類あると言われています。
①多動型 ②不注意優勢型 ③混合型
①多動型は、落ち着きがなく、座っていられない特徴があります。
②の不注意優勢型はぼーっとしたり、忘れ物が多いと言われています。
③は両方の特徴が合わさっています。
おそらくyoutubeで調べるとこんな感じで特徴や普段の日常の動画が出てくるでしょう。
では、そもそもADHDの原因はなんなのでしょうか。
その秘密は脳にあります。現段階でもわかっていないことが多いですが脳神経の伝達物質が少なく、正確に情報を伝えられていないと言われています。
そのため、「コンサータ」等の薬が脳の神経伝達物質を活発化させ、ADHDの特徴を改善させています。
ここまでが私がADHDだと考えたときにインターネットや本を通して学んだことです。
しかし!
どうも、普段困っていることと、インターネットや本で紹介されている特徴とは合致しない物が多く、病院に行くまでしばらく悩みました。
別に落ち着きがないわけでもないし、忘れ物を毎日するわけでもない、人の話を全く聞けないわけでもない。
でも毎日できないことが多く、困っている気持ちが強い。
発達障害は一人一人全く違います。
上記でも書いた①多動型と②不注意優勢型では真逆の特徴があります。
私が病院に行くか迷っていた時に困ったことは
①家のルール、物を置く場所が覚えられない
②子供が生まれ、新しい環境に苦労する
③手先が不器用、確認不足が多い。
④仕事での確認不足が多い
あげたらキリががないですがこの4つで困っていました。
ちなみに①は毎日覚えられず、同じ失敗をしていました。
発達障害は同じ特性の人は少なく、環境によっても変わってくるのであまりyoutubeや教科書はあてにならないのかもしれません。もちろんこのnoteもあてにならないでしょう。しかし、それでも伝えたいこと、困っていたり悩んでいる人のなにかのきっかけになればという思いがあります。
通院の末にADHDの診断がおりました。
当事者になってみてわかったことは脳の神経伝達がすくないというのは非常にやっかいだと感じました。
不注意も脳の神経伝達が少ない結果、ぼーっとして意識が一瞬だけ飛び忘れます。ルールが覚えられないのも脳のワーキングメモリが少ない結果記憶することができません。確認不足も意識が一瞬だけ飛び、記憶に定着しないと感じました。
これを読んでいるあなたは自分がADHDだと悩んだ人が多いのでしょうか?
「でもなんとなく病院に行くのはどうなんだろう」、「あんまり特徴があてはまってないし・・・」と悩んでいませんか?
発達障がいで重要なのは「本人の困り感」です。
世の中に4次元ポケットがあって忘れ物という概念がなかったら困らないですよね?ぼーっとしていることそが才能でお金を稼げる世の中だったら億万長者になれる自信があります。
しかし、世の中そうじゃありません。忘れ物をすると、困ること、自分の評判も落ちていきます。ぼーっとしていたら「話を聞いているのか!」とおこられますよね。だからこそ困っている気持ちが強いと発達障がいなのかもしれません。
まとめ
私がこの記事で伝えたいのは通院を勧めることではありません。
ADHDの特徴が調べた結果見当たらなくても困っていることが多いとADHDの可能性は十分にあります。
もっと世の中でADHDの理解が進んでほしいと心から願っています。
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