ゲーミングキーボードの新境地、ラピッドトリガー界に足を踏み入れてみた。【REALFORCE GX1レビュー】
「REALFORCE GX1にラピッドトリガーが実装」というニュースを見てしまった&ちょうど誕生日だったということで購入を決意。だが考えることはみな同じ。当然のごとく売りきれ。
ビッグカメラで入荷次第配送の予約を取り付け、待つこと2週間。
次回家電量販店への納入は8月頃、と公式Twitterからのお触れがあったので届くのはまだ先かな~と思っていた矢先予想外の着弾。ありがとう東プレさん、ありがとうビッグカメラ有楽町店。
というわけで今回はこのREALFORCE GX1と、valorantで使ってどうだったか書いていきます。
ちなみにランクはゴールドです。どちらかというとシルバーよりの。上手い人のレビューではございませんのであしからず。
REALFORCEを選ぶまで
まずはキーボード遍歴から。
①初ゲーミングPC購入時についてきたmouseのキーボード
・・・多分メンブレン。青色にだけ光る。有線。
②GproX キーボード(青軸)
・・・軸換装できる方。初めはクリッキー感が楽しかったけど次第にうるさくね?と思い始めた;;
③GproX キーボード(銀軸)
・・・上段の通りGproXがホットスワップ対応だったので、amazonか遊舎工房さんかでCherry MX speed silverを購入。この時はすでにキーボード沼の存在を知り、実験がてらやってみた。
④REALFORCE GX1→New!
競合製品との脳内会議
GproX w/銀軸でも正直満足はしていた。でも巷に流れる「wootingはpay to winだ」っていうのを見てたら欲しくなっちゃった。
なので次買うキーボードにはラピッドトリガー、もしくはそれに類する機能があるものが条件に。
ちなみにラピッドトリガーとはなんぞや?って方。
一言でいうとキーボードの反応速度が上がる機能です。
細かく言うとAP(アクチュエーションポイント=キー入力がONとなるポイント)からどれだけキーを戻したときにOFFと認識するかを任意の位置・移動量に設定することができる機能です。
0.1mm単位での設定が現状の基準ですね。
ラピッドトリガー系キーボードで現状選択肢に上がるのは
wooting
REALFORCE
apex pro(予定)
ZENAIM(予定)
Drunkdeer
の5つ。(と思ってたんですけどどうやらRazerとかElecomとかにもあるみたい)
まず価格面からZENAIMは見送り。社会人とはいえ4万越えはエグイ。あとロープロなので。
Steelseriesのapex proシリーズは実際に試し打ちした時にABS素材過ぎるキーキャップと剛性の無さが気になったのでこれも見送り。あとDrunkdeerもレビュー見る限り少し安っぽそうだったので。
wootingは配送までに2カ月かかるとかいうスケジュールなので、悩んだ末に見送り。
ほぼ決まってきたところでしっかりレビューチェックし、GX1に骨を埋めることに。
参考にさせて頂いたサイトたちはこちら↓
大本命DPQPさん。YouTubeも観てます。
今使ってるマウス(VGN Dragonfly pro max)もこれ見て買いました。おすすめ。
裏の大本命ヤスオさん。
ゲーミングデバイスの歴史も学べる現代の教科書。この記事でGX1の存在を知りました。
配列やら荷重やら。
そんなこんなで機種を決めたら、あとは配列やキー荷重の選択。
選ばれたのはUS配列のキー荷重30gモデル。
US配列にして後でキーキャップ換えて遊びたかったってのと、銀軸に近い触感をキープしたかったので。
このGX1優秀なことにキーキャップはCherry MX型なので、市販のやつとキーキャップが換えられるのです。
Valorantで実際に使ってみよう
やっときました。実際に使ってみてのターン。正直この記事読む人はここしか気にならないんじゃないかな。
まずは感想。
正直、半信半疑ではあった。いくらラピッドトリガーが神格化されてるからって、実はそんな変わんなくて銀軸の延長じゃないかと思ってた。
全然違う。
指に、思考に水のように寄り添ってくれる。動き出そうとした時にはすでに動いている、そんな感覚。
段違いにストッピング漏れが減ったし、ジグルピークのやりやすさも変わった。
キー荷重30g+AP0.1mm、さらにREALFORCE特有の静電容量無接点方式による独特の打鍵感。よくこの打鍵感は「スコスコ」と表現されますが、個人的には「ふにふに」って感じだった。とにもかくにも恐ろしいぐらい指に馴染む。
反応速度についてもCherry MX Speed silver(私の使ってた銀軸)と比べてみるとその差が結構如実に出ている。
銀軸はAP1.2mm、底打ちした場合の深さが3.4mmなので2.2mm戻さなければキー入力がオフできない。その分入力が早くなると考えるとまさしくPay to winではなかろうか。
セッティング
一応設定はこんな感じ。
WASD,Shift,CtrlはAP0.1mm,Dynamic mode on:0,1mm。
スキル・解除キー(qexc,f,4)は誤爆したくないので両モードとも少し深めの0.8mm。
その他キーは基本的に両モードとも0.4mmで設定。
まだまだ凝れる箇所は多いけど操作に特に違和は感じないので暫定これで使ってます。
kill switchについて
曲者。
離しストッピング派なのでストッピング自体にそこまで恩恵は無いような。でも切り返し打ちの時に離すキーにそこまで注意しなくなったような、、、
もう少し慣れる必要がありそう
ちなみにこのキーボードに変えてから、コンペで11連勝しました。(ブロンズ3→シルバー2)
総評
機能に関しての詳しい知識や、ゲーミングデバイス市場について詳しいわけではありません。が、33,000円に見合う価値があるのかと問われればあると自信をもって答えられるキーボードだと思います。
これだけゲーミングデバイスが飽和している時代の中で、そのなかでもまだ、あらたなデバイスや技術に触れたい方は是非、検討してみてはいかがでしょうか。
案件でも何でもありませんが、公式サイトだけ貼っておきます↓
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