210615 デイ・アフター・トゥモロー

世紀末前後(1995年~2005年頃)、パニック映画の公開が多かったように思います。
「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」のような地球滅亡のカウントダウンだったり、「ツイスター」や「ボルケーノ」「乱気流」といった自然災害のものだったり。

1999年第7の月。人類が滅亡する―――という、ノストラダムスの大予言がありました。だからですかね。そんな雰囲気だったのかも。

この作品も、そんなパニック映画の1本。
「氷河期」の再来を描いたもの。しかも、急激に雪と氷に襲われる。
地球温暖化によって極部の氷が融けたことにより、海水の塩分濃度が極端に変化し、それが海流の変化をもたらしたのが原因。
海流の急変が巨大ハリケーンを発生させ、北半球を覆ってしまう。
ハリケーンの中心部は、寒気を一気に引き下ろして、街中が凍りつく。

巨大ハリケーンによって高波がニューヨークを襲う場面などは、ここ数年の大型台風やゲリラ豪雨による被害を思い起こさせます。
雪に閉ざされた街並みは、今年1月の大雪を思い出す。

パニック映画はそれに立ち向かった人たちの感動の物語として仕上げられているけれど、リアリティがあればあるほど、「明日、本当にこんなことが起こるかもしれない」「こんなことが起こったら、自分は乗り越えれるだろうか」と考えさせられる。
まずは、防災キット準備するところからですかね。

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