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日本の伝統とPhotoshop

生け花には、立花、お生花、自由花の三種類があり、特に立花とお生花には生け方に厳しい規則が設けられています。
その規則があるからこそ、「美しく生けること」に集中できるのではないかと勝手に思っています。

「勝手に思っている」のには理由があります。
僕が「自由花」の師範しか持っていないからです。
また、僕が属している流派の柴山古流・縁山流は古流の流れを汲んだ自由花とお生花のみ学ぶことができ、立花は学ぶことができません。

自分のウデのなさを棚に上げて言わせてもらうと、立花の美しさは抜群です。池坊の展示会に行き、先生方の作品を見ると、あまりの美しさにしばらく動けなくなります。行き届いた花材の選択と準備、バランス、最終的に何が美しくさせているのか、それすらもわかりません。

閑話休題

昔、お正月用のお生花を生けました。
お正月用のお生花には水引を通します。
「水引は一生使うから」と家元に教えられ、写真の作品を生けた時に作った水引は大切に保管しています。
まだお生花は中伝なので、人に見せられる作品ではないのですが、上からライトをあてて「いい感じ」に画像を加工することができました。Photoshopで20分くらいの仕事です。
Photoshop2020→2021の進歩は凄まじいです。AIが活用されているようです。膨大な量の画像や画像の編集の記録を活用したAIを、Adobeは彼らのプロダクトに実装していることだと思います。
生け花の作品を人にみていただく場合、デジタル画像として見ていただくケースが圧倒的に多いと思います。今後生け花やフラワーアレンジメントに携わっていく方は、Photoshopなどの画像編集アプリの技術は必須となっていくのではないでしょうか。

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https://kubataiju.com

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