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身近になり始めた友人の死

29年生きて幸運なことに友人を一度も亡くしたことがなかった。
本当に幸運だったのだろうと思う。
祖父母は過去に亡くしているが、友人を失うのは経験してこなかった。
だが、そんな幸運も長くは続かない。
自分が長く生きれば生きるほど、自分の周りで先立っていく人の数は増えていく。

不思議なことに今年に入って2人を亡くした。
すごく親しかった訳ではないが、友人を亡くすのは初めてで、重い鉄球にのしかかられていたような感覚が続いた。

人が生まれのと、生き続けることに特段深い意味や理由などなく、自然現象だと思っている。
死も自然現象であるし、むしろ人に死が訪れないとすると、それは不自然極まりなく、人類にとっても地球全体にとっても全く助けにならない。

だとしても、死が周りの人に訪れた時の鈍く重く長い衝撃は受け入れるのが難しい。

明日は先週突然に亡くなった友人の送別会が我々の出会った行きつけのカフェで行われる。
死をみんなで共に直視し、支え合い、今日を明日をこれからを精一杯生きることを再確認できるといいな。


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