苦手な人・嫌いな人と自然に話せる!「3つのポイント」~会話編~
Q.:「上司や苦手な人がいる前だとうまく言葉が出てきません。克服したいのでセミナーに申込みました。よろしくお願いいたします」
セミナーにお申し込みいただいた方から、コメントをいただきました。いつもありがとうございます!
今回は、
「苦手な人がいると、言葉が出てこない…」
ですね。
普段から話せないわけではなく、苦手な人がいると、話せなくなる…
これは話すスキルがないというより、主にメンタルに起因します。
苦手な人がいると、「ドキ!」っとして、いつもの自分でいられなくなる。身構えてしまい言いたいことが言えなくなる。
そういった心の状態になるということです。
苦手な人がいても、心乱さず、平常心で会話するのにはどうしたらいいか?
今回は、苦手な人がいても、きちんと言葉が出てくるメンタルに特化して、解決策をお届けいたします!
①慣れる力
1つ目、まずは慣れる力。
苦手な人全員と、会話ができるようにならなければいけない。
とは思っていません。会話をしなくてもいい人もいると思います。
ただ、社内だったり、取引先だったり、どうしてもコミュニケーションを取らないといけない人もいます。
その人とは、腹を決めて、会話すること自体に慣れること。
慣れの力は本当に偉大です。
例えば、犬が怖い人でも、子犬を10回くらいさわって、「かわいいな~」なんて思っているうちに、だんだん犬に慣れてきます。
泳げない人は、まず洗面台に水を入れて、顔を水で濡らすことから始めます。
慣れが成す技です。
これを苦手な人に置き換えた場合、「苦手だな…」「嫌だな…」と、敬遠すればするほど慣れることができません。
私にも、苦手な人との経験があります。
創業当時、20名くらいのプロジェクトチームで動いていたことがあります。そこにリーダーの方がいらっしゃって、とてもいい方なのですが、かなり口調が荒い方で、正直、私は苦手でした。
けれども、同じコミュニティでいっしょに仕事をしなければならない。
なので、慣れるしかない。そう思い、私から近づいていって、挨拶するようにしました。会合があったらとにかく隣に座ります。特に話すことがなくても隣でニコニコしています。
3カ月くらいですか。その方と一緒にいることに完全に慣れてきました。そして半年後には大の仲良しになりました。もう10年近く経ちますが、今でも仲良くさせていただいております。慣れの力って本当に凄いです。
苦手な人って、苦手なところばかり見えてきますが、近くにいると、いいところも見えてきます。だから一緒にいることができるようになります。
慣れる力を養うために、
・まずは自分から少し近づいてみる
・あえて同じ空間にいる
・自ら挨拶してみる
何回かやってみると、必ず慣れてきます。
そして、いつもと同じ心の状態をキープすることができるようになります。そうなればリラックス状態に入ります。きちんと言葉も出てきます。
②期待しない力
2つ目は、期待しない力。
なぜ苦手意識を持つかといえば、
期待通りの反応が返ってこない
からです。
例えば、上司に「◯◯はどうですか?」と提案をしたら、「いいねー!」「最高だね!」と、毎回100%承認してくれたら。きっとその上司のことは苦手ではないはずです。
逆に、何か言う度に、「え?なんでそうなるの?」「全然だめでしょ」「ちゃんと俺の話聞いていた?」と否定されば、その上司が苦手になります。
つまり、期待と違う反応が返ってくるから、嫌になるのです。
でも、どうでしょう。
人は、全員価値観が違います。
期待と同じことが返ってくることのほうが稀です。稀なことに期待すると、イライラしたり、悲しくなったりす頻度が増えます。
西洋の方に、「なんで家の中でスリッパを履かないの!!」と、腹は立てないと思うんです。そもそも文化が違います。
期待通りの反応がなかったとしても、それは価値観や考え方の違い。
「この人苦手…」と反応するのではなく、「まぁ、しかたないよね」「なるほどな、そういう人もいるよね」と。
それが普通という感覚です。その流れで3つめ。
③スルーする力
これはスルーするスキルということで、以前も動画をアップさせていただきました。
期待通りの反応がなかったとしても、スルーできる力です。
10人いたら10人違う。それに対して、毎回腹を立てたり、その人避けたり、怖がったりしていたら、穏やかな心の状態をキープすることができません。
朝が苦手な人もいれば、夜が苦手な人もいます。
ホチキスの止め方は異常にうるさいのに、資料のつくり方は雑な人もいます。
相手のことを「苦手…」と思うと、ドキドキして交感神経が高くなり、脈も速くなり、筋肉も硬直します。
筋肉が硬直すると、喉周りの筋肉にも力が入り、うまく言葉も出てきません。全部つながっているんですね。
心の乱れを整える
心が乱れていると、いつものパフォーマンスを発揮することができません。苦手な人と対峙したときはことさらです。
そこで、3つの力、
①慣れる力
②期待しない力
③スルーする力
を今回お伝えしました。
非常に地味なんですが、苦手な人とのコミュニケーションでは、これがボディーブローのように効いてきます。
人間の細胞は90日(3カ月)で一回入れ替わるそうですが、3カ月意識して、実践しみると、苦手な人がいても、肩の力がストンと抜けるような、そんな感覚を味わうと思います。これがリラックス状態です。
ぜひ、本日お伝えした3つの力を試してみてください。動画でも詳しく解説しております。お時間のあるときにチェックしてみてください~(^^)!!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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