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仕事で質問できない状況を打破する方法!

今回は「怖い人に質問できない…どうする?編」です。

受講生からいただいた質問です。

Q.:「業務中にわからないことがあっても、怖い人や厳しい人だと怖くてし質問できません。質問するまでにすごく時間がかかります。そうこうしているうちに、質問しないことがあったり、結局わからないままになることもあります。もっと質問しなさいと怒られたこともあります。うまく質問できる方法があれば教えてください」

私も社会人のときに何度も困ったことがあります。
主に上司ですが、質問しようと思ったらすごく機嫌が悪くて質問できなかったり、チームの売上が下がっているときなんかは、かなり声をかけづらかったです。
あなたにはそんな経験ありませんか?

今回は「怖い人に質問できない…」どうする?
です。

結論、相手の頭の中を想像すれば質問できる
ということを展開していきます。

相手の頭の中を想像する

質問して、相手が普通に答えてくれるなら、恐れることはないですよね。

ただ、怖そうな人・厳しそうな人に質問すると、こんな反応が返ってくることが考えられます。
主に5つです。

①「前にも言っただろう!」と怒られる
②「そんなことも知らないのか!」と言われる
③「自分で考えろ!」と言われる
④「なんでそんなことを聞くの?」とポカンとされる
⑤「言っていることがよくわからない」と言われる

なぜ、相手はこんなことを言うのか。

例えば、「前にも言っただろう!」という上司。
上司も人間ですから、忘れることはありますよね。
以前に聞いたことをもう一度聞くこともあるでしょう。
「そんなことも知らないのか!」って言っても、誰だって知らないことはあります。
「自分で考えろ」って言われても、考えてもわからないこともあります。

それは上司もわかっています。
だからそこに怒っているわけではありません。

相手のことを踏まえないことが悪

では、相手は何に憤慨しているのでしょうか?
コレです。

・前に言ったにもかかわらず、サラっと聞いてくる。
・全く考えた素振りもなく、シレっと聞いてくる
・しっかり考えた痕跡もなく、シラっと聞いてくる

「サラ・シレ・シラ」ですね。
要するに、努力感なく人の時間を奪おうとしていることに怒っているわけです。

研修などで上司の方に聞きます。
「上司の方だって、以前聞いたことを忘れることもありますし、考えてもわからないこともありますよね。そこに怒っているわけではないですよね?」
と。
みなさん「うんうん」と頷きます。

大事なポイントは、質問することが悪ではなく、
相手のことを踏まえないことが悪
ということです。

相手の頭の中を想像するということは、まさにこういうことです。

では、相手のことをを踏まえて質問するにはどうしたらいいか?

①「前も言っただろう!」と言われそうなケース

→「大変申し訳ございません。もしかしたら、以前にも伺ったかもしれませんので、お手数をおかけしますが…」
と、相手を気遣う前置きがあるだけで、相手の受け取り方は変わります。

②「そんなことも知らないのか!」と言われそうなケース

→「申し訳ございません。1時間くらい色々調べてみたのですが、どうしてもわからなくて…」
と伝えてから質問してみてください。
ほんの5秒くらいの前置きですが、これがあるだけで努力感が伝わります。

③「自分で考えろ!」と言われそうなケース

→「申し訳ございません。昨日一晩考えてみたのですが、どうしても考えが浮かばなかったので、ぜひアイデアをいただきたいのですが」
と、自分でも取り組んでみた痕跡を伝えましょう。

④「なんでそんなことを聞くの?」とポカンとされそうなケース

→「趣旨がちがったら申し訳ありません」
と一言入れれば、相手も「ちょっと違う系統の話がくるかも」と準備ができます。

⑤「言っていることがよくわからない」と言われそうなケース

→これはきちんと話を整理してから伝えましょう。
きちんと整理してから説明しているか、整理した様子がないか、質問された側はだいたいわかります。これも相手に対する配慮です。

ちょっとしたひと言で質問しやすくなる

こうして、怖い人・厳しい人に質問するときも、
「相手の時間を奪って申し訳ない」という謝罪の気持ちや、しっかり自分でも努力した痕跡が相手に伝わると、普通に答えてくれる確率がグッと高まります。
逆に、サラっと、シレっと質問すると怒られてしまいます。

コミュニケーションは、相手のことを踏まえないと地雷を踏みます。
ぜひ下記動画でも「上手に質問する方法」を深めていただけるとうれしいです(^^)/


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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
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・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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