会話で行き詰まったときの話題のつくり方!何気ない会話を盛り上げるコツ
「話す話題が見つからず、気まずい空気が流れることがあります。会話が行き詰まっても立ち去るわけにもいかず、どうしたら会話を続けることができるでしょうか」
今回もコメントいただきました!誠にありがとうございます。
こういうケースありますよね。話すことがないから、変にやること探したり、「トイレ行こう」と思ったら「あ、さっきも行ったな。。。」とか。
その場から立ち去れない…けど、特に話すこともない…という状態。
わたしは今でこそ雑談の本を書かせていただいておりますが(雑談の一流、二流、三流)、
社会人になりたてのころは、年上の方と話すのが苦手で、先輩に囲まれると、どうしたらいいかわからなく、いつもドギマギしていました。
何年か経験を積むと今度は後輩ができるわけですが、後輩に囲まれたときも何を話していいかわからずキョロキョロ。。。
もともと極度の人見知りなので、なかなかしゃべれなかった経験があります。
静寂の中に話題を投じる
話すことがない、あの静寂な空気の中に、自ら話題を入れていくのは、とても勇気のいることだと思います。
「そんなことを言っていいのだろうか」「無視されたら嫌だな」とか。そう思うとなかなかうまく会話を切り出しにくいと思います。
ところが、コミュニケーションの達人を見ると、複数人数でもマンツーマンでも、話題を投じてくれるのはいつもその達人です。まるでキャンプファイヤーに火を灯すように、話題を投じてその場を温かくしてくれるのです。
そこで今回は、気まずい空気がなくなる話題の提供方法について、ポイントをお伝えいたします。
話題が提供できるようになれば、きっと「◯◯さんがいるといつも楽しい!」「◯◯さんは、きょう来ていないの?」と言われるようになります。
何気ない会話での話題づくり
今回ご紹介するのは「連想法」です。
連想といえば、昔、「マジカルバナナ、バナナと言えば黄色、黄色といえば」というのがありました。バナナといえば黄色、黄色といえば信号、信号といえば三色、三色といえば三色巾着、三色巾着といえばおかず…と、どんどん連想していきます。
この連想力が強い人は、話題がなくなっても、連想することでどんどん話題を生み出していきます。
連想法で生み出す会話
例えばこんな感じです。
Aさん:「そうそう、鬼滅の刃で思い出したのですが、最近、呪術廻戦という漫画が流行っているみたいなんですよね。見たことあります?」
Bさん:「メチャメチャ見ています」
Aさん:「へぇー!そうなんですか!どの辺が面白いですか?」
~と会話が続き~
Aさん:「わたしが漫画を見たのは中学生のときのドラゴンボールくらいですかね。ちなみに、Aさんは中学校のときは何部だったのですか?」
Bさん:「帰宅部です」
Aさん:「帰宅部なんですね!何か部活以外に熱中されいたことがあったんですか?」
~と会話が続き~
Aさん:「最近、部活に入らないお子さんが増えているんですって。ちなみに、お子さんはおいくつでしたっけ?」
Bさん:「13歳です。中1になります」
Aさん:「そうですか~!もうそんなに大きくなられたんですか~」
~と会話が続き~
この話は、
鬼滅の刃→呪術廻戦→ドラゴンボール→中学時代→部活に入らない子供→お子さんの話
というかたちで繋がっています。まさに連想です。
雑談は、体系的に整理された話をしなければならないというわけではなく、どんな話でも、会話をすることでその場が温かい空気になることが大事です。
連想からアイデアが生まれる
連想から色んなアイデアが生まれることもあります。
例えば、ポスト・イット。貼ってもはがれない強力な接着剤をつくっていたところ、よくくっつくけど剥がれやすい、という奇妙な商品ができたそうです。開発者は「これは本に挟むしおりに使えるのでは」と連想しました。そして現在の使い方に至ったそうです。
他にもラー油がありますね。もともとラー油はスパイス(香辛料)です。スパイスは食べ物に含まれます。ラー油に何か混ぜたらおいしくなるのでは?という発想から「食べるラー油」が生まれて、ラー油がおかずになりました。
連想することで様々なアイデアが生まれます。
連想する脳内習慣
連想力を身につけるには、やはり習慣の力です。
日常生活で連想する脳内習慣をつくっておくことをおすすめいたします。
例えば、「入学式」という言葉からいくつ連想できるでしょう?
よかったらチャレンジしてみてください。
30秒で10個以上出てきたら、なかなかの連想力の持ち主です。20個以上出てきたらマスターの域です。
(例)入学式→制服→ランドセル→カバン→カバンなら置きっぱなしにしてきた高校に→ドラゴンアッシュの歌詞→リリック→ラップ…
この連想が上手い人は、人前で話すときもネタが尽きません。
例えば、時計というテーマなら、
「長針、短針、刻む、一周する」
色々連想できます。そしてこんなトークです。
「時計といえば、長針、短針、刻む、一周する、色々ありますが、長針、短針を見て気づくことがあります。長針は1時間に一周し、短針は12時間で一周します。速度は違えど、かならず12時のところでまた同じスタートラインを向かえます。これは人生と一緒です。長針のように早く進むのがいいか、短針のようにゆっくり進むのがいいのか。その速度が大事なわけではなく、とにかく前進していることが大事なのです」
やや強引に結びつけた感がありますが(笑)、このように連想して話を広げていきます。
まとめ
普段の何気ない会話で、連想することで会話をつなげ、色々な話題を提供してみてはいかがでしょうか。
会話は、人と人をつなぐ潤滑油です。話しづらい人もいると思いますが、実際話してみると、とっても良い人で、その後の大切なご縁につながったということあると思います。
いろいろな話題が提供できるようになると、きっと会話が何倍も楽しくなります!詳細は下記の動画でご確認ください。
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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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