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頭の回転を速くする3つの方法【実演付き】
Q:「話していると、だんだん頭が回らなくなってくることがあります。頭の回転を速くするにはどうすればいいでしょうか?」
今回は普段我々がトレーニングしている「頭の回転を速くする3つの方法」をお伝えいたします。
頭の回転の速さでいえば、以前もお話させていただきましたひろゆきさんですね。ものすごい頭の回転が速いんです。
先日、かまいたちさんの番組に出演させていただき、かまいたちさん VS ひろゆきさん ディベート対決の審査員をさせていただきました。
ひろゆきさんは、論点を明確にして、持論をテーブルに乗っけて、立証していく、この速さが尋常ではないんです。
やはり、頭の回転が速い人は、工夫もされているし、努力もされています。今回は、頭の回転を速くして、ポンポン発話できるようにする練習方法をお伝えいたします。
方法は以下3つです。
①3つにまとめる
まずは、3つにまとめる練習です。
日本人は3が好きのようです。金・銀・銅、上・中・下、猪・鹿・蝶、など3つで表現するこのがよくあります。
2バカトリオよりも、3バカトリオ、の方がしっくりきたりします。2羽カラス、だとちょっと少ない感じもします。やはり3羽ガラスのほうが収まりがよさそうです。
この慣れ親しんだ「3つ」を活用します。
例えば、
「お伝えしたいことが3つあります」
「今日議論したい点が3つあります」
「この商品のポイントは3つあります」
と、まず「3つ」と言う。すると、それを埋めようとして頭の高速回転がはじまります。
論より証拠で、実際にやってみます。まず「3つ」と言ってから、言うことを埋めていく方法を実演してみました。よろしければ、ぜひ動画をご確認ください。
~動画では~
今回、いつも動画を撮影してくださっているカメラマンの方から、「心スキャナー」というゲームグッズを渡されました。
それについて、アドリブで「特徴が3つあります」と言ってから、話すことを決めていきます。
「特徴は3つあります。1つ目は、メチャメチャ盛り上がること。2つ目は、自分の心の状態がわかること。3つ目は、6歳以上が対象なので多くの方が楽しめること。以上3つです」
という感じでまとめました。
まずは3つのボックスを立ち上げ、そこに何かを埋めようとすることで、頭の高速回転を生み出す練習です。
もうひとつ、お題をいただきました。消毒液です。
「この商品のポイントは3つです。1つ、ものすごく軽くて持ち運びが便利です。2つ、保湿成分配合で手に優しいです。3つ、デザインがかわいい。以上3つです」
今回、アドリブでやってみましたが、高速で頭を回転させていくよいトレーニングになります。ぜひチャレンジしてみてください。
②まず決める
まず結論を伝える練習です。二者択一なら、「こっちがいいと思います」と、まず決める。これが頭の高速回転につながります。
これもアドリブで実演してみました。
動画では、こんなお題をいただきました。
「都内の移動は、車移動のほうがいいか」
まず決めることからはじめます。
「車移動ではない方がいいと思います。なぜならば、渋滞に巻き込まれて時間が読めなくなるからです。電車なら、間違いなく時間通りなので、遅れて誰かに迷惑をかけることがありません」
みたいな感じです。
もうひとつお題をいただきました。
「電気自動車にした方がいいか」
「私は電気自動車にした方がいいと思います。なぜなら、いつでも充電ができて、エコにつながり環境にも優しい。先進国でも電気自動車の導入がどんどん進んでいて、喜ばれているケースが多いので、電気自動車の方がいいと思います」
こんな感じで、まずいいか悪いか決める。それから理由を考える練習です。
なぜこれが頭の高速回転につながるかというと、結論をいうと理由を説明したくなるからです。
例えば、「〇〇さんは、がん保険に入ったほうがいいと思います。本日お伝えしたいことは以上です」これだけ言われたら、「え?なんで?」ってなりますよね。理由が知りたくなります。
結論だけ、理由なし。というのはどうも気持ち悪いものです。
これは話し手も一緒です。あえて理由を説明しないケースもあるかと思いますが、そういった意図的な場合を除き、普通は結論だけ伝えて、理由を説明しないというのはなんだか気持ちが悪いものです。
だからまず、結論を伝えます。すると理由も伝えたくなる。
結論→理由
これが頭の高速回転を生み出します。
まずは決めて、どんどん伝えていく練習です。
③一旦分ける
例えば、「肩こりがひどいんです」と相談を受けたとします。
まず、
「肩こりの問題は、体の問題と食事の問題、2つあります」
と、スパっと分けます。
「残業が多いんです」と相談されたときも、
「それは、仕事の量と質に問題がありそうです」とスパッと分けます。
よく、会議で議論をしていると、色々な話が錯綜して、「一体、いま何の話をしているんだろう?」というときがあります。
そんなときも、「そもそも企画をやるかどうかと、やるならどちらの企画をやるか、2つのことが議論されていると思います。まず企画をやるかどうか決めませんか?」と、分けてみる。
これは瞬間的に物事を整理する力です。分ける練習をしていると、高速で頭の中が整理できるようになります。
今回のまとめ
①3つにまとめる
②まずは決める
③一旦分ける
今回は頭の回転を速くする3つの方法をお伝えしました。
短距離走でも、速く走れるコツがあります。姿勢は一直線で、腕を大きく振る、みたいに。それを知ったからといって、いきなり足は速くなりませんが、何回もやっていくうちに足は速くなります。
これは頭の回転も一緒です。3つの方法を練習していくと、だんだん頭の高速回転を生み出せるようになります。今回のメソッド、ぜひチャレンジしてみてくださいね(^-^)/
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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