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職場で好かれる話し方【コミュ力】

Q:「職場で好かれる話し方ってありますか?」

という質問をいただきました。

いつもご質問いただきありががとうございます!

「好かれる」は受け手によって異なる

「好かれる」の定義ですが、人によって受け取り方が異なりますね。

例えば、よく「笑顔で話しましょう」って言われます。とても大切なことだと思いますが、いつも笑顔でいることを不自然だと思う人もいたりします。

「ドレミファソの『ソ』の音で挨拶しましょう」と、研修などで言われますが、「ソ」の音で「おはようございます」と言うと、キンキンしてうるさいという人もいたり。

好みは人それぞれバラバラですよね。職場の風土とか、雰囲気でもまったく違うと思います。

だから、これをやれば全員に好かれるという魔法の杖はないと思うんです。ただ、これをやったら確実に嫌われるというのはだいたい共通して存在します。

我々のスクールでは過去、1,000本以上のセミナーをつくり、色々なトレーニングを行う中で、「職場で嫌われる話し方」の記事を集め、研究し、受講生にヒアリングしてきました。

その中、「こんな話し方をすると嫌われる」というものが3つ存在するので、ぜひご紹介いたします。

嫌われる話し方3選

だいたい共通してでてくるのが、否定、遮断、長尺です。

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①否定

これは「4D」といわれるもので、でも・だって・どうせ・ダメです。話しているときに「でも~」「だって~」という否定語を連発されると、ちょっと嫌な気分になりませんか?

否定されて「やったぜ!」と喜ぶ人はいないと思います。これは万人に嫌われてしまいます。

②遮断

これは「3T」と言われるもので、ちょっと待って・ということは・つまりこういうことでしょと、話の途中で遮ることです。

まだ話の途中なのに、「ちょっと待って」と止められたり、「ということは」「つまりこういうことでしょ?」と、勝手に話をまとめられたりすると、話を聞いてもらえず嫌な気持ちになります。

③長尺

文字通り、話が長いことを意味します。結論がわからない話は、聞き手にとっては非常に苦痛です。

もちろん、その話が面白かったり、興味があれば別です。しかし、何を言っているかよくわからない話を聞き続けるのは、相当至難の業です。聞き手はずっとモヤモヤしてしまいます。

とは言っても・・・

教科書的にいえば、「否定・遮断・長尺はやめましょう」で済みますが、現場はそう簡単にいきません。

否定しなければならないときもあるし、遮断しなければならないときもあります。つい話が長くなってしまうときもあります。

そこで、どうするかです。

否定の前にクッションを入れる

否定は、単体だとインパクトがとても強いです。「でも」がいきなり出てくると、相手もドキっとします。

そんなときは「でも」の前にクッションを入れましょう。

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こんな感じです。

確かに、そういうケースもありますね。でも、こういうケースもありますよね?」

なるほど、そういう路線もありですね。ただ、こういう方向性もありじゃないでしょうか?」

その発想はなかったですね!すごいアイデアです。だけど、この場合どうします?」

「でも」の前にクッションを入れることで、ちょっと感じ方が変わってきませんか。

否定語を使わないようにするのは、それはそれで美しいことかもしれませんが、実際は使わなければならないときもあります。そのときは、ぜひクッションを入れてみてください。

遮断しなくても済むルール

遮断に関しては、遮断しなくても済むような初期設定をしておくことです。

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遮断するということは、遮りたくなるほど相手の話が長いということです。

なので、「会議の発言は1分以内でまとめましょう」と先に設定しておけば、「30秒くらい経過したかな。あと30秒聞けばいいか」と我慢できます。終わりが見えないから我慢ができないのです。

他にも「報告は3分で行う」など、こうしたルールを初期設定しておけば、遮断する必要がなくなります。

話が長くなってしまうときは

話が長くなってしまうときは、このブログや動画でもたくさんお伝えしてきましたが、是非「BOX話法」「ズバリ発想法」「テンプレート話法」などを取り入れていただきたいと思います。

わかりやすく話す技術、型を仕入れて、ぜひ端的に伝える技術を磨いていただければと思います。

誰からも好かれる話し方というのは難しいと思います。ただ、「これをやったら確実に嫌われる」話し方は存在します。それらをやらないことで、まずは嫌われないというところからスタートしてみてはいかがでしょうか。詳細は動画でも解説しております!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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