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言葉に詰まらず気軽に雑談できる方法

「気軽に雑談したり、人と仲良くなっていきた気持ちはありますが、言葉に詰まったり、途中でフリーズすることが多いです。頭の中で言いたいことが整理されていないと言葉が出にくいことがあります」

というコメントをいただきました。

何気ない会話は、よく話があちこちに飛んだり、散漫になることがあると思います。そういった会話で、常に頭の中で言いたいことを整理するのはなかなか大変ですよね。

頭の中が整理できていない状態で、突然「どう思う?」と聞かれたら、言葉に詰まったり、フリーズしてしまいます。

今回のお問合せでも、「頭の中で言いたいことが整理されていないと言葉が出にくいことがあります」といただきましたが、まずはしっかり会話の中身を整理する必要がありそうです。

話の中身を整理する方法

例えば、迷路に迷い込んだとします。「ここはどこだろう…」「出口はどこ…」と不安になりますよね。

そこで地図を発見したらどうでしょう。今、自分がどこにいるのか、出口はどこか、把握できます。

これは会話も同じことが言えます。いま何の話がされていて、どこに向かっているのか、会話の地図があれば、頭の中が整理しやすくなります。

本日は、話の中身を整理するために、地図を俯瞰するかのごとく、「会話を立体的に捉えましょう!」というテーマでお届けいたします。

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会話を立体的に捉えよう!

何気ない会話は、概ね以下の3種類に分類されます。

あるテーマにそって、

①掘り下げる会話

②横に広げる会話

③先に進める会話

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だいたいこの3つの中のどれかが話し合われています。

例えば、会話のテーマが「先日観た映画」だったとします。

そこで「どんな映画だったの?」「どういう話?」「誰が出ているの?」という会話は、①の掘り下げる会話です。

一方、「他に観に行った映画はある?」という会話は、話が横展開しているので、②の横に広げる会話にあたります。

他に「来月は何を見に行こうかな」いう会話は、話が未来に進んでいるので、③先に進める会話とうことになります。

だいたいで構いませんので、掘り下げる会話、横に広げる会話、先に進める会話、いま会話がどの位置にあるのか、それを把握すると迷子にならずに済みます。

掘り下げる、広げる、進める会話

もうひとつ具体例をみていきましょう。

「最近、仕事が忙しい」というテーマで会話が繰り広げられているとします。

そこに対して「なんで忙しいの?」という展開になったら、掘り下げる会話ということになります。

一方、「最近忙しすぎてヨガにも全然行けていない」となったら、仕事→ヨガへ、と広げる会話にあたります。そこで、「ヨガにはどのくらい通っていたの?」となると、また掘り下げる会話が始まります。

「思い切ってハワイにでも行こうかな」となれば、未来に向かって話を進める会話になります。

このように、会話を立体的に捉えると、会話の全体像が見えてきます。

「突然パプアニューギニアの話なんだけど」と言われたら?

例えば、突然、「パプアニューギニアの話なんだけどさぁ~」と言われたら、私でもフリーズしてしまいます。よくわからないからです。

しかし、前後の文脈から判断して、「パプアニューギニアには行ったことないけれど、その下のオーストラリアなら行ったことがあります」と言えば、「オーストラリアって、どんな感じなんですか?」とまた掘り下げる会話がはじまります。

こういう感じで、会話がどこにいるのか?全体像がつかめれば、頭の中もだいぶ整理しやすくなります。

本日のまとめ

会話を立体的に捉えて、頭の中を整理する

①掘り下げる会話

②横に広げる会話

③先に進める会話

ぜひ動画でもご確認ください!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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