「何考えてるかわからない」と言われてしまう...人は「コレ」をやってほしい!!!
Q:「何を考えているかよくわからない」と言われます。感情表現が苦手なようです。何かよい方法はありますでしょうか?
ご質問をいただきました。いつもありがとうございます!
今回は感情表現がテーマですね。
これ、非常にわかります。
私もほんとに苦手だったんです。。
変な話ですが、小学校4年のときに、
「眉間にシワを寄せると顔がカッコよくなる」
と勘違いしていたことがありまして・・・
ちょっとニヒルな感じというか。
ただ険しい顔になるだけなのですが(笑)。
毎朝登校したら、まずトイレの鏡の前で眉間にシワを寄せて、それから教室に入っていました。
誰も寄ってこなくなりました。
そんな怖い顔していたら誰も話しかけたくないですからね(;´Д`)。
表情が読めないと不安になる
無表情の人、怖そうな顔をしている人は、コミュニケーションが取りずらいですよね。
感情がわからず不安になります。
「感情を表に出す必要はない」という方はいいと思うんですが、やはり普段のコミュニケーションでは、
・今、楽しいのか?切ないのか?
・いまの話、理解してくれているのか?
・何かを伝えようとしているのか?
それがわからないと、非常に会話がしづらいです。
今回は感情表現が苦手な方が、まずは取り組むべきたった1つのコツをお伝えいたします。
感情を口にする
これが今回の結論になります。
こういうと身も蓋もないかもしれませんが、感情表現が苦手な人は圧倒的にここで躓いています。
感情を口にしていません。
感情表現は言葉だけではありません。身振り手振りもあります。
でも際立って足りていないのは言葉にすることです。
「私は普段、表情とパントマイムだけで生活しています」
なんて人はいないですよね(笑)。
やはり一番使うのは言葉だと思います。
例えば。
私の話なんですが、先ほど、どうもレモンスカッシュを飲みたくなりまして。
少しほおっておいたのですが、飲みたくて飲みたくてザワザワしてくるわけです。
そこで弊社のフロアにある自動販売機まで買いに行きました。ここの自動販売機は全商品100円なんですね。
100円だけ握りしめて買いに行ったわけです。
100円を入れたら、自動販売機のランプが光りません。
「あれ、何で?」と思ったら、なんとレモンスカッシュだけ110円なんです。
「オイ!10円足りん!」と。。。
またオフィスに戻って財布から10円取ってくるのか。。面倒だな。。
と思って、左のポケットに手を入れたら・・・
なんと10円が入っているではありませんか!
「おお~!!ブラボー!!」
10円を入れてめでたくレモンスカッシュを買えました。
的な話を、ちょっと大げさにしてみましたが、これを感情を口にせず淡々としゃべったらどうなると思いますか?
ただの経過報告になります。
「レモンシュカッシュが飲みたくてザワザワした」
「10円足りなくて残念だった…(´ㅂ`;)」
「10円があった!ヤッター!(´∀`)‼」
気持ちの表現が全くなかったら本当に淡々した話になります。
嬉しかったのか、悲しかったのか、よくわかりませんよね。
感情表現が得意な人は、
「楽しかったんです」
「うれしかったんです」
「ワクワクしたんです」
ガンガンいれてきます。
口にしているうちに本当に気持ちが乗ってくることさえあります。
ポイントは、
どうなったか?
よりも
どう感じたか?
です。
相手の感情にアプローチする
自分の話もそうなんですが、相手の話を聞くときも、感情のキーワードを拾うといいです。
例えば、
「最近、初めてコロナに感染しまして。まず子供がかかったんですが、その後妻もかかりまして、私もかかりました。2週間隔離で、会社にいけず仕事が心配になりまして…」
という話を聞いたとします。
この場合、
「熱は何度出たんですか?」
「ワクチンは接種したんですか?」
など、色々聞きたいことが出てきます。
でも、一番触れなければいけないのは、
「2週間も。それはお仕事、心配になりますよね」
です。
なぜなら本人が「心配になりまして…」という気持ちを語っているからです。
まずそこに触れないといけません。
自分が聞きたいことはいったん横に置いておいて、
「うわー、2週間も隔離ですか。大変でしたね」
「2週間って結構仕事たまりますから、やきもきしたでしょうね」
と相手の感情にフォーカスします。
自分が聞きたいことは、その後でも十分です。
具体的にできること
まずは簡単なところからでいいんです。
「楽しかったです」
「うれしかったです」
「切なかったです」
「刺激的でした」
などなど、感情を口にすること。
感情に意識が向くと、相手の感情にも気づけるようになります。
アンテナが立って情報が入ってきます。
是非、動画を見ながら実践してみてください o(^-^)o
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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