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「人前で話すときに、なかなか聞いてもらっている感じがしません…」という質問にズバリお答えします!

「最近、人前で話す機会が増えてきたのですが、なかなか聞いてもらっている感じがしません。どうしたら聞いてもらえるようになりますか」

今回もセミナーにお申し込みいただいた受講生の方からメッセージをいただきました。メッセージありがとうございます!

職種が変わったり、新人研修をすることになって、人前で話す機会が増えてきた。ただ、いざ話してみるとなかなか話を聞いてもらえない。。。

これは本当によくあるケースです。

いざ話し出すと、聞き手が手元の資料をパラパラめくりだしたり、聞いているような態度ではなかったり。

そうするとちょっと残念な気持ちになりますよね。

今回は、最近人前で話す機会が増えてきた方に、最初に押さえてほしいポイントをお伝えしていきます。

なぜ話を聞いてもらえないのか

もう一度、ご相談内容を確認します。

「最近、人前で話す機会が増えてきたのですが、なかなか聞いてもらっている感じがしません。どうしたら聞いてもらえるようになりますか」

という質問です。

早速、結論からお伝えいたします。

こういっては身も蓋もないですが・・・

そもそも聞き手は話を聞いていません

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人間には、「興味のあることだけを聞きたい」という大原則があります。興味のないことは、あまり耳に入ってこないのです。

たとえば、学校の授業がなんで退屈に感じるのか。それは興味がないからです。逆に歴史に興味があるなら、その子供は歴史の授業を一生懸命聞くでしょう。

まったく購入する気のない商品を60分間ひたすら営業されたら・・・誰でも嫌になりますね。逆に興味があれば前のめりで聞くと思います。

では人の話を聞くときはどうでしょう。

興味のある内容ばかりでしょうか?人の話を聞くたびに「なるほど!その話、メチャメチャ興味あります!」という話ばかりではないと思います。

「保険の説明ですね!メチャメチャ興味あります!」「名刺の渡し方ですね!わたし名刺交換大好きなんです!ぜひ聞かせてください!」「会社の経費精算の方法が変わったんですね!ぜひ教えてください!」というテンションで聞くことは稀で、はじめから前のめりで人の話を聞くケースはほとんどないのです。

正確に言えば、「聞き手はそこまで興味を持っていない」ということを前提に話の内容を設計したほうよいということです。

私が講師としてデビューしたとき、ある営業研修のお仕事をいただきました。受講生の方は「営業の研修を受けたい!」という気持ちで、やる気満々で参加されているかと思いきや、会場に入るやいなや、受講生のどんよりした雰囲気・・・「なんか講師みたいなやつが来たぞ」というアウェイ感で実施したことが何度もあります。

皆さん興味を持っているであろうというテンションで話を始めると、「あれ?何だか様子が違う。。。」となり、話し手のコンディションは、間違いなく狂います。

話はじめ、何からはじめる?

そこで、まずやるべきことは「聞く体勢をつくる」こと。

聞き手が「聞きたい」「興味あります」という状態をつくることです。歩いている人に「すみません」と声をかけて振り向いてもらうようなもので、まずは全力で足を止めないといけません。

では、どうすれば「聞く体制」をつくれるのでしょうか。

それは、期待を増幅させることです。

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例えば、人前でプレゼンをする機会があったとします。人間は興味のあることだけ聞きたいものです。興味のないことをダラダラ話されると嫌悪感すら覚える方もいます。

そこで、最初にこう言ってみるのです。

「皆さん、今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。本日の資料は全部で50ページもあります。でも、安心してください。みなさんにかかわる部分を5ページだけピックアップしてお伝えします。時間にすると10分程度です。わかりやすく、トントンとテンポよく進んでいきます。たぶんすぐにご理解いただけると思います」

冒頭にこういう一言が入ると、「50ページもある資料でうんざりしていたけど、わかりやすく5ページにまとめてくれるならありがたい。ならば聞いてみよう」と聞く体制ができます。

期待を増幅させるフロントトークを

例えば「5G」の説明をするとします。話の冒頭から「5G」の細かい説明をしても聞き手は振り向いてくれないでしょう。

そこで、こんなトークをしてみます。

「今日お話する内容は『5G』についてです。なんだか難しそうですよね…。わかります。

しかし、今、YouTubeを見ている人はどのくらいいらっしゃるでしょう。ほとんどの方が見ているのではないでしょうか。ところが、5年前のYouTubeはどうでしょう?ユーチューバーって何?、やっぱテレビでしょ、YouTubeなんて見てない、そういう時代があったんです。

スマホでもそうです。今、皆さんは普通に使っていますが、10年前は『スマホは使い勝手が悪い、操作しにくくて使いたくない』という時代があったのです。しかし今は使うのが当たり前です。

今日私がお話したいのは、『5年後、10年後、何が当たり前になるのか』です。YouTubeやスマホが当たり前になったように、2025年、2030年に何が普通になっているか。それを先行してお伝えします。『5G』を使って」

このように「時代を先取りできるの?」と期待を持ってもらった状態で、話の中身に入っていくということです。

本日のまとめ

人はそもそも話を聞いていないと思って話を設計する。

そのために、話し出しは期待を増幅させること。

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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