雑談力があれば人間関係無敵?
今回もご質問をいただきました!
Q:「桐生さんは雑談の本も出版されていますよね。仲のいい人だったら色々雑談できると思うんですが、何も話すことがない人と雑談するのって、結構困ると思うんです。何かいい方法はありますか?」
あります!!解説いたします。
「おはようございます」・・・沈黙…
「よろしくお願いいたします」・・・沈黙…
「今日は天気がいいですね」・・・沈黙…
というケースですね。何も話すことがないときは困りますよね。
挨拶とか、「天気がいいですね」。こういった言葉をファーストコンタクトといいますが、
ファーストコンタクトを工夫すると、雑談がうまくいく
という話をしますね。
人間は自分に意識が向いている
例えば、修学旅行の集合写真があったとします。
一番最初に誰の顔を見ますか?真ん中に写っている担任の先生を見ますか?見ないですよね。
まず、自分を探すと思います。
人間、普段どこに意識が向いているかというと、自分に意識が向いています。写真があれば自分を探しますし、鏡があれば自分を見ます。
雑談でも、自分に意識が向いている質問をされると、人は答えやすいのです。
相手に矢印が向いている質問をする
雑談は、相手に矢印が向いている質問をすること。そうすると、相手が答えやすく、会話がはずみます。
例えば、「天気がいいですね。こんな日だとどこかに出かけたくなりますよね。ちなみに、〇〇さんは休みの日にどこかに出かけたりされるんですか?」と質問してみます。相手に矢印が向いている質問です。
そうすると、「家にいることが多いですね」とか「最近はゴルフ三昧ですよ」と、何か答えてくれます。自分に意識が向いている質問は答えやすいのです。
「この時期、雨が降ったりやんだり変な天気ですね。いつも傘を持ち歩いているんですか?」と相手に向けた質問をします。
すると、「傘、持っていくのを忘れてしまうことが多くて、いつもコンビニで買ってます。家中傘だらけです(笑)」と、会話が続きます。
「この時期は体調崩しやすかったりしますよね。◯◯さんはいつも元気ですよね。何か気をつけていることがあるんですか?」
これも相手に矢印を向けた質問です。
営業成績ドベから全国トップへ
このブログでも、私があまりにも仕事ができなくて左遷された話を何度かしました。とにかく営業を頑張らなければならなかったので、飛び込み営業とかテレアポをやりましたが、やはり苦手でした。
そこで、「既存の顧客を回ればいい」という発想になりました。既存顧客なら訪問しやすいですからね。
早朝から稼働している顧客に7時に挨拶にいきました。その後、8時に違う会社、9時に違う会社と、時間を変えて、既存顧客を朝から周りはじめました。
行くだけではダメです。何か会話をしないといけません。
そこで、「結構朝早くから出社されていますよね。何時に来られているんですか?」と相手に矢印が向いている質問をすると、「最近は忙しくてね~、6時だよ」とか、何かポロッと話してくれます。
「いやぁ、最近暑くてバテますね。。◯◯さんは暑さに強そうですよね?」って現場の人に言うと、「そう、暑さには強いよ。頭のほうは弱いけどね…馬鹿っ!」と、盛り上がってくれる人もいました。
会話がはずむようになると、既存顧客からの紹介がバンバン入るようになりました。2年後、私は全国NO1の営業成績を獲得したのです。
相手に矢印が向いている質問をすると、雑談が盛り上がり、関係性が築ける。結果、営業成績も上がる。これを身を持って体感しました。
どんなことを話す?
では、どんなことを話すといいか?
人間が毎日することは、誰でも興味があります。
例えば、
①働くこと:「最近忙しいですか?」
②動くこと:「最近運動とかされてます?」
③食べること:「ところで、あそこのパスタ屋さん行きました?」
④休むこと:「最近休息取れています?」
こういうテーマで、相手に矢印を向けた質問すると会話がはずみやすくなります。詳細は動画にて。
【コミュニケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー】はコチラ
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
所在地 〒163-0649 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49F
お問い合わせ TEL:03-6384-0231
MAIL: info@motivation-communication.com
-------------------------------------------------------------------------------
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?