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【ボイトレ】声が小さい人は1秒だけ〇〇をしてみよう!

今回は「声が小さい…を解消する」というテーマをお届けいたします。

受講生の方からこんな相談をよくいただきます。
「声が小さくてよく聞き返される」
「声がこもる」「声が通らない」
「自信がなさそうに見える」「大人しく見られる」

先日もこんなコメントもいただきました。
「自信がなく、声も小さいので『聞こえへん!ちゃんとしゃべれ!』と怒鳴られたり、悪口言われたりすることも多く悩んでいます」
「仕事柄、人前で発表することがあり、事前に準備していても緊張してしまい、上手く話すことができません。声が小さく、声が詰まってしまうなど、話すことがストレスになってしまうので、勉強させていただきます」

という声でした。
私は、音声心理士という資格を保有しており、声の波形を見て、その方の状態を診断していくこともありますが「声が小さいのが悩みです」とおっしゃる方は本当に多いです。

今回お伝えするのは、「1秒でできる声を大きくする方法」です。
しかも練習はいりません。誰でも簡単に実施できます。
決して大げさではありませんので、ぜひ今回の内容を試してみてください(^-^)/

声が出るメカニズム

まずは、声が出るメカニズムをおさらいしましょう。

ザックリ説明すると、
①肺から息が上がる
②声帯が震える
③鼻腔・口腔・咽頭腔が響く
④声になる
という流れです。

ここで質問です。
あなたがイメージする「声が大きい人」って、どんな人でしょうか?

例えば、居酒屋の店員さんはどうでしょう。
「いらっしゃいませ!」と大きな声が出てますよね。
我々講師も、人前で話すことが多いので、声が大きい方だと思います。

一方、「声が小さい人」って、どんな人でしょうか?
占いの人はどうでしょう。暗い一室で「あなたはこうなります」と囁くように話していると思います。
占いの人の中にも、声が大きい人はいると思いますが、小さな声で話している印象があります。

我々講師は、セミナーや研修では大きな声を出すことがありますが、マンツーマンのカウンセリングでは大きな声は出しません。占いの方のように囁くような声でしゃべるときもあります。

なぜ講師は人前では大きな声が出て、マンツーマンだと小さな声になるのか?

これは意識の違いです。
当たり前かもしれませんが、声は遠くの人に向けて話すとき、大きくなります。
逆に、近くの人に向けて話すとき、小さくなります。

目の前の人に向かって「こんにちは!」とバカでかい声で挨拶する人はいないですよね。耳がキーンと痛くなりそうです。「こんにちは」と普通の声で挨拶するでしょう。
一方、大勢に向けて挨拶するときは、「こんにちは!」と大きな声になります。でないと声が届かないからです。
人はこれを自然にコントロールしています。

ボイスボリュームスペース

ただ、声が小さい人は、このコントロールが苦手です。

人間には、「パーソナルスペース」というのがあります。パーソナルスペースとは、個人を取り囲む空間のことです。
例えば、相手との距離が120cmくらいだと心地よく感じる、それ以上近づかれると不快に感じる。
逆に、200cmだとちょっと離れすぎていて相手との距離を感じる。
など、これは人によって異なりますが、個人が快適に感じるスペースがあります。

声にも「ボイスボリュームスペース」があります。
耳元で話すならこのくらいのボリュームで。
目の前にいる人に話すならこのくらい。
10メートル先にいる人にはこのくらい。
と、声のボリュームを自然に調整しています。

声が小さい人は、このボイスボリュームスペースが異常に狭いのです。
だから目の前にいる人と話しているときでも、本当はもう少し声のボリュームを上げたほうがよいシチュエーションで、「え?」って聞き返されたりします。
ボリュームが小さくて聞こえないのです。

では、どうするのがよいか?
これが今回お伝えする「1秒でできる声を大きくする方法」です。

相手の頭越しをめがけて話す

1秒でできることは「声を遠くに飛ばす」意識を持つことです。

先ほどもお伝えした通り、声は遠くに飛ばそうとすると大きくなります。
声が小さい人は、マンツーマンで話していても、手前にボトボト⤵⤵と声が落ちています。

ですので、相手の頭越しをめがけて話してみてください。少し声のボリュームが上がります。
もし会議で発言するなら、一番奥の席の人に声が届くように話してみてください。きっと、いつもより声量が上がります。

もしオンラインで話すなら、カメラ越しの向こうにいる相手に声を飛ばすように話してみてください。

無理に大きな声を出す必要はありません。
変えるのは「遠くに飛ばす」という意識だけです。

遠くに飛ばす意識を持つと、勝手に目線が上がります。顎も上がります。
そうすると、気道が確保され、声が出しやすなります。

「声を遠くに飛ばす意識」なら1秒で実施できそうです。
具体的なやり方に関しては、ぜひ動画を視聴しながら練習してみてください\(^o^)/


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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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