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【困難】予想と違う現状に悩むとき

強豪校の部活動に挑戦し、想像と違う現実に苦しんでいる高校生(Aさん)と電話しました。

中学校の頃の楽しかった剣道が、今は少し分からなくなってきているという話でした。

話を聞いてあげることはできるけど、どれぐらいツラい思いをしているかは想像しかできないので、適切なアドバイスをしてあげられたかが分かりませんでしたが…

全国大会に出場した3年生たち

3年生は、全国大会に出場できたそうです。顧問の先生は、3年生はとても強かったが、12年生はどうなるかと考えているようです。

その期待に応えようと、12年生の練習も当然厳しくなります。全員がスポーツ特待生、全国を目指すと言う雰囲気の中で、ついていくのもとても大変だと思います。

話している間に、相当辛いと言うことで涙していました。

こういうときのアドバイスは、がんばれと言うことも難しいし、やめたほうがいいと言うことも言いにくいです。その上で自分の言った事は以下の3つです。

Aさんにしたアドバイス

剣道が好きだという気持ちが、全くなくなった時は考えよう

彼女は、とても素直で、頑張りたい気持ちが原動力になる子です。

普通であれば、スポーツ特待生しかいないような部活に、中学校で練習していたからといって簡単には入れません。

そこに、入部すると言う覚悟がある出して彼女は立派です。

中学校時代、剣道の研究に余念がなく、本当に剣道を愛しているのが伝わってきました。

その剣道に対する気持ちが全くなくなったときは、もうここにいる必要はないよと話しました。

部活動から得られることはとてもあると思いますが、部活動が人生の全てではないのも事実です。

明らかな嫌がらせをされるようになったら、部活をやめよう

「私がいると、練習がうまく進まないときがある」

Aさんが何度も言っていたことです。

周りがみんな上手なら、そうなるのも当然でしょう。

ここで自分が気になったのは、そのとき周りはどんな感じなのかということです。


全国大会を目指すぐらいのチームなら、やっぱり「練習の邪魔だな」と感じる子が出てきてもおかしくはないです。

1秒でも内容の濃い練習がしたいはずだからです。

残念ながら、本気でがんばりたい人にとって、中途半端な人は邪魔だと思われてもおかしくありません。それは、目標があまりにも高いから出てくることです。

それでも強いチームは、チームの絆を大切にするので、温かく切磋琢磨できるものです。

今は温かいチームのようなのでいいですが、これが今後変わってきたときは、考えてもいいかもねと話しました。


勉強がついていけない状況が生まれれば、部活をやめよう

どんなに辛くても、辞めると言う事は、まだ言いたくないというのが彼女の答えでした。

ただ、朝6時に家を出て夜8時に帰ってくると言う生活は、本業である学業に支障をきたす可能性は大いにあると思いました。

練習自体も辛い場所であって、体力の消耗も激しいです。

勉強の成績があまりにも悪くなるようであれば、やはり部活動をやっている場合では無いのではないかと思いました。

3年間努力し続けた事はおそらくその後の人生において大きな意味をもたらすと思いますが、心身ともに疲れて勉強がほとんどできないまま3年間過ぎていく方がその後の人生においてマイナス面は大きくなるように感じます。


やめるタイミングを決めておくアドバイス

普通の人なら「そんなにツラいならやめた方がいいよ」と言うでしょう。

自分も、やめてもいいのではないかと思いましたが、簡単に「やめていいよ」と言うのは、現状を見たわけでもないのに無責任です。

なので、3つのアドバイスは、やめるタイミングを考えるというアドバイスにしてみました。

何かの相談に乗る時、○か✖️で答えるのではなく、どうしたら✖️なのかを一緒に考えてあげるというのが、大切な気がします。(○は勝手に○になっていきますからね)

その上でさらにアドバイスしたこと

高校生くらいになってくると、闇雲にがんばり続けることが正しいのではないと思います。

義務教育の中であれば、大抵のことが頑張ると言う気持ちでどうにかなりますが、高校生からは、頑張ると言う気持ちだけではどうにもならないことが出てきます。

その見極めをすると言うのも大切な勉強であって、それは決して逃げると言うわけでは無いのです。

やめた後に、そのできる時間を何に使うかが重要で、「新しく、こういうことに頑張っています」と胸を張って言えば、それで良い気がしています。

予想と違ったときに、我慢してがんばり続けることでも成長はあると思いますか、それでも体が壊れてしまうのであれば正しくない判断だと思います。

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