ゆかいな書き出しパルプ 5選
(当記事には紹介作品のネタバレを含みます!)
こんにちは、私は餅辺といいます。
note上で素晴らしい盛り上がりを見せた、非公式イベント。#逆噴射小説大賞! それは400字以内の小説の書き出し(冒頭部分)を投稿し、その面白さと続きの読みたさで勝負する、とっても楽しいイベントです!
このnoteの執筆現在、投稿作品はなんと827作品! ハッシュタグ上のいたるところに楽しい作品が生息し、あなたをパルプの荒野へ引きずり込もうと狙っています!
……ですがこれだけ作品があると、どれに手をつけていいのか迷ってしまうのが人情というもの。そういうわけでこのnoteでは、私が読んで『続きを読みたい!』とさせてくれた作品を5つに絞り、紹介(というか感想文)を書くことにしました。
正直5つどころか50でも足りない気がするのですが、涙を呑んで5つに絞りました。それではどうぞ!
◆ ◆ ◆
1.迎えが来るまで修行中
なんだかサイバーな感じの書き出しと、天界や妖怪というオーガニックな後半が良い意味でミスマッチ。おそらく傘のおじさんの推察は間違っているのだと思いますが、そのぶん『迎え』が来た時に何が起こるのか。二人の関係はどうなっているのかが楽しみです。
2.平成最後の強盗バトル
すごい! 頭がわるい! の一言。でも行動力だけはぶっ飛んでいます。彼らがこのまま引っ込む姿がまったく想像できません。次の悪事は一体なんなのか? きっとスケールだけはでっかいはず! それを読むのが楽しみになります。
3.5年3組学級目標 『みんな仲良く明るいクラス』
剣呑。確かに剣呑……なのですが、語彙が完全に小学生のソレ。『コロコロコミックより分厚い』という比喩が個人的に100点満点。単純にこの文章が好きで、この雰囲気のお話の続きを読みたい。そう思わせてくれる作品でした。
4.超力武闘伝ストライク・シンデレラ
童話キャラクター題材の格闘モノ。この時点で好き。胡乱なキャプション付きで並ぶヒロインたちが、主人公シンデレラの能力を想像させる楽しみを与えてくれます。武闘会参加までの過程も面白そう。是非とも実際のバトルシーンを読んでみたいです。
5.社会科準備室の幽霊
人形のイメージ映像が、段落が一つ進むたび変わって行くのが心地よいです。僕が副部長に抱いている感情も、人間関係に面白い深みを与えてくれていると思います。人形はなぜ、こんな出張をしているのか? 新聞部の面々は彼らとどう関わって行くのか? などなど。先の展開を想像するのが楽しい作品です。
◆ ◆ ◆
未来へ
私の紹介は以上となりますが、#逆噴射小説大賞にはまだまだ面白い作品が眠っています! ぜひハッシュタグ上をサーフィンし、自分だけのお気に入り作品を見つけてみてください。
また、自分も投稿してみたい! と思われたのなら、とう腐さんの発行した攻略本や……
逆噴射聡一郎先生のパルプ小説講座を読み……
是非とも挑戦してみてください! 第一回コンテストは終了済みですが、それとは無関係に投稿するのも楽しいですよ!
(おしまい)
それは誇りとなり、乾いた大地に穴を穿ち、泉に創作エネルギーとかが湧く……そんな言い伝えがあります。