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Vol.10 学校での約束事って明文化されていますか?

こんにちは、マザークエストスタッフのまりこです。
子ども達がインター校に通っていた時、新学年の始めや、修学旅行や野外キャンプに参加する際など、いろいろと誓約書みたいな文書にサインをすることがありました。

日本だと、守って欲しいことやルールが通知されるというスタンスで、特に親がサインをして出すようなことはあまりないと思います。少なくとも、我が子が通う学校では、宿泊研修に参加することに対する同意書くらいな気がします。

北京で通っていたインター校では、ICTの使い方や、学校や課外活動での振る舞いについて、具体的な項目があげられて、これを守ります、という同意書に子どもと親が連名でサインをすることになっていました。
例えば、小学生向けのICTの使い方については
・フルネームや電話番号を載せない
・パスワードは他人に教えない
・他人を傷つけたり、いじわるするために使わない
・情報の出典を必ず明記する
・持ち歩く時は両手で持つ
・設定を変更しない
・故障やトラブルの際には速やかに先生に伝える
といった項目がありました。そして、これらを守らなかった時の罰則として、一時的に端末を没収すること、ICT利用が許可されなくなること、休学や退学もありうること、などに同意しなければなりません。最初に目にした時は衝撃だったのですが、親も子どもも何がだめなのか、なぜだめなのか、守らなかった時にどんな罰則があるのかが明らかになっていることで、対処がしやすいというのもあるかもしれません。

ギガスクール構想が進んでいる中で、ICTの使い方について、日本の学校でも指導してくれていると思いますが、なぜいけないのか、それを守らない場合に何が起こりうるのか、そういったことも事前によく説明して欲しいなと思いました。そして、親もそのことを理解できるよう明文化して欲しいなとも思います。

夏休みに入り、ネットに触れる時間も増えている子どもも多いと思います(我が家もそうです)。家庭でも、自分と他者を守りながら、ICTを使いこなすためのルールを考えていきたいですね。



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