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コネチカット→NYで子育てをしてみたら

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#アメリカの教育

VOl.10 「算数」で何を学ぶのか?(日米の違い)

美枝です。 今回は、アメリカの小学校では、「算数」で何を教えようとしているのか、子どもは何を学ぶべきなのか、日本の「算数」と違うなと感じていることを書いてみようと思います。 私の子どもは、小学校2年生で、アメリカの公立小学校に通っています。その他に、日本語の塾にも通っていて、日本の教育課程に沿った国語と算数も学んでいます。 どちらでも、「算数」を学んでいるので、両者の違いを感じるのですが、私が違うなと思う点は、以下の2点です。 1)日本の算数は、年齢に対して

vol.8 子ども同士で、お互いの強みをフィードバックしあう、Friendship Day(友情の日)

美枝です。 今日は、子どもの学校であったFriendship Day(友情の日)について気づいたことをお伝えしたいと思います。 コネチカット州の公立小学校2年生の息子ですが、今年初めて、Friendship dayというのを経験しました。 この日は、まず、先生から以下のようなメッセージが伝えられたそうです。 Friendships make the world a sweeter place.(友情を育てると、世界はもっと楽しいものになる) A friend is

vol.7学力別にクラスを分けることについて感じた疑問

美枝です。  今日は、私の子どもが通っている米国コネチカット州の公立小学校での取り組み、 「Advanced Learning Program (ALP)Pull Out Enrichment Classes」をご紹介し、気づいたことをシェアします。  これは、コネティカット州の公立学校全体で行われているシステムで、ALPでは、基本水準以上の教育を必要としている生徒を選び、さらに高度な教育を与えるものです。目的は、「all students grow at levels

vol.3学校で得られること+IB(国際バカロレア)

美枝です。 アメリカニューヨーク近郊で、子育てをしています。 今日は、私目線で、学校で得られると思うものについて。そして、子どもがIB(国際バカロレア)認定校で、どのように学んでいるかを書きたいと思います。 9月9日から、6ヶ月ぶりに小学校が再開して、子どもは、本当に久しぶりに学校に通っていますが、毎日楽しそうです。 私は毎日、息子が学校から帰ってくると「今日楽しかったことは何だった?」と聞きます。返ってくる答えは… 「今日は、体育の時間に校舎の周りを、みんなで走っ

VOL.2 with コロナ時代,アメリカ公立小学校の教育事情

アメリカ コネティカット州で子育てをしている美枝です。 息子は、9月から、小学2年生になります。日本では、コロナの影響で夏休みが早く終わり、残暑の中、既に2学期が始まっていると聞きました。アメリカは、6月第2週から、ずーっと夏休みです…。 私が住んでいる地域では、9月9日から新学期が始まる予定ですが、今年は、コロナ禍の影響で、9月から、どのような形態で学校が始まるのか、まだなにも連絡がありません。(現在、8月28日。新学期のスタートまで2週間を切っています。)学校側も、コロ