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カルマとトラウマ その2

今回はトラウマについて

何度も書いているテーマだけど、何度も書こう 笑

先日お墓まいりに行ってきて、従姉妹のおうちにお邪魔したのだけど、そこに犬がいたのね。

その犬は、以前はあるお婆さんが飼っていて、ずっと檻の中に閉じ込められて育った犬だった。

お婆さんが亡くなって、犬の引き取り手がいなくて困っていたんだけど、とあるご縁で従姉妹夫婦のところへ貰われていった。

ずっと檻の中で育った犬だから、とても怖がりで、手を出そうものならみんなに噛んでいたんだって。

家族全員噛まれていたらしい。

散歩もいった事がないから、散歩も怖くてできない。

おうちの中で放してあげても、トイレのしつけもされた事がないからあちこちにおしっこもうんちもしてしまう。

そこで家族がとった方法は、オムツをしてしたいときに自由におしっこをさせてあげた事。

うんちはもうしょうがない。したらその都度拾って掃除してあげる事。

私がその犬と会った時、すでに従姉妹夫婦の家族に引き取られて10年くらい経っていたんだけど、

全ての問題行動を何とかしようとせずに、気長に、犬も人間も一番ストレスのないように工夫して過ごしている姿を見て、

ああ、この子、この家族に引き取られてよかったなって思った。

引き取られたばかりの犬の顔(表情)を知る他の親戚の話だと、最初の頃よりも顔の表情が随分柔らかくなったって。

最初にずっと檻に閉じ込められていた犬の話。

どんなに頑張っても、最初から愛情をかけて育てられた犬のようになれるとはちょっと思わないけれど、

優しい従姉妹夫婦のおうちに引き取られて、それなりに幸せにいきていて、本当によかったなって思う。

犬の話で恐縮だけど、人間だって同じような事が起こっている。

生育過程で出来た癖や思考パターン、傷から出てくる行動は(犬だったら噛み付くとかね)

その人は気づいていないけれど、トリガーされる状況がくると自動的に出てしまうもの。

周りの人は気づいていても、本人は気づきにくいもの(それがきたら自動的に考え方も感情も行動も同じパターンが繰り返されるから)

たとえ気づいたとしても(顕在化しても)身体が動かなかったり、感情がやってきて辛かったりする。

それがトラウマなのですよ。

生育過程できたものもあれば、大人になっても辛い体験でできたりします。

犬の話でまた恐縮だけど、

愛情たっぷり、犬の習性を知ってきちんと訓練されて育った犬は、公共の場所にもお行儀よくいられるし、人と仲良く過ごすことも出来る。

人間の場合、健全な依存や自立性を育みながら育った子供は、大人になった時、自律神経が整えられて、ストレスに対して強くなって、人とコミュニケーションをとりながら生きやすい人生を送りやすい。

でも、どんなに健全に育ったとしても、別に虐待されて育っていなくても、みんな何かしらその家族のカルマ=価値観・思考パターンが引き継がれている

カルマについてはこちら カルマとトラウマその1

人生に悩んでいても、生きていく力があって、特に問題ないなって感じていれば、全然いいと思います。

だけど、どうしても辛すぎる〜。
生きるのが大変って方もいると思う。

じゃあ、従姉妹夫婦に引き取られた犬のようにもう無理なの?って思う方はいるかしら?

だけどね、だけどね、

人間は犬とは違うのです。

大人になったとき、自分でもう一度自分を育てる事ができるのです。

できるんですよ〜

どう言うふうな感じで育てていくか、と言うことを次に書いてみようと思います

と言う事でその3に続く

書けることを祈って!

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