見出し画像

免疫力とアーユルヴェーダ



皆さんこんばんは!
緊急事態宣言が解かれて、人の外出が増えてきたようで、少しだけ周囲の雰囲気が柔らかくなってきていることを感じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は、今回の事態で失ったものも多く感じていますが、それ以上に得たものを多く感じています。そして更に、アーユルヴェーダを現代に活かしたいと強く心を熱くさせたれた期間でもありました。


その中でも話題のキーワードになった ”免疫力”  についてアーユルヴェーダ視点から触れて考察してみたいと思います。


『 〇〇をして or 〇〇を食べて、免疫力UP!』という言葉をよく耳にしましたが、そのメカニズムや過程について詳しく、そして深刻に考えた人はどれだけいるのか、その根拠は何なのか・・・と、思う瞬間が多々ありました。


というのも、”免疫力アップ!”  ”痩せる!” ”綺麗になる!” など、
単語に飛びつき、その理由を考えずにとにかくそれを取り入れてみる。
そういった消費のスタイルが、この場に、この事態に及んでまで・・・と。
更に消費の意味、意義についても消費者が、考えられるようにならなければ、このような言葉巧みに消費を操るマーケットが変わらないのだと、私は何よりも最も深刻に感じたのです。


”ダイエット” という言葉に、どれだけの人々が、惑わされ、翻弄され、苦しみ、お金を注ぎ、人生を狂わせたのか。私は肌で感じてきた中で、とてもシリアスに捉えていますが、

それと同じように、本当に深刻な世界的な混沌に及んだ時、今後、この ”免疫力” という言葉が、無下に使用され、反対に数々の健康崩壊を生むことを懸念しています。

一方向からの視点ではいくらでもその物事の利益や効果について謳うことができます。しかし、その裏側にはその効力を上回る害が潜んでいる場合もあるのです。
良いと思い込んで習慣的にやっていることが、実は、自分にとっては害や毒になっている可能性もあることもあるということなのです・・・。

何処かや誰かに聞いた ”言葉””感覚” よりも信じてしまう。従ってしまう。
その選択に、意思はありません。選択を、意識なく行ってしまうのです。
(テレビでやっていたから〜、みんなやってるから〜、こう聞いたから〜など)

※しかし、無条件に、本当に好きで仕方ないから!という感覚は、別で尊重したい個性であり、意味を持ったこだわりでもありますよね!


先日のMOTHER メンバー限定配信の SATSANG でもお伝えしましたが、
これからの時代、個の時代(?)に必要なのは、”自分で生きていく力”です。
社会制度?金銭問題?勤労? それらよりも、もっともっと根本的に大切なのが、自己管理です。自分の行動を、 ”生活=生きる” ということを意識的に行う必要があるのです。

私たちは、忘れています。”考えて”生きることを。”感じて”生きることを。
自分の感覚を失ってしまった時、無意識的に行動をしている時、
うまくいかないことは誰かのせいにし、問題から目を背け、
その延長線上にあるはずがない幸福や豊かさ、安定や永続を願うのです。


今一度、
消費者としては、意味を持った選択を自分の意思で行っていくこと。
何かを生み出す生産者としては、そこに本当に意味があるものを、その意味を伝えながら販売したり、その上でお勧めしたり、せねばならないと思うのです。

”想い””思想” など目に見えない何かに意識を向け、我々は価値を見出すべきではないでしょうか。

そうですね、物質的なもの以上に、感覚的な視点が必要になってくるのだと思います。体へのアプローチよりも先に、心のアプローチが必要であることは、これまでのブログなどをお読みくださっている方は理解いただけていると思いますが・・・。


さて、長くなりましたが、表題に戻りますと、
アーユルヴェーダ的に免疫力が下がるということは、どういうことを意図するかと言いますと、大変シンプルな考察となります。

人間が本来持つメカニズムが機能しておらず、不調和が生じている ”

ということです。現代の消費、社会活動のなかにまともに過ごしていて、
”意思のない選択” をしていると、こうなるのは当たり前のことのように感じます。


ここからは、アーユルヴェーダの元素やエネルギーのバランスの専門的な話になってきますので、さらりとわかりやすく解説をしますが、要は、人間が本来保つべき恒常性のようなもの・・・そのバランスが崩れているということなのです。


例えば、わかりやすい順番で、紐解いていくと・・・
交感神経が常に優位にある人、呼吸が浅い人、体温が低い人、
→消化力が低い人、便秘の人、身体中が凝り固まっている人、睡眠不足、
→添加物、アルコール、カフェインの摂取が多い人、過度な運動、過度な疲労

などなど・・・もちろんこれだけれはありませんが、

上記の場合は、
免疫のメカニズムの働きが低下する
=身体の各組織のメカニズムが正常に働かない
=体の組織が正常に生成されない
=消化、代謝、排泄がうまくいかない
=毒素が溜まる、消化不良、エネルギー不足、

結論、本来の私たちが持っている自然な力を失っている状態ということでなないでしょうか?足すでも引くでもない、ニュートラルに戻す力です。


なんとなく悪いとわかりそうなものかもしれませんがそれ以外にも、
健康を謳う商品や、健康そうな行動にも落とし穴が存在する場合があります。


最先端を研究したり、統計したり、いくら調べても解決、改善不可能な問題は、温故知新の知恵に学ぶことがその鍵になるのだと私は感じていますし、目に見えるもの(物質的なもの、理論、エビデンス)ではもう説明しきれないものに関しては、目に見えないもの(感覚、体感、感覚)を信じ、意識していくことで、何かが見えてくるのではないでしょうか?


長々と、持論を申し上げてしまいましたが、とにかくアーユルヴェーダの知恵で、
免疫力を最適化することに対して、私が皆様にお伝えしたい簡単なことは、

・内臓を冷やさないこと
・添加物や人工的なものなど不自然な食品を避けること
・消化できない、しにくいものを食べないこと
・規律のある生活を行うこと
・過度な運動、過度な疲労の状態を作らないこと
・タバコやお酒、カフェインなどの多様を避けること
・心身の浄化を行うこと(舌磨き、鼻うがい、オイルケア、瞑想などの習慣
・心の不安や恐怖を、感謝や愛情に変換すること


少しでも、できることから、始めることが重要ですよ!
ご自身のペースで、何かから始めてみていただけると嬉しいです。
あなたの為に、そしてあなたの大切な人の為に、そしてあなたと少しでも関わる多くの人々の為に・・・

大きなことが起きてから悔やむことのないように、
全ての出来事に対して準備、予防しておきましょう。

今の過ごし方が、未来の自分を作ります。さあ、何から始めましょう?!

今日のところはここまで・・・また明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?