見出し画像

GHEE 〜牛が神様と呼ばれる理由〜


MOTHER GHEEも定番化して、皆様にGHEEの存在、そして市販のものとの違い、味わい、心身の効能や感じていただけているかと思いますが、ここでGHEEの主成分であるミルク、そしてそれを生み出す牛と私たちの関係について少し触れたいと思います。

(1000の効果があると言われるGHEEの効果効能については
こちらの記事をご参照ください。)


GHEEの成分は、動物性のミルク。基本的に牛のミルクがメインとなります。
ミルクから煮る作り方もありますが、大抵ミルクから作ったバターを加熱し分離させた不純物を取り除いたものをギーと言います。バターから、カゼインなどのタンパク質、そして水分を完全に取り除いたものになり、加熱殺菌した瓶で保存すれば賞味期限は永久だとも言われています。

コレステロールは、私たち人間にとっても、必須の栄養素です。
が、消化しにくい形の脂と違ってGHEEは、上記の通り不純物を完全に取り除いた100%ピュアなオイルなのです。

消化に優しいだけでなく、消化を助ける働きがあり、我々の生命活動に重要な滋養と潤い、活力、バイタリティ(オージャス)を与えてくれます。生殖器官を含む体のすべての組織を深く栄養を与え 、顔色、目、知性、記憶を高めるのに最適です。アーユルヴェーダの中では、食用(食べる)としてだけでなく、外用(塗る)としても最も優れているオイルとして多用されています。


画像1

MOTHER GHEEの原材料は、NZの大自然の牧草地で育てられたGrass Fed Cawから絞ったミルクで作られたグラスフェッドバターを使用し、丁寧に一つ一つ手作りしています。しかし、特別な理由は、それだけではありません。

愛情とバランスの取れたエネルギーを注いでいることは勿論のこと、
これらの原材料である牛に対する感謝と敬意を示すワークを行なっています。


牛は、アーユルヴェーダでは神様のように崇められていますが、その理由は、
太陽(火)のエネルギーを唯一、身体取り込むことができる動物で、
尚且つ、摂取した牧草の栄養素のうち、動物の生命に必要な栄養をミルクに流し、
後の必要のない栄養素は身体に蓄積する・・・という構造を持つとも言われています。

このように、太陽のエネルギーを取り込めること、そして生命に必要な栄養素を外に出す体内構造によって神聖な力、献身性を持つことから神様だと言い伝えられているのです。

また、火のエネルギーを取り込んだ牛のミルク、その不純物を取り除いたギーをいただくことで、我々の消化の火(アグニ)を高めることにも繋がるのです。

しかし本来、子牛が飲むべき栄養素を私たちがいただくということは、
私たちは牛にそれなりの敬意と感謝を払わねばなりません。


ということで、伝統的なアーユルヴェーダでは、”アグニホートラ”という祈りを
日の出と日の入りの際に行ないます。カウダン(牛の糞)を燃やし、その火に米とギーを入れ、共に燃やし、感謝と祈りの言葉を唱えます。
(→次の記事に詳しく記載します。)



そして、Vegan(ビーガン)という選択肢を食生活、人生に置いて選択されている方にもお勧めしたい理由は沢山あります。

Veganの食事方法には沢山の理由があると思います。
・環境問題への配慮
・健康管理の為
・動物や生き物への害を与えない為・・・

上記のことを考えるとき、闇雲に、動物性を使わない!
と断言するのは、少し偏った考え方に至っている場合もあります。

というのも、動物は動物、植物は植物でも、
”全てが自然なもの” もしくは ”不自然なもの”という訳ではないからです。

『乳製品』を例にあげても、確かに市場に出回っているプロダクツは、どのような生産プロセスかが分からないものが多く、消化に負担をかけやすく、消化プロセスで障害を生む恐れもあり、思い切ってそれを選択しないことを決断した方が正しいという考え方もあるでしょう。

しかし、本当に考えるべきことは、それが、動物性か、植物性か?
ということではなく、物の供給源=どのように作られたか?が、
食材を含む、物事を選択したり消費したりする上で最も大切なポイントなのではないでしょうか?

そう考えたとき、最近敵視されがちな食材(米、小麦、牛乳、肉、油、糖質のあるもの、甘いものなど・・・)について今一度、それがどのように作られたものなのかという視点を持つことができると思います。

自然なサイクルの中で、自然な育ちかた、自然な栄養摂取をした、
そのもの本来が持つ姿で生まれ育った植物、動物は私たちに素晴らしい恩恵を与え、それが植物であれ、動物であれ、その頂く命に感謝すること。

これが私たちが”食”をはじめとした全ての消費に対して本当に考えるべきことではないでしょうか?


・自然のありのままの供給源であること
・消化に良いこと(むしろ消化を助けること)
・動物に感謝と尊敬と愛を与えること

これらがクリアされたものであれば、試してみたいと思いませんか?


最後に一つ。
ギーを取り入れることは、心身の柔軟性を高めることにもつながります。
体の組織に栄養を与え、関節や筋肉にも潤いを与え、消化の力を高めてくれるだけでなく、心の柔らかさ、落ち着き、慈愛、優しさ、献身的な心を生むことができるのです。

(上記を読んでいるとヨガの実践者には、絶対的に必要なエッセンスであると気づくことができるでしょう・・・!)

もしもあなたが深い理由や思想が存在せずに、VEGANを徹底していたり、乳製品を避けていることや動物性のものを拒否することに頑なになっているとしたら、
今の選択肢を下すための習慣や、固執を手放すキッカケになるかもしれません。


さあ、貴重な牛からのギフトに感謝して、命(プラーナ)と栄養(オージャス)をいただきましょう!

MOTHER_Ayurveda&Yoga https://www.mother-japan.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?