プレゼントの時間がよりワクワクしたひとときになりますように。～クリスマス限定ギフトボックスが出来るまでの開発秘話～
こんにちは、マザーハウス オンラインストア 担当の村上です。
クリスマスまで一か月を切り、プレゼントを考えている方も多いのではないでしょうか？
ご自身へのご褒美や大切な人へ贈るプレゼント。そんな大事なイベントにマザーハウスの商品を選んでいただくからこそ、プレゼントを贈る瞬間や開ける瞬間のひとときにもサプライズを贈りたい。そんな思いで、今年はクリスマス限定のギフトボックスをご用意しました。
取り扱い店舗：マザーハウス本店、立川本店、横浜本店、名古屋本店、大阪本店、渋谷ヒカリエShinQs店、最後の一品店、オンラインストア
ちょっと珍しい三角柱の形や、レザーリボン、開いたときの仕掛けなど、どんな気持ちを込めてギフトボックスを作ったのか、ギフトボックス制作者のアートディレクター立石と小物開発担当工藤に聞きました。
開発の始まりは6月から・・・
村上：クリスマス期間限定で発売を開始したこのギフトボックスですが、いつ頃からどんなきっかけでつくりはじめたのでしょうか？
立石：6月位からだったかな。マザーハウスがお届けするギフトでもっと何かできることはないかなと考えていて。ちょうどそのころ、生産開発チームでも、ギフト目的のお客様への小物のお届け方法を検討しているという話があって、では一緒に考えましょうか、と。
工藤：そうですね。小物はお客様にギフトで選んでいただく事が多いので、そのギフトをお渡しする瞬間をもうちょっとワクワクしてもらえるような仕掛けが出来ないか、という所が始まりだった記憶です。
村上：なるほど。ギフトを渡す瞬間のワクワク感を軸に制作が進んだのですね。
工藤：はい。本当なら、プレゼントする瞬間に立ち会ってプレゼンテーションしたり盛り上げたりしたい位の気持ちなのですが（笑）それはさすがに叶わないので、その代わりにプレゼントを開ける瞬間に大きな役目を果たすギフトボックスを今年はこだわって作りました。
プレゼントを開ける瞬間の”ワクワク”感とマザーハウスらしさを盛り込んで
村上：ワクワク感を感じてもらうためにこだわったポイントはありますか？
立石：ワクワクを散りばめられたらいいなと思って。三角の形状もそうですし、色も、リボンももちろん。そしてもらった人がプレゼントを開けた瞬間にサプライズがあるといいね、ということでギフトボックスをあけると、目の前に生産国の鮮やかな風景が広がるようなデザインというところにたどり着きました。
村上：なるほど。まずは、珍しいこの三角柱のような形にたどり着いた経緯を聞きたいです。
立石：元々は全然違う形で箱屋さんと相談していました。だけど進めるうちに、お店のバックヤードで場所を取らず保管が出来るかという懸念がでてきたんです。あと、ギフトを受け取ってギフトボックスから取り出すその瞬間も美しくあってほしい、という気持ちが・・・、たくさんの試作品や調整を経てこの形になりました。
工藤：方向が定まった後も、試行錯誤の連続でした。四角い組み立て式だと、想像していたより安っぽく見えてしまったりして、なかなかいい案が見つけられずにいたのですが、ある時「三角形だったらもしかしたら…!?」とたどり着いたんです。結果的に、アニマルシリーズも入る立体的な大きさになりました。プレゼントとして選んでいただく事も多いアニマルシリーズですが、単純にこの中からペンギンポーチが出てきたらテンションが上がるね！って話していて。
村上：確かにここからアニマルシリーズが出てきたらかわいいですね！私は、初めてこのギフトボックスを見たときに三角の形が珍しいなと思ったのですが、実際にギフトボックスを開いて商品が乗っている姿が「すごく美しい」と直感的に思いました。それでいてプレゼントとなる商品は主役として引き立っている感じもしていて絶妙だなと。
立石：「商品が主役になるように」というポイントは、開いたときに見える生産国の写真を選ぶうえでもこだわったポイントですね。華やかな写真であれば良いかというとそうでもなくて。ギフトボックスを開けた時に広がる生産国の写真で気持ちが盛り上がってもらえたらと思う一方で、色彩鮮やかな商品を選んでいただいても商品がきちんと主役として引き立つようなバランスを保つのは結構難しかったです。
いくつか検討するうちに、あまり日本では見ないバングラデシュのお花と、スリランカらしい光の強さや生命力を感じる鮮やかな緑、という２つの写真を選びました。
下：ギフトボックスM バングラデシュの街中でもよく見かける鮮やかな花「クリシュナチュラ」
工藤：そして、今回ギフトボックスを留めているリボンはバングラデシュのマトリゴール工場（自社工場）で作っています。今は生産しなくなった種類やカラーのレザーを活用しているんです。それもマザーハウスらしいポイントかな。
立石：そうですよね。制作を進める途中で、他のブランドでなくマザーハウスだからこそできることは何か、という話はちょくちょく出ていましたよね。
村上：レザーリボンの種類や色はランダムですよね？
工藤：はい。マトリゴール工場には完成形のイメージを見せたうえで、どのレザーを使っても良いよと依頼しているので、レザーの種類やカラーは本当にランダムです。購入ごとに違うレザーリボンで留められているという出会いもお楽しみいただけたらと思います。
村上：レザーリボンがあしらわれると聞いた時にはもっと細い女性的なリボンを想像していたので、実物を見て最初予想外でした。性別問わずにお渡ししやすいマニッシュなあしらいが素敵ですよね。
工藤：そうですね。これ以外にも、バッグのように持てるようなハンドルにしてみたり、わっかを通すような形にしてみたり試作はいくつかあったのですが・・・留めるという機能と少しの華やかさ、レザーの質感が活きる形を探してこれに行きつきました。
村上：なるほど。試作品も持ってきてくださってありがとうございます。ボックスの形状とセットでレザーリボンの形も変わっていた可能性があるという事ですね。色はどのように決めたんですか？
立石：ギフトボックスがお店にも並ぶ、と考えた時に様々なカラーの商品が並ぶ中でも商品を引き立て、かつ高揚感も生み出せる色という事でこの”グリニッシュブルー”になりました。着地するまでに派手な色を試してみたり、ベーシックな色を試してみたりもしたのですが。
お客様にも「マザーハウスらしいね」と言っていただけたらいいなと思っていて、単色としての珍しさと、面白さや高揚感があり、主役となる商品を邪魔することなくプレゼントを包んでくれる色だと思っています。
村上：本当に各要素それぞれに細かなこだわりが詰まってるんですね。制作開始から約6カ月の間、様々な要素とのバランスを取りながら諦めずに細部までこだわれたのはなぜでしょうか？
工藤：やっぱり、原点となった「ギフトを贈る瞬間によりワクワク感を感じていただきたい」という想いが強いですね。プレゼントを贈る瞬間にたくさんの「わぁ！」が作れたらいいね、って制作過程で立石さんと盛り上がっては、それを形にするという工程を何度も繰り返しました。
まず、コットンバッグからギフトボックスを開けた瞬間の「わぁ！」、次いでレザーリボンを解いて現れた主役のプレゼント（商品）で「わぁ！」、そして同時に広がる生産国の写真に「わぁ！」。最後に、個人的なおすすめは、商品の下にギフトカードを忍ばせてもらって最後の「わぁ！」も是非演出してもらえたら。
ご自身でギフトカードを入れられるように、あえてギフトボックスをシールで留めずにレザーリボンで留める構造にしました。レザーリボンを外せば簡単に開閉が出来るようにしているのもまたこだわりポイントですので、是非最後の「わぁ！」を追加いただき、素敵なプレゼントのひとときを楽しんでいただければとても嬉しいです。
こだわりのギフトボックスに包んで、何を贈る？
村上：そんな細部までこだわったギフトボックスで、お二人はこのクリスマスに誰に何を贈りたいですか？
工藤：私は、夫にアンティークフラグメントケースを。これも私が今年開発した新商品なので。
立石：私は母にアーチロングウォレットのグリニッシュブルーを。ギフトボックスのグリニッシュブルーと同じ色味が贈るときに更に高揚感が高まる気がします。
右：アーチロングウォレット（グリニッシュブルー）
村上：ありがとうございました！想像以上のトライアンドエラーの数に驚くとともに、今年のクリスマスプレゼントはこのギフトボックスに入れて贈りたい！とすごく思いました。
ちなみに、私は雪国にいる叔母に、カサネイロスカーフ-淡雪-をギフトボックスMに入れて贈りたいです。もちろん、「わぁ！」と喜ぶ笑顔を想像しながら、スカーフの下にお手紙と写真も忍ばせようと思います！
大切なプレゼントの瞬間を、よりワクワクした笑顔溢れるひとときへ。
このギフトボックスにおつつみしてお届けすることで、マザーハウスらしいプレゼントの瞬間も一緒にお届けすることが出来たら嬉しいです。
今回ご紹介したギフトボックスはこちら
※お選びいただいた商品と一緒にカートに追加ください。
＞Sサイズ（折財布やカードケース、キーケース用のギフトボックス）
＞Mサイズ（長財布やペンケース、薄手のストール用のギフトボックス）
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