初心者のための起業ノウハウ小説/モテ起業マーケティング

こんにちは。タツヒロです。

起業ノウハウ小説をお手に取っていただきありがとうございます✨

この小説は、恋愛と起業のベースは一緒であり、どちらを最初に極めようとしても基本的には同じ過程、同じゴールになると言う原理原則を描いています。

一人でも多くの人に起業の素晴らしさや、楽しさを知っていただきたく書いた小説なので、最後まで楽しんで読んでみてくださいね✨

それではプロローグスタートです✨

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恋愛マスター「ギーブ」の 【モテ起業マーケティング 】

第0章 プロローグ/ギーブとの出会い。

「なんで売れないんだ!?こんなにやったのに!!」

溢れ出る苛立ちを声にだしたのに気がついたのは、カフェに自分の声が轟いた後だった。

(…ざわざわ)

「あ、、、すみません、、、」(どうして、、、SNSで発信もしてる、お金だしてHPも作った、無いお金で経営塾だって行った、なのになんで売れないんだ。やっぱ才能か、、、才能なのか、)

「よぉ、どうした?顔に落ち込んでますってかいてあんぞ?」

「あぁ、ゆうやか、それが落ち込まずにいられるかよ、、、全く商品うれないんだからな。」

「ははっ!まぁ、頑張れって。」

こいつは「ゆうや」昔は引きこもりの暗いやつだったのに、大学2年から急にイメチェンして卒業後、今じゃ入社した会社でもモテまくってる鼻に付くダチだ。

「笑い事じゃねぇよ。このままじゃいつまでたっても今のままだ、お前はいいよな。羨ましいぜ。」

俺は「大樹(たいじゅ)」ブラック企業でサラリーマンをしているしがない男。パソコン1つで稼ぎ生きていく事を夢にみる男。たまの休みにカフェに来てはブログを書いたり、SNSを投稿したりしているのに、一向に商品が売れない。こんなにやってるのに、、、

「大樹、彼女でも作ってみたら?」

「そんな暇あるかよ。金もねぇのに女と付き合ったってなんもできねぇよ。女の機嫌とるのもめんどくせぇ。」

「んなこと言ってるからまだ童貞なんだよ。笑」

「うっせー!笑」

カフェを後にした僕らは気晴らしにカラオケに行くことにした。こんな時は叫ぶに限る。思う存分発散してやる。

カラオケ店に着いた僕らは受付をすませ、702のボックスに向かった。向かうエレベーターの中で、

「ゆうやの歌聞いてまた癒されるわ。笑」

「大樹、お前ほんと嫌味なやつな。笑」

ゆうやは音痴なのだ。イケメンにイメチェンしたが、音痴は治らなかったようだ。ボイトレで練習した俺の歌声をまた聞かせてやるぜ。

意気揚々と702の部屋に向かう途中、隣の部屋のドアが開き、中から見覚えのある顔が現れた、

「あ、」

「あ、」

「大樹じゃん!久しぶり!」

「おぉ、、
マキか、分からんかった。」

「ひど!」

「いや、全然違うじゃん。笑
なんてか、化粧うまくなった?笑」

「ねぇ、大樹。そんなだからモテないんだよ?笑」

「ほっとけ!!」

「大樹、元気にしてた?」

「あぁ、元気よ元気。
立派なブラック企業に勤める、エリート級普通のサラリーマンだ。」

「つまり、元気ってことね。笑
その人は大樹の友達??」

「あぁ、こいつはゆうや。大学からの付き合いでよくつるむイケメンだわ。」

「どうも、こんにちは。ゆうやと言います。マキさん。でしたよね?よろしくお願いします。」

「爽やかイケメンだね!いいね!」

「イラつくくらい爽やかイケメン。昔は根暗だったのにな、笑」

「おい、大樹。それは言いっこなしだろ。笑」

「私はマキ。大樹とは顔なじみって感じの間柄!よろしくね。」

(ガチャ)「、、、マキ?」

隣の部屋から見知らぬ顔の女の子が顔を出した。

「あ、ごめんリサ!友達に会って話しこんじゃった!こちら大樹。昔の顔なじみ。で、こっちがゆうやくん。」

「で、こちらがリサ。私の同僚!」

「あ、2人?」

「そ!」

「だったら一緒に歌おうぜ!」

「あ〜、これから予定あるけど、
まぁ、少しならいいよ!」

「じゃぁ決まり!こっちの部屋でいいよな?」

4人でカラオケをする事になった俺らは部屋を1つにしてスタートした。

「まず俺、歌う!」(ボイトレの成果見せてやるぜ!)

(〜♫)

十八番の歌を一発目からかまし、ドヤっていると、

「大樹歌上手いね!!ゆうやくんは何歌うの?」

「あぁ、ゆうやは音痴だからな。笑 ゆうや、何か歌えば?あれにしよう!あれ!」

「大樹、お前、楽しんでるな。笑
まぁ、いいよ。歌うよ。」

、、、てっきり今回歌わないと思ったのに、意外に歌うと言ってきた事に少し驚いた。昔の根暗だったゆうやでは考えられん。

(〜♫)

ゆうやは音痴だった。だが、とにかく全力で歌う姿は音痴を感じさせない何かがあった。

「ゆうやくん、凄い。なんか、全力で歌っててホント魂で歌ってる感じがしてカッコよかった。」

「そうかな?ありがとう。とにかくこの曲には思い入れがあって、全力で歌うって決めてるんだ。」

「どんな思い入れがあるの?」

「それは秘密。」

「えー!!気になる!!」

「また今度ね。」

「じゃぁゆうやくん他に歌える曲ないの?聞いてみたい!」

(キャッキャ)

いつの間にか俺じゃなく、ゆうやに注目が集まっている。いや、ゆうや音痴じゃん。いや、俺の方がうまいよね?いや、なんで? とりあえず、次の曲を入れよう。挽回しなきゃ。

(〜♫)

どうじゃ!振り向くと、ゆうやが2人の女子に質問責めになっていた。俺の曲すら聞いていない。やはりイケメンなのか、、、歌う事に意欲を削がれた俺は歌う気すらなくなり、女子が歌う曲を聞いて時間が過ぎるのを待っていた。

「あ!私達そろそろ行かなきゃ!お金置いておくね!楽しかった!2人とも連絡先教えとくね!」

4人でライン交換をして2人は外に出て行った。

「大樹、2人とも良い子だな。」

「、、、あぁ、そうだな。」

「なんだ大樹?拗ねてんのか?」

「、、、お前、ホント腹立つな。なんでだ、得意なカラオケですら女子に見抜きもされない。ゆうやは音痴の癖に何故女子にモテる?顔か?顔が全てなのか?」

「いや、大樹。お前の顔だって磨けば良い面になるから。」

「、、、お前、遠回しに俺の顔けなしたぞ。」

「磨けば光るって意味だ。笑」

「まてゆうや、俺はお前に言われなくても磨いている。服だってビームスだし、美容室で髪も切ってる。今はもう行ってないがボイトレだってしてきた。なのに、全然モテない。、、、あぁ!!!モテたい!!」

「大樹、お前ホントにモテたいと思うか?」

「当たり前だろ!モテてモテてモテまくりたいわ!!ハーレム天国作りたいわ!」

「清々しいほど欲に素直だな。笑
もう一度聞く。大樹、ホントにモテたいんだな?その覚悟があるんだな?」

いつになく真剣なゆうやがマジ顔でモテたいかと聞いてくる。試されているのはわかっているが、俺は即答で、「モテたいわ!」とゆうやに話した。

「よし、わかった。大樹。お前をある所に連れて行く。」

「ある所?」

「あぁ、ギーブの所だ。」

「ギーブ?」

聞きなれないワードに頭の中はフル回転した。ギーブって場所なのか?それとも人なのか?ともかくこんな真剣なゆうやは見たことがない。

俺はゆうやに連れられて、ある雑居ビルの地下に連れていかれた。まるで占いの館のように薄暗い。見るからに怪しいが、ゆうやは迷うことなく先に進む。しばらく進むとあるドアの前で立ち止まった。

「ここだよ。」

「いや、ここって、オカマバーじゃん。え?ゆうや、お前、そっち系だったの?」

予想外すぎる目的地に戸惑いを隠せない俺は、ゆうやにからかわれているかと思い、肩に手をかけようとした瞬間、そのオカマバーのドアを開けた。

(カランカラン)

「おじさん。ギーブおじさん。いる?」

「、、、あら?ゆうやじゃない。久しぶりね。って、呼ぶならギーブお姉さん。何度言ったらわかるの?」

「ははっ!このやり取り久しぶりだね。笑」

「もぅ。ゆうやったら。そちらの方はお友達?」

「そ、大樹って言うんだ。」

「あら、あなたが大樹くん。昔、ゆうやに聞いたことあるわ!お会い出来て光栄よ。私はギーブ。ゆうやの叔父よ。よろしくね。」

「あ、どうも。大樹です。」

オカマのおっさんはゆうやの叔父さんらしい。色んな情報がありすぎてついていけない。

「ところでゆうや、今日はどうしたの?」

「ギーブ叔父さんに大樹を昔の俺のように鍛えてもらいたいと思って連れてきたんだ。」

「あら、そう言う事ね。」

え?何が始まるんだ?予想もつかない次の展開、え?まさか、鍛えるって、ホラレル?え?いや!無理!

「ほらないで!!!」

「え?ほらないで?、、、アッハッハハハハハ!あなた面白いわね!ほるわけないじゃない。あなた何言ってるのよ。笑 まぁ立ち話もなんだし、座りなさいな。」

ゆうやと2人、カウンターに腰掛けた。

「なぁ、ゆうや、一体なにが始まるんだよ?」

「まぁ、見てなって。」

「いや、不安しかないんだが、」

そうこうしているうちにギーブさんが奥から現れた。

「大樹くん、あなたはゆうやにどこまで話を聞いている?」

「いや、何一つ聞いていません。いまでもホラレルかもしれない恐怖心で頭がいっぱいです。」

「あなた、正直ね。笑 まぁ、正直者はとても大事よ。ゆうや、あなたも人が悪いわね。大樹くんに説明してあげなさい。」

「わかったよギーブ叔父さん。」

「ギーブお姉さんね。」

「じゃぁ、大樹。なんでここに連れてきたかと言ったらお前を「モテ男」にするためだ。」

「俺を、モテ男に?」

「そぅ。ギーブ叔父さんは業界では有名な恋愛コンサルタントなんだ。叔父さんに相談しにこのバーに何人ものお客様さんが連日押し寄せてくる。
何を隠そう根暗だった俺が変われたのはギーブ叔父さんのおかげなんだ。」

「え!?ゆうやはギーブさんから教わってモテ男になったのか!?」

「まぁ、そう言うことになるね。笑
俺の場合自分を変えたかったのがきっかけだったけどな。」

ゆうやを見ていたからわかる。急に変わったのにはそんな秘密があったのか、

「私がやっているこのバーは恋愛コンサルバーといって1組づつしか入れない1日5組限定のバーなのよ。恋愛マスターとしてみんなにアドバイスをしているのよ。」

、、、オカマが恋愛マスター?と一瞬思ったがゆうやが変わった事実がある。2人とも大真面目に話しているし、これは、俺も知りたいな、、、

「で、いったいどうやって俺をモテ男にするんですか?」

「まぁ、そう焦らないで。すぐにモテ男になれたら誰も苦労しないわ。大事なのはどんなモテ男になりたいかよ。」

「どんなモテ男になりたいか?」

「そう。あなたがなりたいモテ男を教えて。」

「そりゃぁ、女の子に話しかけられたり、かっこいいとか言ってくれる女の人が来たら最高です。」

「なるほど。どんな子に?」_

「いや、そりゃぁ可愛い子がいいに決まってるじゃないですか。」

「ふーん。可愛いってどれくらい?」

「え?そりゃぁ可愛いければ可愛いほどいいですよ。」

「あなたにとって女の子の可愛いってなに?」

「俺にとって可愛い?そりゃぁ、顔が可愛いとか、仕草が可愛いとか、服のセンスがいいとか、ですかね。」

「なるほど。もっと具体的に教えてちょうだい。」

「具体的に?どういう事です?」

「顔はハーフ顔とか純日本人顔とか、仕草は髪をかきあげるとか、服は清楚な感じかエロい感じかとかよ。」

「そうですね、顔は純日本人っぽい子が好きです。目がくりっとしてて、くちびる薄い子が好きですね。仕草は髪を耳にかけるとか、髪がなびくとか好きです。服は清楚な感じで、白が似合う子がいいです。」

「そうなのね。そんな子とデートに行けたらどう思う?」

「そりゃぁ、最高ですよ。もう人生絶頂期って感じだと思います。」

「なるほど。じゃぁ、そこの鏡の前に立ってみて。」

「え?鏡の前?なんでですか?」

「大樹。いいから立ってみって。」

「あぁ、これでいいのか?」

「大樹くん、今写っているのは誰?」

「そりゃぁ自分ですよ。」

「そうよね。じゃぁさっき想像したあなたの理想の女の子、今のあなたの隣にいたらどう思う?」

「え?そりゃぁ最高です。緊張しますね。」

「じゃぁ、その理想の彼女と今の鏡に映っているあなた。釣り合うかしら?」

「釣り合う?、、、いや、なんか釣り合わない気がします。え?なんか急に恥ずかしい!なにこれ!」

「そうでしょ?大樹くんが理想の彼女と釣り合う為に、何を変えるべきかしら?」

「え!何もかもです!そもそもこんなボサボサ頭じゃ行けません!服だって違う!お腹出てるし、肌が嫌だ!」

「じゃぁどうする?」

「今日から変えます!はっ!!なんじゃこりゃ!?急に改善するべき点が!今じゃダメな気がします!!」

「そうでしょ?」

「あなたが今体験したのは、自分の中にある理想を具体的に描いてもらって、今の自分に必要な物に気付いてもらう為にやった事なの。

具体的ってところがポイントで、イメージした女の子が具体的であればあるほど、今の自分をどう変えるべきかわかってくるわ。その時に初めて雑誌などの情報の中からそのイメージの子に釣り合う物を探せるようになるの。モテ男は全員、無意識か意識的にも自分をイメージに合う女の子に合わせたアップデートをしているのよ。」

「なんじゃってーーー!!?初めて聞いたわ!!!スゲーー!」

「そうでしょ?このモテスキルを持ってすれば、商売ですら上手く行くようになるわ。」

「え?商売?モテると商売って関係あるんですか?」

「大ありよ。モテる企業=売り上げが高い。モテない企業=売り上げが低い。という方程式が出来上がるわ。」

「え?それじゃぁ、このモテスキルをマスターすれば、俺の事業も上手く行くようになるんですか?」

「あら?あなた何か事業しているの?」

「はい。パソコン1台で生きて行けるようになりたくて、勉強しているんですが一向に結果が出なくて、正直諦めそうになってたんです。」

「なるほど。ならちょうどいいわね。モテスキル=売り上げを上げるスキルと同じよ。私が手取り足取り教えてあげるわ。」

「え!?いいんですか!?」

「ゆうやの頼みだもの。ギーブお姉さんに任せなさい。」

「ああ!持つべき物は親友だな!!ゆうや!」

「大樹、お前ほんと調子いいな。笑
まぁ、喜んでくれてよかったよ。」

「あ、けど無料で教えていただくわけには、、、」

「いいのよ。気にしないで。教える事は私の為にもなるのよ。だから大丈夫。」

「ギーブさんの為にもなるんですか?」

「えぇ、そうよ。だから大丈夫。」

「まぁ、ギーブさんがそう言うなら、、、なんか申し訳ない気もするけど、ご指導よろしくお願いします!」

「えぇ!これからよろしくね。ゆうや、あなたも勉強し直しに大樹くんと一緒に来なさい。」

「え!?俺も!?」

「当たり前でしょ。大樹くんを紹介した責任もあるし、見たところあなた、最近弛んでそうだもの。また鍛えなおしてあげるわ。」

「マジかよ。笑」

俺とゆうやはギーブ叔父、、、お姉さんにお礼をいい、また後日改めてお邪魔する事になった。

「ゆうや!ギーブさん凄いわ!びっくりした!俺がモテない原因を一瞬で見抜いてまさか、俺自身に答えを出させるとは、初体験だった!」

「はは!喜んでくれてほんとよかったわ。ギーブ叔父さんはコーチングって質問を使って相手の中にある答えを引き出して、相手をやる気にさせたり気づきを与える仕事もしてるんだよ。」

「へぇ、ギーブさん凄いな、、、」

「それはそうと大樹、ギーブ叔父さんが最後に言った事覚えてるか?」

「あぁ、実践と宿題だろ?イメージした女の子に釣り合う服装、髪型だったり身なりを整えて来いだろ?後は、今日の具体的なイメージを思い出して今の事業に最初に必要な事を考えて来いだよな?」

「そう。出来そうか?」

「あぁ、今度こそ、モテる男も売れる事業もどっちも手に入れてやる。必ずやり遂げる。今はそう思えるわ。」

「すげぇやる気じゃん大樹。まぁ頑張れな!」

「ああ。」

こうして俺のモテる男と事業成功への道を歩みだしたおれ大樹は、次にギーブさんの元に行った時に起こる事件を、まだ知る由もない。
つづく、次回本編スタート!

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