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2022年ポイント錬金術の総括

この記事は、「エンジニアと人生」Advent Calendar 2022 #2の24日目の記事です。

当初レザークラフトネタを書こうと思ったけど、「誰も興味ないだろそれ」ということで下書きをすっ飛ばしての本記事と相成りました。

序文

実のところ2022年というのは、正直、あまりいい年ではありませんでした。それでも「成功したな」という事はいくつかあり、その一つが「ポイント施策」でした。
そんなわけで、今年はどんな錬金術を繰り広げたのか、ふりかえっていきたいと思います。

パドック

まずは我らがクレジットカード軍団の解説からです

総大将:リクルートプラスカード(JCB)

詳細は割愛させていただきますが、数々の改悪を重ねられたにもかかわらず、今現在でも国内最強カードの座からは微動だにしないのがリクルートプラスカードです。当初はリクルートポイントという使い所が微妙なポイントしかつかなかったのですが、リクルートポイント=Pontaポイントの提携により一気に躍進。そしてPontaがau経済圏の主軸に置かれたことから、さらに大化けした一品です。というかその頃にはもうこのカードの新規募集が打ち切られていたので、後付で大躍進を遂げた幻のカードと言えます。こちらは年会費2200円にもかかわらず、還元率が暴力的な2%というぶっ壊れ性能のカードです。ただし、nanacoやSuicaなどのプリペイドへのチャージへはポイントが付きません。というか改悪前はポイントがついてたんです。頭おかしい。

副将:au Payゴールドカード(Master)

いつのまにやら某KDDI社のプラットフォーム化戦略にともない、決済手段として躍り出たau Payシリーズの一翼を担うのがau Payゴールドカードです。
詳細は後述しますが、総大将のリクルートプラスカードと合わせて、Ponta経済圏で猛威を奮いはじめた、新進気鋭のクレジットカードといえます。
クレジットカードの新ブランド立ち上げ時にはかなりボーナス気味なポイント還元率になるというのもあって、要注目のカードです。

中堅:Amazon Mastercardクラシック(Master)

普段持ち歩いているカードではないのですが、Amazonでの買い物はなんだかんだと頻繁にするので、なんだかんだと地味に還元してくれているのがAmazonゴールドカード。残念ながら昨年末のブランド変更に伴い、多少の改悪(還元率が2.5%=>2%)があったとはいえ、年会費が無料になり、Amazon Primeにも無料はあいかわらずということもあるので、解約するほどではないという判断になりました。
今でも通販生活を支えてくれるいぶし銀のカードです。

AWSの料金も2%還元にしてくれたら言うこと無いんですけどね…

先鋒:楽天カード(JCB)

昨年までは副将だった楽天カードでしたが、今年は一気に先鋒落ちです。
楽天ポイントは昨年後半から急激に改悪が続きました。噂では楽天の携帯電話事業投資による業績難をモロにうけたのが楽天市場のポイント乱発サービス群ということらしいです。
周囲でも楽天経済圏離れが進んでいるのが観測してますんで、どうなることやら、という感じです。
とはいえ、いまだ重要なふるさと納税のポイント循環スキームを支えているので欠かせないカードではあります。

現在はこの4枚のカードがポイント戦線を支えています。
次はそれぞれの利用シーンについて解説します

戦略と戦術

まず基本的に「カード決済可能なものはすべてカードで払う」事にしています。

通販やSaaSのサービス料などはむしろカードでしか払えない事が多いですが、その他決済手段が選択可能なものでいうと、国税、都税、公的保険料、公共料金、生命/医療保険、外食、スーパーやコンビニの日常的買い物、駐車料金、なんなら技術書展の決済までカードで済ますようにしています。

25万円以下の税金については「au Pay請求書払い」を使います。
「au Payクレジットカード」からチャージしたプリペイドの「au Pay」から払うと。還元率は概ね2.5%になります。主に住民税(四分割なので25万以下になる)、自動車税をこちらで支払います。
例外的にローソンとダイソーの買い物ではQR決済の「au Pay」の還元率が良いのでこちらを使うこともあります。カードを使うのでなく、「au Payクレジットカード」からチャージした「au PayのQRコード支払い」なので名称がややこしいったら無いですね。

楽天経済圏での買い物は、あたりまえですが、楽天カードで支払います。とはいえ正直、あまり使わないです。投信の積立とふるさと納税専用で、そこそこ高還元率ではあるのですが、還元率の把握が面倒な楽天Payは使わないことが多いです。

Amazonでの買い物は、あたりまえですがAmazonクラッシックゴールドで支払います。Amazonポイントが入りますが、いうてAmazonでそこまでデカい買い物はしないな、というところ。

これらの決済手段が使えない場合、たとえば25万円以上の税金は「国税クレジットカード支払いサイト」で払います。手数料が0.7%ぐらいかかるんですが、リクルートプラスカードの2%還元の暴力でねじ伏せます。

大物家電はヨドバシで購入しますが、決済するカードはリクルートプラスカードを使います。ヨドバシのブランドのカードもありますが、還元率の差(1%)もあって保有していません。

まぁともかく、他のカードが担えなかった決済は、すべて総大将のリクルートプラスカード(2%)が支払うことになります。

例によってここからはアレな話が入ってくるので100円記事になります!ごめんな!!!

Ponta経済圏

Ponta経済圏を簡単にいうと、auブランドすべてが含まれます。au Payに代表されるクレジットカード決済/QR決済を始め、KDDIの携帯電話サービスたる本家au、そしてauでんき、auガス、家庭用固定インターネットサービスのauひかりなどがあります。また通販としてはauマーケット、リクルートブランドのポンパレモールなども含まれます。
その他リクルート系のHot Pepper、Hot Pepper Beauty、じゃらんなどの老舗の予約サービスなんかは、今ではすべてPonta経済圏です。
金融系ではauカブコム証券、そして今年から参戦した住信SBI証券(重要)があります。

実際、わたしはポイ活的なものはあまりやらないのですが、一つだけ、ついやってしまうのが「auでんき」の1000円ガチャです。
これは1000円の電気料金を使うたびに1回ガチャが引けるということで、だいたいは1ポイントしか付かないのですが、だいたい1日の電気料金が1000円前後なため、ほぼ毎日「ガチャが引けるようになりました」の通知が来るため、日課として定着した形になっています(笑)

ときに、楽天証券がはじめた「クレジットカード積立で1%還元」ですが、これに追随する形でauカブコム証券でau Payカードの組み合わせでも、今年から積立投信の購入でポイントが付くようになりました。月の限度額5万円とはいえ、毎月の作業なしで5万x1%=500円x12ヶ月=6000ポイント/年です。
しかもau/UQと契約してると、現在はキャンペーン期間中ということで最大5%還元になってます。投信買うとなぜか1ヶ月で5%の配当が付くみたいなもんですね…これだけで3万/年だるぉ?頭おかしいです。

で、副将のau PayゴールドカードとQRコード決済のau Pay、そして総大将リクルートプラスカードでの決済は、最終的にPontaポイントへの還元されます。

Pontaへ還元されたものはどこで消費するのか?ですが、このポイントすべてをSBI証券にてeMaxis全世界インデックスの購入に充当しています。
つまりauカブコムで株を買うとポイントでSBI証券で株を買えます。いやまぁauカブコムでもPontaポイント使えるんですけど、auカブコムはUIがクソすぎてあまり画面見たくないので(ry

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