家賃FIREという生き方 かおるん☆
*このnoteは、モテアマス三軒茶屋最後のクリスマスを心待ちにする有志達により執筆される『アドベントカレンダー記事』になります。
クリスマス当日の12月25日まで毎日1記事ずつ住民たちによる独自のエピソードが公開される新企画です。
家賃FIRE(経済的自立と早期リタイア)とは
ついにこのネタ【家賃FIRE】を書く日が来た。
実は1年半以上前にモテアマス主任のカズキタ氏から、「家賃FIREの記事を書いてほしい」と依頼されており、早期家賃FIREパーソンでありモテアソブMVP(合同会社モテアソブから最も仕事を請け負ったパートナー)でもある大塚誠也君に、昨年4月に家賃FIREについてのインタビューを実施済みなのにも関わらず、何だかんだで書かずに過ごしてきた。
このインタビュー、もはや家賃FIREというより“面白い生き方論”や“コミュニティー論”を誠也君とカズキタさんが約1時間半も語った大ボリュームの対談で、なかなか片手間でまとめられる内容ではなかったのだ。なので今回はその一部を記載するが、正式なものはいつか書籍などに載せたい。
ちなみに私は「おとのわ記事」も1年半以上放置温めている。これもモテアマス爆破までには記事にする予定だ。
さて、家賃FIREとはなんぞや?という話なのだが、実はこれ、モテアマス三軒茶屋住民特有のライフスタイルで「モテアマスの家賃分をモテアソブの仕事の報酬で賄うことで、実質“家賃からの経済的自立”を達成すること」なのだ。
詳しく説明すると、モテアマス三軒茶屋に住むにはもちろんシェアハウスなので家賃がかかる。
住民はこの家賃を大家であるR65不動産のポール氏に毎月支払うのだが、その家賃と同額、もしくは家賃分以上の仕事の賃金を『合同会社モテアソブ三軒茶屋(代表取乱役・カズキタ氏)』から受け取ることで、モテアマスに住みながらモテアマス関係の仕事をするとモテアマスの家賃が支払えることになるという仕組みなのである。
一般的に仕事で賃金を得るとは、毎朝出勤して何となく外の人たちに気を遣ったり神経すり減らしながら、1日8時間以上それなりに真面目風を装って社会人として立ち振る舞い、頑張って毎月のお賃金を戴く形が多いと思う。
しかし、モテアマス経済圏で生きていけるようになると、『住民となんか楽しく住んで、住民となんか楽しく色々やってたら報酬がもらえて家賃が払えるようになってた!』みたいなライフスタイルが送れるようになる。
家賃FIRE達成者の実態
実際筆者も家賃FIRE達成者であり、モテアマス(モテアソブ)関係の仕事で多い月には8万円を超える報酬を頂いたこともある。
今回は特別に、その時の請求書内訳を公開しよう。
*ちなみに単価は時価相場とモテアソブの懐事情などで変動するので、同じ仕事でも時と場合により報酬は異なるのでこの金額はあくまでも一例。同じ仕事でも二束三文の時もあれば、バブルの如く高収入の時もある。
もちろん、今書いているこのnote記事も報酬が発生している。
フル住民以外にも、多拠点住民やファッション住民、過去住民もモテアソブから仕事をもらえるので、実はモテアマスに住む際に家賃を心配することは無用なのだ。(但し本人のやる気やスキル向上力次第)
家賃FIREが気になる人は、まずはファッション住民になってみよう。
募集された仕事をすれば、ファッション住民家賃(月額500円)なんてサラッとFIREしてしまう。
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モテアソブMVP 大塚誠也氏の場合
さて、誠也君の家賃FIREインタビューに話を戻すと、彼はもともとモテアマスに住む前はデザインの仕事はそんなにたくさんしていなかったらしい。
何となくお金になりにくい仕事を色々やっていて経済的自立には及ばなかったが、モテアマスに住むようになりカズキタ氏からデザインの仕事をもらうようになって、いろいろなスキルや経験が身につき、今では様々なデザインの仕事ができるようになり家賃FIREのみならず、モテアソブMVP(年間150万以上の外注費を請け負った堂々の1位)になったり他社企業と継続契約したりと目覚ましい成長を遂げたそうだ。
また、モテアソブには様々なスキルや個性を持った刺客たちが揃っているので、普段フリーランスのように1人で仕事をしている人にとって、デザイナー、エンジニア、イラストレーター、ライター、フォトグラファーなどスキルセットがモテアソブ内で揃うことで普段自分1人では得られない仕事ができることが非常に素晴らしい点だと言う。
しかもそのメンバーも普段住民として仲良くしている、言わば“お友達”なので、仕事がとてもやりやすい事もポイントだそうだ。
なんならクライアントも友達が多いので、モテアソブの特色や個性、やり方を十分分かって仕事を発注してくるので、修正や変更が非常に少なく仕事がスムーズでストレスがない仕事環境が実現するという。
筆者もよく、細かい指定なく自由演技で仕事をさせてもらっているのでモテアソブで“仕事”をしている感覚がない。
なんなら遊びの企画(一円にもならない)も本気だし、仕事(ちゃんと報酬が発生する)との境目がほとんど無いといっても過言では無い。
この家賃FIREのシステムは、モテアマス主任であるカズキタ氏が、住ませたい人を住ませる口実を作る為の施策なんだとか。
たとえば、誠也君は実家も近いし自宅もあるので実際はモテアマスに住む必要性はないらしい。でもモテアソブで一緒に仕事をする事で関わりを持つことができて誠也君がモテアマスに来る理由が生まれる。
また、お金がないけどモテアマスに住みたい(住んでほしい)人にも仕事を作る事で家賃が払える様になる。
DIY住民のカトちゃんも妖怪なので俗世のオカネはほとんど持ち合わせていないが、モテアマスの修理などを依頼する事で住民でいられたり、過去にはほぼホームレス状態から転がり込み、モテアマスで社会復帰して巣立った住民たちもいる。
モテアマスで自分なりの役割を与えられ、仲間と交流し、経済的にも自立できる様になったのだ。
真のFIREという生き方
また、家賃FIREの大事なところは実はお金だけではない。
お金がなくても生きていけるという自信と知識がつく事で、生きる不安から解放されることが真のFIREなのだと誠也君は言う。
モテアマスにいると何かと自分の特技や好きな事で生きていける様になるのはもちろんのこと、界隈にいるいろいろな生き方をする人や全国の様々なコミュニティーと繋がることができる。
例えば西成でダンボール生活をしている人から野○ソの仕方を教えてもらえる場所があるとか、全国のどこかしらで住民や元住民に会って居場所を見つけられたりとか、生きる上で大事ないろいろな情報や人と出会える。そしてあらゆる意味で“なんとか生きられるんだ”という自信が付き、お金が無い恐怖や不安が消えていくことが本当の意味でFIREなんだと語る。
一般的に投資信託などでFIREした人たちは、結局は「暴落したらどうしよう」とか、「このお金がなくなったらどうしよう」とか、お金への不安も執着も完全には消えていない状態であり、本当の意味で人生をリタイアできているわけではないのだと。
モテアマスにいると、いつの間にか会社を退職してなぜか無職(グットニート)になる人が絶えないのも“なんとか生きていける“という安心感が住民たちに芽生えているのかもしれない。
それは、一般社会からしたら一見眉をひそめる状態かもしれないが、実はとても幸せな事であり、この状態を長い人生のいっ時でも経験すばいつ何時どんな状態も“人生なんか大丈夫”が芽生え、その自信があればこそ“なんでもやっていいんだ“という真の自分自身を見つけられる機会に繋がるのかもしれない。
モテアマスはそんなセーフティネットとしてSDGsに貢献している。
ぜひ、仕事面でも精神面でもそんな真のFIREを体験するため、モテアマス三軒茶屋に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
あなたができる仕事、なんでも作ります!
最後に大事なお知らせです
我々モテアマス三軒茶屋は2024年10月末をもちまして、爆破(終了)となります。8周年を待たずモテアマス三軒茶屋は消滅してしまいますが、現在このモテアマス三軒茶屋を映像化して永久保存しようというプロジェクトが進行しています。
モテアマスは無くなってほしくない、モテアマスを応援したい、あわよくば映画に出たい(10月まで撮影しているのでタイミング合えば映り込めます)、等々どんな想いでも結構ですので、ぜひモテアマス三軒茶屋のドキュメンタリー映画制作のご支援をお願いいたします!
きっと胸熱の映画になること間違いなしです!
クラウドファンディングページはこちら↓
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