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恋愛における妥協と妥当と本当に考えるべきこと

恋活や婚活で、自分の「いいな♡」と思う人とはマッチングしない・・・というお悩みは多く頂きます。
そういう時に、「ブルーオーシャンを狙え」「相手への希望を調整しよう」と言うと、「妥協しろってこと!?」と言われるのですが、逆に聞きたい。

"妥協"って、どういうことなんでしょうか・・・

なんで、自分はそんなにエラそーに、相手を下に見てるんでしょうか・・・

あなたがそんなにバリュー高いなら、そもそも「妥協」なんてする必要ないんですけど!???

ってね。

なあーに、自分を棚に上げて、人様に対して妥協()とか、上から目線なこと言っちゃってんの?って感じですよ。その謎に高い自己評価は本当によくわかりません。「妥協ってか、妥当だからそれ」という感想です。

「結婚相談所をやっているから、結婚させたいがために、妥協しろと言ってる!」と質問箱でポンチなことを言われてイラっときたので、殴り書いています。なので、読みたい人だけ読んでね。

マッチングしないなら、何も始まらない

マッチングしないのであれば、あなたが狙ってる相手とあなたが釣り合ってないってことです。まず現実を見よう。だってマッチしなければ、会えなければ、何も始まりませんよね。だから、大前提として接点を持てる範囲の異性にアプローチしなければならないんです。

その場合、あなたがすべきことは2つ。

①自分のバリューを上げる
②相手への希望を調整する

このどちらか、もしくは両方です。

①を頑張って、自分をブラッシュアップして、よりレベルの高い相手を狙うのも全然ありですよ。転職して年収を上げたり、ダイエットしたり、コミュ力を鍛えたり、センスを磨いたり、化粧を頑張ったり、美容院に行ったり・・・これらによって「いいな♡」と思う相手にリーチできるようになる可能性は十分にあります。
ただ、のんびり自分磨きばかりに時を費やしていると、年齢も食ってしまうのがネックです。それなりにお年頃の場合は、ブラッシュアップした分のバリューが加齢で相殺される可能性があります。年齢は不可逆だし、男女ともに重要なファクターですからね。

一方で、②のように希望を調整して、ターゲットを変えるという手もあるんです。
・例えば20台前半美女
・例えば年収1000万円の高身長ハイスペ男性
こういうタイプは、大人気ど真ん中です。ここはレッドオーシャンですよね。もしレッドオーシャンでマッチしないなら、少しでも競争が緩いところで勝負しないと戦いには勝てない。

そこで私がご提案している方法のひとつは、世間的には不人気だけど、自分は気にしないスペックを積極的に許容していく「ブルー・オーシャン戦略」。

もし年齢を気にしないなら、20代美女より30代美女の方が競争が緩いよね。身長はそこまで気にしないのであれば、低身長ハイスペ男性は狙い目だよね、とかさ。条件として譲れないところと、比較的どうでもいいところを分けて考えて、自分のバリューと釣り合うレベルまで調整するって戦略です。あなたのバリューが高ければ、そんなに緩めなくてもマッチしますし、低ければ相手に求められる条件はそれだけ少なくなります。

だって、千円しか持ってないのに1万円のものを買おうとするから、マッチしないんですよ。千円で買えるレベルに収めなきゃいけないんです。カニとかもさ、脚が折れてる奴は安く売ってるんですよ。「折れてるけど、まあどうせバラバラにするしいいか」と思える人はカニ買えるんです。1万円のピカピカなカニがいい!でも千円しかない!って言ってたらいつまでもカニ買えないんです。
千円しかないから、足が折れてるけど予算内のカニを買うという調整は、果たして「妥協」というのですかね?妥当でしょ?千円しかないんだからしょうがないじゃんか。それが嫌なら1万円作ってきてくださいよって、そういう話です。

マッチングは適正値に収まる

これはトレードの世界でもそうですが、市場参加者が少なければ少ないほど、本来の適正価格から外れたミスプライシングが起こります。値が飛ぶのです。カニを売りたい業者はたくさんいるのに、買いたい人が1人しかいないのであれば、ほぼ買い手の言い値で取引されるでしょう。

結婚もそうで、狭いコミュニティで市場参加者が少ないほど、ちぐはぐなカップルが生まれます。なんとか村では戦争で男がいなくなり、残ってたブサメン権兵衛と美人なミヨ子が結婚することがあるわけです。本当はミヨ子は村のイケメンと結婚できるポテンシャルがありましたが、選択肢がないんだから仕方ありませんよね。

ミスプライシングは、権兵衛のような相対的にバリューの低いものにとっては僥倖です。ラッキーパンチです。しかし、今の恋愛市場はこれだけ開かれていて、市場参加者も多いので、ミスプライシングは起こりにくくなっています。よって、その人のバリューに応じた相手としかマッチングしないという、非常にシビアな環境になっています。しかし、このシビアさに気付いていない人も多く、そういう人は「妥協したくない」とか不毛なことをわめくのですね。

「妥協したくない」のは結構ですが、ミスプライシングが起こらない以上、現実を見てシビアに考えないと、誰ともマッチングしなくなります。
現実を直視するのは、つらいです。でも自分の現在地が分からなければ、有効な対策も打てません。逆に、現実を見ることができれば、自分の理想に近づくための戦略が立てられます。そうすれば、いずれ素敵なパートナーが得られるものです。
そこから逃げて、年収10億円の石油王や、乃木坂のアイドル以外は妥協だ!と言うのも勝手ですが、普通に考えて夢追い人のまま、1人老いていくことでしょう。大人気の「鬼滅の刃」には、人間に都合のいい夢を見せて堕落させる鬼が出てきましたが、ちょうどあんな感じでしょうか。

あ、これはあくまで素敵なパートナーを見つけたい、実のある恋愛や結婚をしたい、と思っている男女に向けての話なので、夢追い人でいたいのであれば、なんでもいいと思います。手の届かない人にときめくのはアイドルオタクとやってることは一緒ですが、それならそれでいいんです。ただ、それは自覚しておいた方がいいですよ、というお話です。夢を見ながら現実で実のある結果は得られない、ということです。

なにを選ぶにしろ、自分が何を求めているのか次第です。一番に考えるべきは、自分が本当に望んでいることかもしれませんね。

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