映画『のぼる小寺さん』を見た感想のようなもの

どうも~。noteで記事を書くのが少しご無沙汰になってしまいました。課題がやってもやっても増えていく現状なのでなかなか書けなかったんですよね笑。


この前、映画『のぼる小寺さん』を見てきました。映画館で映画見るなんてほぼしない私が映画館に行くなんて本当に珍しいので、推しの力って偉大ですよね笑。そうです。今回の映画は、工藤遥ちゃんの記念すべき初主演映画なんです!本当は見たその日のうちに感想を書いてたんですけど、なかなかまとまらないし、課題は増えるしで今まで放置してました。でも、さすがに7月末までには書ききりたいなという思いから久しぶりにnoteで記事を書いてるしだいであります。後数日で7月終わるのか。。。

最近Twitterを始めたので、Twitterに感想書こうかなって思ったんですけど、ネタバレしちゃいそうで迂闊に書けず。まあnoteなら見たい人だけ見るからネタバレしてもいいかなと。


では、さっそく書いていきましょう!ここから先はネタバレもあるので、これから見る予定の方は読まない方がいいかなと思います!


常に主人公以外の視点で映る世界

この映画の面白いところは、主人公の小寺さんが何考えてるか全然分からないところですかね。モノローグもなければ小寺さんが見ている世界も共有させてもらえないし。この映画は小寺さんを見ているまわりの人間の目線からの映像しかないんですよ。だから、自分が映画を見ているっていうよりも小寺さんを見ている第三者になった気分で見れた気がします。

逆に近藤くんの目線は追いやすいですよね。結構この映画は近藤くんの見ている世界を映し出していることが多かったので。お前小寺さんめっちゃ見るやん!好きだけど全然話しかけないし。純情かよ!って思いながら見てました笑。きっと小寺さんの服装にドキドキさせられたのも近藤くん目線で見ているからだと思います。練習着がちょいちょい男心をくすぐりそうな感じですよね。でも制服で登る小寺さんを見ている時は覗きと同じだから気を付けろよ、近藤くん。


小寺さんという存在

こんな風に他の人から見た小寺さんを映し出しているからかは分からないですけど、小寺さんが神格化…は言いすぎかもですけど、なんか聖人みたいな人に見えるな~って思いました。今回の主要な登場人物は小寺さんに好意や憧れを抱いている人が多いので、わりと小寺さんの性格や行動を長所として捉えがちで。不思議ちゃんじゃなくて、正直とか真っ直ぐとか良い面として見ているのかな~って。プラス小寺さんが何考えてるのかについてこちらは確信が持てないので、小寺さんという存在にいまいち人間味を感じられなかったんですよね。

と思ったらすっとこどっこい。最後のシーンですよ!え、小寺さん!えぇ!?ここで終わり!?って感じで。小寺さんは人間だと気づかされましたよね。はい。確かに小寺さん自分が興味ないことは全く頭に入らないタイプだから、梨乃ちゃんの名前知らなかったのに近藤くんの名前一発で言えた時点で、へー近藤くんには興味示してるんだ~って思ったけども!けれども!まさかの急展開ですよ。いやもう距離のつめ方が不器用。物理的に近づきゃいいってもんじゃないでしょ!…ってこともないか。近藤くんにはドンピシャで効いてますしね。いや~でもあのシーンの小寺さんめっちゃかわいいし、色んな表情見せてくれるからちゃんと高校生なんだなって安心しました。


近藤くんというThe人間

不器用で言えば近藤くんもなかなかですよね。彼は本当に人付き合いが下手。口下手だし、しゃべったと思ったら失礼な発言多いし笑。あの部員たちとの関係性ももっと要領よく付き合う選択肢もあっただろうに。まあ素直で嘘つけない人なのかな。

近藤くんは、熱中できることが何もない日々に飽きちゃってるところに自分とは真逆でクライミングに一直線の小寺さんに心ひかれていくんですけど、特に何のアピールもできずに四条くんとの関係に嫉妬したり四条くんに直接関係を聞きに行ったりします。その時の聞き方もわりと失礼笑。かと思えば四条くんなら小寺さんの彼氏でもいいかなとか言ったり。告白もしてないのになぜか上からで何様だよって感じですが笑。

やがて小寺さんに感化されて、なんとなく入った卓球部に熱中していきます。めちゃ汗かいて、なんとなく親しくしていた部員とは関係が疎遠になって、今までの近藤くんならしなさそうな選択をしていくんですよね。

この感じが小寺さんと逆ですごい人間だなって感じました。この映画の中での近藤くんは、全然かっこよくないし、むしろ悪いところに目が行くけど、彼なりに成長していく姿も見れるんですよね。そこまで見せられちゃうと近藤くんのこと嫌いになれないんですよね~。個人的に今回の映画の中では主要なくせして、近藤くんは成長が一番地味だと思うんですよ。でも、これぐらいの成長が一番現実味があって、親しみを持てる気がします。近藤くんという存在があるからこそ、この映画が小寺さんという実在しなさそうな主人公を軸にしながらも非日常にならないんだと思います。


その他のクラスメートがいること

あのクラスメートたち、時として見てるこちらが腹立つなって瞬間もあると思うんですよ。相手が癇に触るようなふざけをしたり、すぐに恋愛事につなげたり。でも、ああいう人、絶対いますよね。小寺さんの良い面ばかり見てるからちょっと腹立つな~って思うけど、日常生活で自分もやっているのでは?ってつい考えちゃいました。

今回、小寺さんもですが、主要な登場人物みんなが素直なんですよ。あんなに周りに流されずに自分のしたいことをやれる真っ直ぐな人を前にして、尊敬や憧れの気持ちだけ抱いて負の感情を向けないなんて普通の人間じゃ無理な気がします。そんなところは作り物感が否めないんですけど、そこに他のクラスメートが様々な感情を出してくれるから、この話のバランスが保たれてると思うんですよね。


感想に見せかけて何を書いてるのかよく分からないし、長いし読みづらいですね…。そろそろ何も考えずにとりあえず書きたいことから書く癖なくしたいです。

次回は何書くか全く決めてないですけど、一応書きたいものがいくつかあるので、書けたらいいなって思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました✨