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自分の同人制作から見える生存戦略

私は同人で女子ボクシングの漫画を描いています。
同人と聞くとエロ漫画を想像するかもしれません。実質同人の8割はエロ漫画です。この話は同人活動の初級編です。

このご時世そこまで稼げなくても奴隷のように働きたくない、出来るだけ少ない労力でそれなりの生活がしたい。と考えの人は増えているようです。そこで芸大やイラストの専門学校を卒業したまたは昔から絵を描いていてそこそこ絵が描ける人は同人に目をつける人が多い。

これからこの同人業界に入る人向けに少しだけ教えておきたいことがある。

私はインハウスのマーケティング部で少しだけ働いたことがあるので、数字に対する感覚は持っていると思うのでその部分についての話と同人活動そのものについて話します。

まず同人はどれくらいの人が読んでいる?

これは某同人作家さんが、YouTube で言っていたことですが、10〜20万人の人が同人漫画を買って読んでいるそうです。

あなたが平均年収400万くらい稼ごうと思います。作品の値段が700円税込770円で売るとしら卸値440円になります。
1万本売れば年収に達します。ということは、1割近くの読者を購入に導かないといけないです。
同人販売サイトのDlsite やFanzaではトップページのファーストビューにランキングが載っているのでそこで何万本と売り上げている漫画を目にします。
上記の簡単な計算をすると1作売れる作品を作ればあとは遊んで暮らせると考えがちです。

ですが同人販売サイトを常にチェックしている人が10万人いる訳ではなく、好きな作家さんのTwitterやpixiv、その他サイトやSNSで知り応援している人が購入しており、そのユーザーが購入者の半数以上いると思います。

なので、売れている作品の顧客がどういう導線で買っているのか考えましょう。
もちろん凄く表紙絵が魅力的でサイトに訪れる人の多くを導く力がある人もいます。この辺りが分かっていると少し自分の売り方が見えてくると思います。

どうすれば稼げる?

おかしいな?とりあえず販売すれば稼げると思っていたのに…
という人はファンの少なさや絵が売れ線じゃない、ジャンル選びがコアである。
まさに私の女子ボクシングがコアジャンルになるので、1作で万越えはあり得ないです。
ですが…
支援サイト、pixivリクエスト、Skeb や海外同人販売サイトに販売
など同人活動以外の活動をすれば平均年収を維持できる環境が作れると私は思います。
売れ線の絵柄で勝負するか?ファンの数で勝負するか?ジャンル選び(ただしライバルが多くなるので構成力が必要になる)で勝負するか?
あなたは、勝負ポイントを理解して仕事に取り組むといいと思います。
そして現時点の能力に絶望しなくても、継続していれば全体が底上げされるので絵が上達してないけどストーリー構成が上手くなったという具合に人間の能力は偶発的要因で動きます。実際人生も偶発的要因で変化します。

私はこれをすれば必ず良くなるというのは嘘だと思います。理屈や論理は結局個人が頭の中で考えているにことに過ぎずそれが社会的な場面に影響を及ぼすとは限らないです。

もう打つ手が無くなったという人は?

一番簡単な事でいうと多くの人に知ってもらえていない状況である事を知りましょう。
私の経験では、競合他社のサイトを調べている時に1990年代に作ったと思われるサイトが検索上位にあってえ?こんなサイトでも売り上げてを上げているってこと?なんの為にサイトデザインを工夫していたんだろう…
という経験があります。これはSEOが深く関わっていますが、ようは多くの人の目に触れるものは売れるという事です。
SNSで宣伝を上手く利用しましょう。
あとは、人に相談しましょう!
相談の際は自分の悩みをぶちまけるのではなく出来るだけ組み立てて話しましょう。

常に未来は変化する!

あなたは同人活動で何を求めますか?お金?自分の作品を世に広めたい?商業までの練習場?
あなたの活動動機は人に伝わります。あなたが仲間を求めれば仲間が集まります。ただただ売り上げに固執するのではなく、結局お金は数字でしかないので活動する部分にあなたの人生があります。
活動で得た仲間や考え方の変化によって未来は変化し、それが数字に影響するのです。

私自身まだまだ未熟で副業的に同人活動をいていますが、活動を続けるので応援の方よろしくお願いします。

過去作

ミサキvsカナ

ミサキvsアイラ前編

女子ボクシング番外編

予告配信

ミサキvsアイラ後編

格闘漫画についての記事
https://note.com/motchi0718/n/ndf11a4da9e71

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