ストリートギャングからドイツを代表するシェフへ。極めてベルリン的なアジアンフュージョンレストラン〈ティム・ラウエ〉を訪問
ベルリンの人は変わっていると思われている。例外なくティムの行動も変わっている。まさにベルリン的だ。
今年の2月、ベルリンを訪れた。ベルリンを代表するレストランTim Raue(ティム・ラウエ)に行くためだ。2018年の「世界ベストレストラン50」にて第37位にランクインしている。
オーナーシェフであるティム氏は、ベルリンのクロイツベルク出身。当時は治安が悪く、誰も行きたがらない場所だったという。幼少期に両親は離婚し、父からの虐待を受け、その後、彼はストリートギャングの道へ