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サステナブルな海外レストラン訪問レポ

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僕が訪問した海外のレストランのレポートです。
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#ベルリン

ベルリンで見た、植物工場を導入したレストラン

2017年。僕はカンボジアに住んでいて、会社の新規事業として、現地で植物工場事業を立ち上げようとしていました。(結局、カンボジアの市場規模では採算が取れないという結論にいたり、計画はストップしてしまったのですが・・・) そんな当時、日本国内外の植物工場関連企業の方々と何度もお会いし、また海外の植物工場事情も調べていました。そんな中、ドイツにINFARMという名前の植物工場会社があるのを知りました。 INFARM社は、他の植物工場企業と少し違っていました。彼らは大規模な中央

ストリートギャングからドイツを代表するシェフへ。極めてベルリン的なアジアンフュージョンレストラン〈ティム・ラウエ〉を訪問

ベルリンの人は変わっていると思われている。例外なくティムの行動も変わっている。まさにベルリン的だ。 今年の2月、ベルリンを訪れた。ベルリンを代表するレストランTim Raue(ティム・ラウエ)に行くためだ。2018年の「世界ベストレストラン50」にて第37位にランクインしている。 オーナーシェフであるティム氏は、ベルリンのクロイツベルク出身。当時は治安が悪く、誰も行きたがらない場所だったという。幼少期に両親は離婚し、父からの虐待を受け、その後、彼はストリートギャングの道へ