シルエットがやたらかっこいい【TOMOUNT ドームテント 2人用】をレビューしてみる。
今回はキャンプギアを更新したのでその紹介をする。
張り方と解説を見たい人は張り方まで飛ばして欲しい。
導入
今までポールをクロスしてそこに吊り下げるタイプの山岳用テントとか、DODのワンタッチで展開できるツーリングテントみたいなものを使ってきた。
ツーリングキャンプいならデカくてもいいか!むしろ雨が降っていても爆速で展開できた方がいいよね!!とワンタッチテントを買ったはいいものの収納サイズがあまりにもデカすぎてちょっと使いにくさを感じていた。
展開はいいんだよ、マジで展開だけなら30秒もあればできるし、最低四隅ペグダウンすれば生活空間は確保できて荷物を放り込むことができるのでそういう意味では使えるテントだった。
でも今回は、荷物のダウンサイジングをしつつ、いいキャンプギアも安くなってきた時期なの色々と更新をしているタイミング。
ちなみに今回かったコレとDODのサイズ比較はこんな感じ。
DODでっけぇ。画像だと厚みも1.59倍くらいある。デケェ....これが楽さとトレードオフのデカさか....
今回は、アマゾンを物色していると何やらシルエットがやたらカッコいいテントが出てきた。
前面が逆Rになっているし2回交差する骨組みもシンプルかつかっこいい。
風通しも良さそうで前室アリ。
前室があると雨や日差し避けになるのと同時にそこが『安心出来る場所』になる感じがとても良い。
このテント、2人用のモデルのレビューがなかったので簡単に紹介してみようと思う。
インナーテントの大きさは、説明書によると220×140cmで前回紹介した爆速展開のコットが入るはず。
今回試し張りのために草刈りから始めた。
実家の畑にいい感じにピクニックができそうな場所があるのだけれど、近くまで車で入れる道がいつの間にか草で覆われていて無くなっていた。
近くの農家の高齢化が進み、いつもうちの方が草だらけだったのが逆転して、ジャングルのようになっていた。人のてが入らなくなると自然に還る速さを実感する。
草の海をモーセの如く草刈機で割っていく。
車をつけたら、早速張り始める。
張り方
グランドシートのサイズは手持ちが240×210cm だった。結果的にこのサイズでギリギリピッタリといった感じ。荷物置きやシートのあるスペースを確保したい場合はもっと大きいものを用意したほうがいいかもれない。
グランドシートはテントを尖った石や木から保護したり、必要以上に汚れるのを防いでくれる。ここも栗の木の木陰なのでおそらく守ってくれたと思う。
僕が使っているグランドシートはこれ。正直こんなに高いのはいらないと思う。色を気にしなければ、農業用のブルーシートみたいなもので十分。あまりに分厚いものは重くなりすぎたりするのでそのへんは注意が必要。
袋の内側に説明書があるのでわからなかったら見ればいい。
内容物は
フライシート(テント外側 カーキ色)
インナーテント(テント内側 黒色)
骨格用ポール
ペグ・ロープ
ペグ16本の他、ロープと補修パッチが同梱されていた。
カーキのフライシートから広げて張り始める。
赤で囲った部分がポールを通すところで、2本ともポールを展開して通して良い。通し終わったら金具にポールを差し込む。対角線場の金具に差し込むことでテントの形に立ち上がる。
あとは好きな部分からペグを刺していく。
こんな感じ。テントとして成立させるのにはペグは最低でも8本必要。
フライを前後とも跳ね上げるには12本。
グランドシートも同様に固定するなら16本は必要になる。
また、今回は飛ばしてしまったが、骨組みのクロスした部分からロープを貼るのが正式な建て方。もう2本追加でペグが必要。
そこをつけると横の張りがしっかりする。部屋ももう少し広くなるはず。
入り口を巻き上げた状態。パップテントのようにこの状態でも成立する。
インナーテントを利用する場合は、黒を中心に周りに白、左右に白ラインになるように置く。
テント内部の天井を見上げると、プラスチックの円形のパーツがついているので、そこにインナーテントの棒状のパーツをつける。ダッフルコートのトグルボタンのようなもの。
片側から全て行なうのは難しいので、反対側の開口部からアクセスしたほうがいい。
また、インナーの四隅にフックがついているので、本体のペクダウンした四隅にひっかける。
外から手を入れて引っ張り出すよつにすると楽。
これでフライとインナーが張れた。
これだけでもいいけど開口部を跳ね上げて前室を作りたい。前室用のポールは付属していないので別途購入する。
写真のようにだいたい水平か、少し上がるくらいにしたい場合はポールの長さは115cm。
使用したのはこれ。あまり太い物はタープ用なのでこれくらいでいい。なんならもっと細くてもいい。
この商品の場合、5節192cmが2セット入っているが、実際必要になるのは3節。残りは家で保管。
このポール、ロープと自在金具が付属しているが黒く見にくいので別途目立つガイロープを用意した。
この張り方で必要なロープは片側3.5m程度だった。2本で8m分あれば余裕がな?簡単なロープワークでラインは張ることができるので覚えておくと便利。
また、ペグも今回目立つ鍛造ペグに更新した。
チタンや、黒い鍛造ペグもかっこいいのはわかるけど、実際のところ目立つ方が安全だし撤収も楽。
エリッゼのオレンジを買った。長さは18cm
どこかで見た解説では28cmくらいがいいと書いてあったけど余程の強風か、家族キャンプで使う大きなテントや大きなタープを張る場合などでもない限り18cmで十分だと思う。
剣岳に登った時の帰りのテント泊は土砂降りで強風だったけど登山用の15cmそこらのペグでも抜けなかった。まぁ抜けそうならテント泊をやめる勇気や、おもりになる石や荷物にロープをくくる工夫をすれば問題ない。
中の広さ
さて中はこんな感じ
さっそく前回紹介のコットを置いている。
(この写真を撮った時は吊り下げボタンを全部してなくて少しインナーが垂れ下がっている....)
このまま展開してみる。
いやほんとに30秒かからず開けるのは感動モノ。
コットの長さが190cmで、インナーが220cmなので少し余裕がある。
身長182が横たわる。いい!とてもいい!!自分ちの畑なのにワクワクする!!
足を伸ばして上を見上げるとこんな感じ。この時には天井のボタンを全て取り付けているので頭に当たることはない。まぁぴったりなので気になる人は気になるかもしれない..?僕は車で丸まっても寝れるタイプなのでかなり快適。
また、コットを置いた写真から分かるように2人で使う場合は寝るだけならギリという感じ。
コット無しで多少触れ合っても大丈夫な時期や相手ならいいかもしれないけど、基本的に1人で広々使う方がいいと思う。
高さもコットを入れて座ると頭に天井があたる。
テントは基本寝る場所で、キャンプのほとんどは椅子に座って焚き火をしたり話して過ごす僕には十分だ。
そういえば左右にも換気口がある。
張った時に忘れていたが、この通気口の上の紐をクロスしている部分に巻きつけて、ロープを張るのが正しい建て方!こういうミスがあるのでキャンプに行く前に一度張って確認したいところ...
わざわざ突っ張って開口部を確保するための棒までついている....
今回の買い物、ほぼ全てがうまくいった。次のキャンプが楽しみで仕方がない!
240916 追記
記事を書いた時は色々と忙しくて完全に忘れていたのだけれどサイドはロープを張る。
骨組みにかけるフックもしてなかったね...
また実際に使った日はあいにく、20:00から翌7:30までずっと雨が降りっぱなしだった。
浸水したり、水がしたたるようなことはなかった。
2日目は晴れたの乾かすことができた。
なかなかに使いやすいテントだと思う。カタチもいいし
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