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ヘンソンシェービングの実際のところ

HENSONシェービングについて。

色がいい。僕が買ったのはタン
2022年の夏ごろ買った。それから2年近く使っていくつか思うところがあるので書こうと思う。

アルマイトがいい。落ち着いた色。
写真で見るより薄いと思った。

剃り心地は優しく、無理に肌を削られるような感覚はない。(おそらく僕が買ったのは深剃りとかではなくスタンダード。最初は深さのバリエーションが無かったように思える。割と売られ始めすぐに買ったのでスタンダードだと思っている。使用している刃はフェザーのハイステンレス)

普通に剃っていて血が出た事は1回か2回。2年間ほぼ毎日風呂に入る時に使用する感じでその程度なので攻撃性は低いと思う。

一枚刃のカミソリは初めてだが、完全に刃物が初めてかというとそうではなく、床屋さんが髭を剃ってくれるような“レザー”と呼ばれるタイプのカミソリで髭を剃ったり眉の形を整えたりに使っていた(フェザーのプリエールという業務用のホルダーに替刃を入れて使うタイプ。)ので完全な初めてよりかは怪我するリスクは低い事も考慮して欲しい。

ただ肌の強さや髭の硬さなどによって個人差があるのであまり剃り心地については触れないでおく。そこではなく買わないとあまりわからないあたりの話をしたい。


微妙なところ


◯アルマイトとステンレス製の刃で電蝕する。

これは1週間程度使って刃を交換する時の状態。
使用後は水で流し風呂場から出し、棚に置く。商品の使用イメージとしても普通の使用される環境としでもこんなもんだろう。

そして上の写真に錆色が見られると思う。これはアルミとステンレスの間のイオン化傾向の差で錆が発生する電蝕と呼ばれる現象により出た錆だと思われる。

アルミが錆びているわけではなく、刃の錆が乗っている状態なので爪で引っ掻くようにすれば落ちない事はない。

ただ毎回綺麗に落とすのは面倒で、サッと拭いて刃を交換する事も少なく無かった。

そして1番の問題は刃の出が変わっていたこと。

冒頭でも述べたように髭剃りで血が出るというのはほとんどなかったのだけれどある日、使い始めて少し刺激が強いなと思った矢先、少し血が滲んできた。

珍しいなと思いながら剃り続けるがやはりいつもより刃のエッジを感じる。

ふと指で刃の出を確認するといつもより出ている。目視で見ても刃の銀色が見える量が多い。

画像は正常な状態で、赤丸部分には刃の厚み分の隙間しかないが、その時はこの箇所に隙間が空いていて、青矢印方向に指でつまむように力を加えるとグニっと動くのが確認できた。

原因は電蝕によるサビが溜まっていたことで、刃をしっかりと抑えられず、歯が外側に出ていた。

これはいただけない。刃をつけた時しっかりと確認すればよかったが、ハンドル部の締め付け感はいつもと同じように最後までキツくしまっていた。が、実際にはうまくいっていなかった。

本来密着すべき場所に錆が盛り上がって締結が狂ってしまったようだった。一度綺麗にして再度付け直す事でなおった。

またこれは僕の無知かもしれないが、数日使った時点でカミソリは写真のように割れている。

ハンドルの締め付けにより、刃をしならせる事で角度を出している。他のメーカーでもこのタイプは少なくないように見受けられる。なので特別この品物のせいというわけでは無いかもしれないが、この刃の割れでもやはり剃りの角度が変わる。

◯切削跡

精度が出れば物としては問題ないのだろう。
単純に見た目として、また製造業をある程度知っている人間からするとヘッド部分をもう少し頑張ってもらいたかった。

ハンドルはロゴや滑り止め彫刻といったデザインや、綺麗な表面に仕上がっている。

内側も切削跡がある。lotは031らしい。

そんな感じで機能的、外観的な“思うところ”を買いてみた。

実際、2年使っていて剃りあがりはかなり満足している。全く痛くなく、綺麗に剃れる。

サビの話も毎回綺麗にすればいいとか使い終わったら完全に水気を取る事で回避できるかもしれないがこれが起きないホルダーがあればやはりそっちがいい。

フェザーのカミソリが好きなので次回はフェザーのオールステンでも試してみるつもり。


◯余談 捨て刃入れ

これは余談だが、鋭く危険性のあるカミソリやカッターの刃などそのまま燃えないゴミには捨てられないので100均の缶の貯金箱がおすすめ。たくさん溜まったら入り口テープを貼って燃えないゴミの袋に入れられる。

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