<コラム>一年半のリモートワークを経験してみて
こんにちは!mot_note編集部です。
コロナ禍で世界的に大きく変わったことの一つと言えば「リモートワーク」ですが、MOTでも昨年4月頃から本格的にリモートワークに取り組んできました。
コロナ禍以前にはリモートワーク自体にも取り組んでいなかった会社
だったので、出社をしない働き方自体が初めての経験だったわけですが、
そんなMOT社員にとってのリモートワークは一体どうだったのでしょうか?
リモートワークで感じたメリット
①通勤ラッシュのない生活
これは本当にメリットだと感じます。
朝会社に行くために色々と準備をして、慌ただしく電車に乗った先が
満員電車だったときには、会社に着いて業務を開始する前に疲れ果てて
しまっていました…
これを週に5日も繰り返していたわけですから、心身への負担は
相当あったことが良く分かりました。
②時間の有効活用
通勤する必要がないので、片道1時間をかけて通勤していた人は
最低でも往復2時間のゆとりが持てるようになります。
睡眠時間がたっぷり取れる、しっかり朝食を食べれる、朝早く起きて運動
する、勉強や趣味の時間にする、家族と一緒にいる時間が増えるなど、
公私ともに今まで以上に良い生活ができているなと実感ができました。
③仕事も効率的に
これは業務内容や業種によるところが大きいかもしれませんが、例えば
筆者の場合は主な業務が会議や資料作成、プロジェクトの進行管理など
になりますが、以下のように各業務でそれぞれに良い影響がありました。
<会議>
・ビデオ会議になることで、事前に膨大な資料を印刷して準備する
必要がなくなった。より自由に色んな資料を見せれるようになった。
・時間が限られるので、会議の本題により集中することができたり、
事前の準備が今まで以上に必要となったので、会議に対する意識や
メリハリがついた。
・井戸端会議のように隣同士で雑談したり、話が脱線したりすることが
無くなった。
・会議室への移動やセッティングなどが無くなり、開始時間と同時に
円滑に始められるようになった。
<資料作成>
・在宅環境に慣れてくれば出社時と同様のパフォーマンスが発揮できる。
・出社時と違って急に話しかけられたり、呼び出されることもないため、
作業に集中することができ、資料作成にかかっていた時間が短縮された。
・伝えることへの意識が変わり、より良い資料づくりを心掛けるように
なった。
<プロジェクト関連>
・タスクやスケジュールへの意識や取り組みがより高まった。
・今まで口頭ベースで終わっていたことが具体化されるようになった。
・目標や意識が共有しやすくなった。
・各自の自主性が向上した。
どれもこれも他の企業から見ると当たり前のことかもしれませんが、
それができていなかった私たちにとっては、業務レベルや意識が格段に上がる良いキッカケとなりました。
是非これからも続けていきたいと感じたリモートワークのメリットです。
リモートワークで感じたデメリット
①コミュニケーションが偏る
普段は業務に関係する社員としかコミュニケーションを取らないため、
それ以外の社員とは話す機会が無くなり、コミュニケーションや交友範囲
が狭くなることです。これは社内レクリエーションや取り組み次第では
リモート環境下でも変えることができるのではと感じています。
②出社が必要な業務が残っている
そもそも出社が必要な業務が残っているとリモート効率は良くありませ
ん。最近では少なくなってきましたが、書類に判子を押したり、
書類原本を必要とする業務などがまだまだ残っています。
こちらもこれからの取り組み次第で改善できる余地があると感じました。
まとめ
この一年半、公私ともに充実した生活を送ることができ、
圧倒的にメリットの方が多いと感じたリモートワークでした。
時間に余裕ができたことで、自分自身のことだけでなく、
業務の本質や課題、会社全体のことにも目を向けられるようになり、
取り組みや行動面でも良い成果が挙げられました。
出社する必要が無くなれば、オフィスの縮小化やペーパーレスなどの
コスト削減にも繋がりますし、
また、場所を問わず働けるというのは、プライベートの充実にも繋がり、
人材確保や維持の面でも非常に魅力的になるのではと感じています。
コロナ禍だから仕方なくというのではなく、
これからの働き方の一つとしてリモートワークを実感できた良い経験
となりました。