バカがテレビを観るのか テレビがバカを作るのか
「セクシー田中さん問題」「反ワクチン」「国立図書館の放送アーカイブ構想反対」「ミヤネ屋の統一教会追及」──これらの根底にあるものについて。
加藤文宏
はじめに
一昨年、諸事情あって別名でテレビ制作の裏事情を批判する記事をプレジデント・オンラインに寄稿した。
「バカな視聴者がよろこぶから続けている」テレビ局がワイドショーをやめられない根本原因──保育園のようなスタジオセット、提供するのは「喜怒哀楽」は、月刊「正論」へ寄稿したワイドショーが善悪を決めていいのかに発展するメディア批判の序章とも位置付けられる記事で、書いた内容は古びるどころか昨今ますます重要になっているため未読の方はぜひ読んでいただきたい。
今回は漫画を原作としたドラマ「セクシー田中さん」に端を発する事案を出発点として、テレビ制作の実態をざっくばらんに書いていこうと思う。
証拠が残らない消え物としての放送
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