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Kヒロとハラオカコロナ禍を論考

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2020年1月からコロナ禍を記録し続けているコロナ禍カレンダーとともに、調査や取材を通してコロナ禍ゆえの問題を考察します。
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#反マスク

私たちはヒーローだった・コロナ禍2年を振り返る

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 人の心がパンデミックを左右したマスクをつけて、手洗いをして、自粛して、ワクチンを接種する。やるもやらないも各人の意識次第。人の心がコロナ禍の様相を左右しました。 やるかやらないかがコロナ禍を左右したのだから、実行した人々は闘い続けた人々で、互いに尊敬しあえるヒーローと言ってよいでしょう。これが2年間の結論です。 しかし「ただそれだけのこと」を拒んだ人々も多数いました。次に示す画像は、反ワクチン派の人物が彼自身について説明した走り書きの一部で

反ワク・チラシの正体と見えない集団

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 郵便受けに投げ込んでいるのは誰かコロナ禍で発生した諸問題をこれまでに40回近く記事に取り上げてきた過程で、反マスク派・反ワクチン派の活動をしている人や活動をやめた人から話を聞く機会があった。こうした人々の証言をもとに、今回は郵便受けに投げ込まれる正体不明のチラシについて考えようと思う。 そもそも誰が郵便受けにチラシを投函しているのだろうか。 反マスク派・反ワクチン派の人々が自ら地域を歩き回ってチラシを配る例だけでなく、ポスティング会社に配布

反ワクチンをやめた人たちに聞く新しい生活

やめた人といつまでもやめられない人の違い。やめた人はすっきり出直している。やめられない人のコロナ禍以後。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 反ワクチンをやめた3人2021年秋。ワクチン接種2回目終了の人が6割を超え、自治体によっては接種率80%に到達すると言われるまでになった。嫌がらせを受けるのを避け後腐れなく集団を抜ける方法を『反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら』に書いた7月の状況を考えると、まるで別世界のできごとのようにすら感じる。 この記事を掲載する以前から

終わらせたくない彼ら/反ワクチン陰謀論と6時間

陰謀論者はコロナ禍の終わりを想定していない。帰るべき場所もなくなっていた。そもそも目覚めるとは何なのか。 取材:加藤文(Kヒロ) マネージメント:ハラオカヒサ はじめにまず最初に、お断りしておかなければならないことがある。 2021年7月、筆者は知人から旧知のA(30代男性)がSNSで陰謀論を元に反ワクチン、反マスクの主張をし、主張通りの行動をしていると教えられた。陰謀論の只中にある人への取材は十分ではなくわからないままで解決されない問題がいくつもあったためAと接触して

あの人たちの常識・埋めがたい溝・コロナ禍の明日

自分だけは感染しないという人、反マスク反自粛運動の人、ウレタンマスクを頑なに使い続ける人。あの人たちの常識は理解しがたい。しかしコロナ禍の行く末を左右するのは、あの人たちだ。 当記事では感染するはずがないという人、反マスク反自粛運動を経験した人、ウレタンマスクがやめられない高校生といったあの人たちの常識を明らかにしつつ、今後新型コロナ肺炎蔓延に与える影響を考えることする。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 感染するはずがないという人たちほとんどすべての人がマスクをつけて街を

提言/反マスク、反自粛の強制排除へ

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 提言不特定多数が集まる場でマスクをつけない者、効果のないウレタンマスク(や同類のマスク)をつけている者、新型コロナ肺炎の蔓延を防ぐためのセオリーに反した行動をとる者がいる。また、こうした行動を助長する発言を繰り返す者がいる。 1年半以上も続くコロナ禍は、これらを強制的に排除しなければならない状況に至っている。 特定の疾病や体質などでマスクをつけられない者、ワクチン接種を受けられない者の権利も守られなければならないが、国内外のライブ会場でPC