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Kヒロとハラオカコロナ禍を論考

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2020年1月からコロナ禍を記録し続けているコロナ禍カレンダーとともに、調査や取材を通してコロナ禍ゆえの問題を考察します。
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#記録

みんな記録を取ればいいと思うよ

著者:加藤文、ハラオカヒサ 小学生の偉業から学ぶべきもの2021年、小学生の地道な努力によって成立した論文や観察記録が世界的に高く評価され、ニュースで報道されたことで話題を呼んだ。 高く評価されたのは、日本に生息するカブトムシは完全な夜行性という定説を覆した埼玉県の小学6年生の観察と記録、青森県平内町の小学生が55年間ハクチョウの飛来と旅立ちを観察した記録だ。それぞれ論文となり前者は小学生が第一著者としてEcologyに、後者は研究者が論文にまとめData in Brie

“コロナ脳” と馬鹿にする人と地域、蔓延の関係

著者:加藤文宏(Kヒロ)、ハラオカヒサ キーワード“コロナ脳”の誕生コロナ脳という言葉が生まれた瞬間を紹介しようと思う。 “コロナ脳”がWEB上で使われた初出を探ると2020年1月24日にツイートされた例と、1月28日、29日の例が見つかった。(日付を区切ってWEB検索しし、さらにSNS内を検索して精査した) [1月24日/コロナウイルスにはコロナビールをぶつけるようなコロナ脳はやめろ]ダジャレの域を出ないうえに、独り言といってよいツイートだった。[いいね]を1つ獲得し

ワクチン確保から接種まで後手後手だったのか

著者: X、ハラオカヒサ (誤記訂正を行いました。これまでにご指摘いただいた方々に感謝いたします) 無関心から批判へ2020年1月15日の国内感染者初確認は、日本在住者にとって新型コロナ肺炎が海のむこうのできごとではなくなった瞬間だった。しかし国内では新型コロナ肺炎をマスク不足を通して実感するにとどまり、とらえどころがなく現実味が薄いままさっぽろ雪まつりクラスターの発生や志村けん氏が亡くなる事態へ突入していった。 しばらくコロナ禍はマスク不足、トイレットペーパー不足、他

なぜコロナ禍カレンダーなのか

コロナ禍カレンダーと当ブログのアウトラインコロナ禍カレンダーはTwitterアカウント@mostsouthguitar が公開している、2020年1月から現在にいたるコロナ禍のできごとをカレンダー形式に落とし込んだ[見て把握するための]データベースです。 公開後改訂を繰り返し、現在ver2.0もしくは2.0.1になっています。 今後、Twitterとともにnote上にあるこのブログでコロナ禍カレンダーを公開する予定です。 なぜコロナ禍カレンダーが必要なのか、なぜデータベ