マガジンのカバー画像

noteブラックポエム全集

121
ブラックポエムの定義は  ❶黒い意味の内容を美しく表現する詩的な間接表現 ❷美しい意味の内容を黒く表現する詩的な間接表現 皆様のブラックポエムを収録致します。
運営しているクリエイター

#爆裂オモシロガール・ヒスイ

「手放して 今朝が最後の―― ヒスイの春隣・1句」

本日は、春の初めの俳句をひとつ。 「手放して今朝が最後の薄氷」ヒスイ (てばなして けさ…

「翠立つ 指先あわく―― ヒスイの冬・1句」

本日は、冬の俳句をひとつ。 「翠立つ 指先あわく 大根葉」ヒスイ (みどりたつ ゆびさき…

「臨界点、の黒俳句。ブラックポエムフライデーです」

「雪の下 素手さぐりとる 臨界点」ヒスイ さっき起きました、ヒスイです(笑) 今日は金曜日…

「漆黒の詩で、新春を寿ぐ。ヒスイのブラックポエムフライデー 俳句版」

「きみの手が 温熱ぬがす 七日爪」 季語:七日爪(なぬかづめ) 『〈七草爪〉または〈七日…

「鼓動のない恋。夏の記憶をとじこめる ヒスイのブラックフライデー」

『静止画像の、恋』 私は、静止したきみに恋をした 夏のさかり 路傍の影を 指で押す カラカ…

「甘いだけの紅茶、欲しい(笑)? ヒスイの黒詩+100本ノック⑤」

『ほんのり甘いバニラティー』 うちには世界中の紅茶がある。スリランカのセイロン、インドの…

「愛されるハリネズミのごと。ヒスイの黒詩”再生×ゆめのさん”」

『再生:愛されているハリネズミのごとく』 世界の四隅が鋭角に 白波けたててくる朝は あたしは布団から出ない。 真綿にこもり ハリネズミのように体を丸める 静かな昼のあとには、夕暮れ あたしは目を閉じ、新しい朝を待つ 薄雲が空を渡るあいだ 再生の夢を積む 愛されるハリネズミのごと 小さな四肢を投げ出し おだやかに。 本日はブラックポエムフライデー。 まつお兄しゃんの11月お題「ゆめのさん×再生」をテーマに 書きました。 まつお兄しゃんは、最近、kindleで新刊を

浮気をしない。連絡が切れない。会いに来る。
なにを言うにも、あたしを傷つけない言葉を選びぬいている。
復縁後のきみは、まるで忠犬ハチ公。

『恋愛感情はないんだ、きみを好きなわけじゃない』
3カ月前のきみは、確実に女のエロさを引き出したんだけど。
さてこの忠犬。
どうしようかな。

「マウントの取り方が、わからない(笑)」

おはようございます! 「北斗のヒスイ」です(笑) ←命名、きゃらをさま(笑) さあ、金曜日で…

「別れている間、ほかの男の飯を食った?」
「たべたよ。あたし、料理上手な男が好きだもの」
きみの目にグレーの煙がたつ。
あたしは目玉焼きにナイフを入れた。
とろりと流れる。昔の男の嫉妬は無駄に美味。
「半熟具合は、これが一番かな」
やつが笑う。
グレーの煙が、銀色に輝いて消えた。

「黒白のさかいに、愛がある ブラックポエムフライデー」

「40秒後に。連絡する」くそタンス 今日は、人の力を借りての、相聞歌です。(笑) 黒の応ヒス…

「夜のヒスイ・昼のヒスイ 黒の詩人と巨大マツタケ。も、わやくちゃ日記(笑)」

ヒスイでーっす💛 今日はお休みしようかと思いましたが。 夜の2000字が遅ーくなりそうなので(…

「140字・20秒の恋歌:62・殺菌済みの恋」

終わったばかりの恋は、まだ粗熱をもっている。 理不尽な怒り、爪の甘皮をむしるような嫉妬、…

「140字・20秒の恋歌:㊻会いたい・会おう・会える」

あいたい、と 会おう、と 会える、は違う。 きみは「会いたい」という。 あたしは「会えるよ、会おう」という。 きみはもういちど「会いたい」と答える。 このみっつの言葉の距離に きみが気づく前に 夏が来てしまう。 恋心は 汗とともに蒸発する。 もう。 あいたくもない。 ーーーーーーーーーー この140字は、まつおさんの#ブラックポエムに参加したものです。 まつおさん、いかがでしょうか(笑)? #ブラックポエム