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生きる働く#08 ガチ家族会議

家出をきっかけに、我が家の運営を考える目的で、私の父と夫の両親を招集し「ガチ家族会議」を開催しました。でもこれ、私だけが違う価値観で生きているので、勝ち負けではないですが相当不利で、先に私の個人的見解をいうと「世代間ギャップがあり過ぎてその溝を埋めるのは不可能」でした。

人を変えるのは難しい

当時夫の残業が多かったので、3歳未満の子を育てている場合に所定外労働を免除する(リンクから厚生労働省「育児・介護休業制度」のPDFが開きます)という制度を使ってみてはどうかと、夫に提案しました。ここでもまた育休取得時と同じで「できない」とのこと。ダメ元で、一時的な時短勤務や100歩譲って在宅勤務など働き方を変える提案をしましたが、全部「できない」一辺倒で、人を変えるのは無理と悟りました。一応フォローすると、夫の業務は在宅勤務には向いてないです。(現在は新型コロナ感染拡大の影響で在宅勤務中です。そこは「できない」を貫ぬいてほしかったよね。)

「働く」=「モーレツ」

という感じで、すでに夫との世代間ギャップ(5歳差)がある状況で、私の父と夫の両親に話をしたところで、親世代は専業主婦が当たり前の時代ですから「息子には一家のお父さんとしてお仕事頑張ってほしいし、残業も引き受けてほしい」ということで、めでたく夫は引き続き残業することになりました。何なら「21:00なんかにお父さん帰ってきたことなかった」そうで、むしろ帰宅早い、くらいの感じでした。尚、私の父は、私が怒ると怖いことを知っているので何も発言せずただその場にいる地蔵でした。

親たちと話していると、どうやら「働く」のモデルケースが「会社から言われたことは全部引き受けてたくさん働く」しかないようなのです。そうした価値観があるのは知っていますし、その働き方の人がいても一向に構わないのですが、父親も母親もそれだったら単純に家庭が回らなくないですか?

埋まらない溝

最終的に「あなた(私)が残業や出張も全然していいのよ!全力でサポートするから!(これで万事解決)」ということで、いや、それはありがたいけど、そうゆうことじゃないんだよな、と。なぜか私もモーレツに働きたい人だと思われていて、いくら説明しても分かってもらえなかったので理解されない話としてそのままにすることにしました。

その一方で、何十年と父親はモーレツ時代(当たり前)を過ごし、その姿を見ながら母親は家事育児に専念(無休で無給)してきたわけで、それを否定しかねない私の持論は意味が分からないし、受け入れたくないものだったのかなとも思います。これは会社でも起こりがちなパターンで、共感や理解のある人はいいのですが、「自分の時代はそんなことできなかった」と反感を買うこともあるので、こっそり進めるのがいいのかもしれません。

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