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MOSSの事業構想をお話します。

MOSSの村田尚貴です。前回のnoteではなぜ私がMOSSを立ち上げたかについて書かせていただきました。そのnoteがこちらです。

そして今回は具体的にMOSSがどんなことをやっていきたいかを書いていきたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。

心理者の現状の課題

MOSSのミッションは「心理職が活躍する仕組みを創造し、心理職の労働と雇用の課題を解決し続ける」です。

では、心理職の方々がいまどんな課題を抱えているのか。現役心理職の方へのインタビューなどを通じてわかってきたことを、以下の図にまとめました。

【プレゼン用】事業計画書ver.05-newDesign

これはあくまで仮説ですが、それなりの妥当性を持っていると考えます。これらの課題(原因)を解決するために、私たちMOSSは2019年12月1日から本格的に動き出しました。

どんなことをしていきたいか

次に、MOSSが今後どんなことをやっていきたいか、現時点の構想をお話したいと思います。

MOSSは「思いやりでつながり、広がってゆく世界」を実現するために、事業を4つのフェーズに分けています。

Phase1- メディア事業(→マッチング事業)と予約決済管理ツール

まずMOSSは、社会のメンタルヘルスリテラシーを高めるために、心理職とともに一般の方に知ってほしい「心の知見」をわかりやすく届けるメディア事業に取り組みます。その理由は大きく3つあります。

1つ目は、どれだけ素晴らしい心理職の支援が受けられるサービスができたとして、認知してもらえないと使われないからです。何より、心理職や心理相談への偏見、不安、抵抗感がまだまだ根強い日本社会だからこそ、まずは心理職や心理相談への認知を変えていく事業が必要だと考えました。

そして、社会の認知を変えるには時間と資源が必要です。だからこそ、今から少しずつ時間と資源を投資して、メディア事業を育てていこうと考えました。

2つ目は、仲間集めをするためです。事業発展のためには、一緒に事業を育ててくれる仲間が不可欠です。心理職をはじめ、少しでも多くの方にMOSSの存在や想いを知ってもらうためにも、メディア事業から始めたのです。

3つ目は、MOSS立ち上げメンバーが共通してWEBマーケティングのインターン出身であったことです。まずは自分たちの知識と経験を生かせるところから。これもメディア事業から始めた理由の一つです。

以上、3つの理由からMOSSはメディア事業を始めました。そして、メディア事業には真の目的があります。それは、相談者(クライエント)と心理職とのマッチング精度を向上させることです(詳しい内容は後日noteにまとめたいと思います)。

さらに、メディア事業と並行して、心理職向けの予約決済管理ツールの開発も進めています。これは心理職の業務効率化と開業支援を目的としたプロジェクトです。

これまでアナログでやってきたことをITによって効率化し、少しでもクライエントさんへの支援に集中できるように、延いてはIT化によってより良い支援が提供できるようにしたいと考えております。

Phase2- コミュニティ事業と電子カルテ

ここからはまだ決まっていないことも多いため、さらっと目的とサービスの概要をお話していきます。

Phase2では、心理職の教育面と雇用面の課題解決のために、心理職専用コミュニティサイトを立ち上げる予定です。そして現在、その前身としてSlackによるコミュニティ運営をしております(こちらについても後日noteで紹介させていただきます)。

並行して、予約決済管理ツールをより高度な業務支援ツールとして電子カルテへとバージョンアップさせる予定です。

Phase3- 職域開拓事業とシェアカウンセリングルーム事業

Phase3では、心理職の雇用創出(職域開拓)と安定化のために、企業と心理職とをつなぐプラットフォーム事業とシェアカウンセリングルーム事業に取り組む予定です。

Phase4- ??事業

そしてPhase4では、保険のような仕組みをつくる…?それとも一人ひとりに専属カウンセラー・コーチがいるのが当たり前になるような仕組みをつくる…?はたまた世界中の心理職とつながれるプラットフォームをつくる…?

いえ、実は何も決まっておりません。

正しくは決められないです。なぜなら、仮にPhase3まで予定通りに事業が成長したとして、きっと新しいニーズや技術、そして課題が生まれているからです。

ただ、Phase4があることは間違いないと思います。MOSSはまだ起こっていない未来の事柄やビジョンを鮮明に描くことで、皆さんにエネルギーを与えいきたいなと考えております。

MOSSの行動指針

最後に、MOSSの行動指針のようなものをお話したいと思います。

MOSSは心理職の課題解決をミッションとした団体ではありますが、心理職の想いを一緒にカタチにし、イノベーションを起こす団体でもありたいと考えています。

なぜそう考えたのか。大学院での学びやインタビューを通じて、心理職には大切にしたいことがたくさんある、ということを身をもって実感したからです。

そしてそれらの多くは〈クライエントのため〉であり、その〈大切にしたいこと〉を無視するでも壊すでもなく、どう活性化させるかを考えたい。そのためには心理職の方と対話を通じて一緒にプロダクトをつくっていく必要がある、そう考えました。それが、ただ破壊するだけのイノベーションではなく、創造的なイノベーションを生むと信じて。

また、佐宗邦威氏(2015)によると、欧米のデザインスクールでは「イノベーションを担う3つの輪」という考え方があり、佐宗氏はそれを以下の図にまとめました。

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この考え方は「デザイン、ビジネス、エンジニアリングの3つの要素が協働することでイノベーションを生み出すことができる」というものです。

1、構想:人間にとって望ましい姿を構想する=デザインの役割
2、実現:再現性をもって実現することを可能にする=エンジニアリングの役割
3、商売:社会にとって影響力を広げていく商売の仕組みをつくる=ビジネスの役割

MOSSはこの考え方に則り、心理職の方とともに構想(デザイン)を練り、ITベンチャーとしてエンジニアリングとビジネスのリソースを提供し続けたいと考えております。


最後までこのnoteを読んでいただき、ありがとうございました。動き始めたばかりのMOSSを、これからどうぞよろしくお願いいたします。

MOSS代表・デザイナー 村田尚貴

佐宗 邦威 (2015). 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 クロスメディア・パブリッシング


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